チェンマイ独居老人の華麗なる生活2789
(#4 別れのとき:追憶)
別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。
花は毎年必ず咲きます。
川端康成 (作家)
@ ロイクラトンが終わればゴミが出る。
早や11月9日には、チェンマイのピン川から約15トンのクラトン(灯篭)のゴミを回収した。

チェンマイ灌漑局は、回収されたクラトンの3%が分解不可能であり、残りは分解可能な天然素材であると発表。

回収しやすいように、クラトンをピンパデードの水門に流れるよう仕向けており、10日にはさらに10トンのゴミが集まるという。
分解可能なゴミは堆肥に使用し、その他は別の方法で処分する由。

☝ 流されたクラトンはゴミと化す。
(source: The Nation)
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A APECサミットの警備に25,000人の警官。

11月18〜19日、第29回アジア太平洋経済協力 (APEC) サミットがバンコクで開催。
これに向けて25,000人の警官が配置される。
サミット参加者の車列のルートに沿っての警備や、1部は高層ビルの屋上にも配置。
約50のセキュリティ チェックポイントが設置される予定。
11月16日〜19日まで、ラチャダーピセーク通りの1部区間で、24時間体制で道路閉鎖される。
バンコクでは11月16日〜21 日まで、ドローンの飛行禁止。
また11 月16日〜18 日まで、バンコク、ノンタブリー、サムットプラカーンは祝日となる。
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APEC会場周辺の整備も怠りない。
電線の美化を図る。




樹木も美しく・・



(source: Bangkok Post)
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B 「早く金利を上げて、円安を止めなさい」
経済学者・野口悠紀雄氏が「週刊現代」で提言している。

<ブレーキとアクセルを同時に踏む日銀>
いま岸田総理がやるべきことはただ一つ、「円安を止めること」です。
それなのに、政府は「総合経済対策」で誤魔化そうとしています。
この対策の柱は高騰するガソリンや電気、ガスに対し補助金を出すという内容で、一見、暮らしが楽になると思われるかもしれません。
しかし結局は円安による価格高騰を見えなくして、問題を覆い隠しているだけなのです。
円安の原因は、「日本とアメリカの金利に差があること」です。
今年3月以降アメリカが金利を上げているのに、日本は金利を上げていない。
その結果、金利が高いドルを買って円を売る動きが生まれ、円安になる。
この日米の 「金利差」 を解消しない限り、円安は止まりません。
ところが日銀は、金利を上げようとはしない。
それどころか、為替介入という円安の「ブレーキ」と同時に、金利抑制策という「アクセル」を踏むという不可解な状態を続けています。
いったいなぜ金利を上げないのか。
それは大企業をはじめ、円安によって利益を受けている人々がいるからです。
特に製造業は、輸入する原材料費は価格に上乗せして国民に転嫁することで円安の恩恵を受けている。
しかしその陰で、円安で増大したコストを価格転嫁できない中小企業が苦しんでいる現実があるのです。
そもそもこの流れが始まったのは、2000年代はじめでした。
中国が工業化し、日本の製品は価格競争にさらされるようになりました。
そこで政府が取った戦略が、「円安誘導」だったのです。
しかしこの時期、本当に必要だったのは他の国が追いつけない新しい技術を作ることでした。
実際、アメリカやアイルランド、韓国、台湾などは、ITに対応した技術の開発に成功し、いまも世界のトップを走っています。
一方、日本は円安による「安売り戦略」に依存し続け、総じて企業の力が弱くなった。
岸田総理が言う「リスキリング」(新しい知識や技術を学ぶこと)も重要ですが、これだけで解決できるほど根は浅くない。
企業が大学院などの高等教育をもっと高く評価し、研究・開発に力を入れなければ、日本企業が強くなることはできません。
金利を上げて円安を止める。
そして円安依存してきた企業の開発力を高めていく。
日本再生の道はこれしかありません。
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今日(11月11日)、チェンマイの人気両替店「SK」でジジイが両替した。
10,000円 = 2,542バーツだった。 涙が出そうになる。
野口悠紀雄氏が寄稿した「週刊現代」の記事のタイトルは、
「暗愚の岸田だが日本ほ滅ぼす日」である。
その前にチェンマイ在住の日本人が滅びてるわ。
くそったれ!
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C #4 別れのとき
誰にも出会いはあるが、 必ず別れの時がやって来る。
特に悲しくてつらいのが、 最愛の人との別れ。
恋人との別れ、 愛妻や家族との死別もあろう。
今日は映画を懐かしみながら、 愛し合う 「男女の別れ」 をご覧ください。
では映画 「男女の別れシリーズ」 、 第4弾をどうぞ!
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今回は、離婚した2人が数年後、ニューヨークの路上で偶然出会う。
この時の2人が交わす会話と表情が何とも言えず、涙腺が緩む。
別れなくてもよかったのに...
好きな彼/彼女と別れた経験がある人なら、2人の気持ちが自分の事のように蘇る。
バーブラ・ストライサンドの歌「The Way We Were」が流れるラストシーンはもう最高!
映画『追憶』(The Way We Were)は1973年の米国映画。
上映時間118分。

