2015年03月07日

独居老人の生活202(ああ無情バス・#4アンコールワットへ)


独居老人と友人のHさん(67)は、2013年11月7日、プノンペンに到着。
そのあとシェムリアップへバスで移動、そこでアンコールワットを見物。
そしてタクシーでポイペトに向かい、そこから徒歩で国境を越える。

今日はタイ国境の町アラヤンプラテートからコラート(ナコンラチャシ‐マ)、
そしてチェンマイまでの旅をお伝えします。 
尚、前3作を未読の方は、そちらから先に目を通して戴ければ幸いです。 

地図をご覧なりたい方は ココをクリック。



チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐202(ああ無情バス・#4アンコールワットへ)


 旅の効用とは、現実を直視することによって
 想像力を抑えることであり、

 物事がどのようなものであるかということを考える代わりに
 それらをありのままに見るということなのである。

                * *


アラヤンプラテートで昼食を済ませた我々は、コラート行きのバスに乗り込んだ。
乗客は7分くらいか、トイレなしのバスは定刻通りに発車する。


ランチでビールを飲み満腹のせいか、直ぐに眠くなる。
2時間ほど走ったのだろうか、ウトウトしているうちにバスが停車、ここで休憩。
独居老人、トイレに駆け込んだのは言うまでもない。


出発後4時間過ぎて、町並みがポツポツ見えて来た。

「コラートだ、あと10分くらいかな、結構早くに着いたね」

と言葉を交わしていたのだが、ここからが長かった。

渋滞でバスのスピードは落ちる、ノロノロ運転もある。
結局約4時間45分の乗車でコラートのバスターミナルに到着。



ここからツクツク80バーツで予約のホテルに向かう。
ダウンタウンに位置する 「Siri Hotel」、ここに2泊。

料金は、1,860円/泊(朝食込み)、Hさんがagodaで予約。
値段の割には満足度の高いホテルだった。

他にこのホテルの良い?ところは、ロビー1階にカラオケ店が営業している事。
夕食を終えてホテルに戻ると、艶(あで)やかなオネエさん達の顔が拝める。

勿論拝むだけ。
超愛妻家のHさんは目もくれず、ジジイは名残惜しそうに部屋に帰す。 老いたこの身、出来ない体力では仕様がない。

             * *


コラートで2泊して、いよいよ最終目的地チェンマイに帰る。
朝8時発のバスに乗車、チェンマイ到着予定は20:50。

バス代は806バーツ。 
ジジイが旅立つ前にチェンマイのバスターミナルで購入した。


約13時間の長い乗車だが、トイレ付きバスだから安心だ。
途中、町々のバスターミナルに停車して北上。


停車時に、売店でビールを買ってバスに乗ろうとした時、
バス乗務員がジジイを見て言う。

「車内は飲酒禁止、ビールは預かり、降車時お返しする」

こんな無慈悲な扱い、酒飲みには艱難辛苦、奈落の底。

無情のバス旅とはこの事か!



ランチ休憩は午後3時頃、ピッサヌロークを過ぎて直ぐ。
ぶっ掛け飯にビール、たっぷり飲んでやっと地獄から解放。


ビールを飲んだ後のバスの中、トイレに行きたくなる。

オシッコを終えて出ようとしたら、ドアが開かない。

どうやっても開かない、鍵が壊れているのか。
暫くトイレ内で待ったが誰も来ない。

雪隠詰めの地獄のバス旅、いい加減にせーよ!
もう致し方なく、ドアをゴンゴンと叩く。

やっと最後列の乗客が気付き、外から開けてくれた。

なんと救助の女神は若い女性、ジジイはニッコリ、彼女もジジイを見て微笑む。


ここは愛が芽生えるチャンス!



ああ無情!











  彼女、超ブスだった。



こりゃダメだ。

(追記)   
参考迄に、今回の旅行費用総計です(’13年11月)

チェンマイ → バンコック → プノンペン → シェムリアップ(アンコールワット)→ アラヤンプラテート(タイ)→
コラート(ナコンラチャシ‐マ)→ チェンマイ

(1)航空券(CNX → BKK → PHN):8,015バーツ。

(2)ホテル代(8泊):約6,000B(18,000円)。

(3)カンボジア内出費:約7,000B(210ドル)

(4)タイ国内出費(バス代含む):約2,000B

        合計   23,000バーツ。 

ホテルは8泊とも、日本でAgodaを通して予約、全て円建てでした。 
カンボジアなら、特に予約なしでもホテルに困る事はないと思います。



我々が乗ったバスは40分遅れでチェンマイ到着、無事帰宅。
無情バスの長旅、もうヘトヘト、老いを実感しました。    


チェンマイって ホントいいですね!




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 00:38| Comment(0) | カンボジア旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月03日

独居老人の生活199(#3アンコールワットへ)


アンコールワットへの旅、今回でシリーズ3回目。
前の2作が未読の方は、そちらを先にお読み戴ければ幸いです。

バンコックから飛行機でプノンペンに到着した独居老人(当時68歳)と友人Hさん(67)、
2人のここまでの行程は地図でココをクリック。  ではどうぞ!



チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐198(#3アンコールワットへ)


本当の旅人とは、決まった計画など持たず、

どこかに辿り着こうという執着も持たないものだ。




シェムリアップ4日目。

この日はシェムリアップを去り、次の目的地コラート(ナコンラチャシーマ)に向かう。

前日Hさんがホテルの係員(男性)にタクシー手配を依頼。
朝7:30、ホテル出発の予定になっている。

タクシー代は40ドルに決定。

シェムリアップ → ポイペト(カンボジア国境の町)まで。
何故40ドルかと言うと、これはHさんの指値。


「地球の歩き方」に40ドルとあり、それを参考にした由。
但しジジイ持参の1年古い「地球の歩き方 ’11〜’12」には25ドルと書いてある。

「地球の歩き方」め、1年で随分と値上げして書きやがった。

加えてホテルマンの要請に応じ、Hさんは予約金として20ドルを先払いする。
タクシーの予約金支払いなんて、ジジイには初耳・初体験。



と言う事でHさん、特に交渉したとか、値切った訳ではない。
大らかなHさんには、値切る、値段交渉と言う発想はない。
と言うか優しい性格、そんな気が起きないのだ。


タクシーをホテルに呼ぶ必要はないのだが、ジジイが発熱でダウンしたためHさんに無