監督:シドニー・ポラック。
主演:バーブラ・ストライサンド(当時31歳)
ロバート・レッドフォード(当時37歳)
予告編をどうぞ!
☟
https://www.youtube.com/watch?v=CKvBvWb0Wzg&t=19s
(あらすじ)
理想主義的な左翼思想に傾倒する頑固なケイティー(バーバラ)と、政治的主義にとらわれない考えを持つハベル(ロバート)。
信条が正反対の2人は大学で出逢い、卒業後それぞれの道を進む。
第二次世界大戦の最中、ケイティーは偶然ニューヨークで、軍人となったハベルと再会し恋人同士になる。

ケイティーはハベルの友人らのブルジョア気質に馴染めず、2人は一時は別れそうになるが戦後結婚した。
学生時代から小説を書き本を何冊か出版していたハベルは脚本家としてハリウッドで徐々に認められるようになる。
しかし、マッカーシズムの時代が幕を開け、ハベルらがよく集まる映画監督の家に赤狩りの盗聴器が仕掛けられていたのを知ると、ケイティーの政治思想が再燃し、妊娠中にもかかわらず同志らと政府へ抗議に行った。
そのことでますます反政府的な言論が制限的になりハベルの仕事にも影響を及ぼし、ハベルはふとしたきっかけで昔の彼女と浮気をする。
よりにもよって学生時代の女とのハベルの浮気を知ったケイティーは傷つき、ハベルもケイティーの理想主義に疲れ果て、2人の仲に深い亀裂が入り始める。
離婚を決意した2人だったが、ハベルはケイティーが無事に女児を出産したのを見届けてからケイティーの元を去った。
それから数年後、ニューヨークの路上でケイティが原爆禁止の署名活動をしている最中、二人は偶然出会う。

ケイティーはハベルに声をかけた。
ハベルはケイティーの知らない女性と再婚し、ケイティーも再婚していたが相変わらず政治活動に熱心だった。
ケイティーは懐かしいハベルに、娘が綺麗に成長していることを告げ、夫婦同伴で家に遊びにきてと言った。
だがハベルはそれはできないよと告げ、2人は穏やかに抱擁し合いその場で別れた。
ではぐっとくる最高のラストシーン(4分46秒)をどうぞ!
☟
https://www.youtube.com/watch?v=IQheWL99XEE
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ジジイは、ケイティー役がバーブラ・ストライサンドだったから、この映画の感動があると思っている。
バーバラでなく、これが例えばエリザベステーラーやキャサリーン・ヘプバーン、ニコール・キッドマン、ジョディフォスターではあの味は出せなかったのでは...

☝ エリザベステーラー

☝ キャサリーン・ヘプバーン

☝ ニコール・キッドマン
絶世の美女とは言い難いバーバラ、そして相手役は超美男子のロバート・レッドフォードで、絶妙の組み合わせ。

☝ バーブラ・スプレイサンド
バーブラ・ストライザンドが唄ってます。 追憶。
☟
https://www.youtube.com/watch?v=OLl2HD3enKE
今も思い出す。
ジジイは22歳の時、結婚まで考えた彼女(21歳)と別れてしまった。
お互いが決して嫌いになったわけではなく、ただただ遠距離恋愛の難しさ...ジジイの若さ、我が儘が出た。
別れずにいたらまた違った人生を歩んだであろう。
ジジイはもう77歳、この先もしも別れがあるとすれば....
腹上死であって欲しい。
チェンマイって ホントいいですね!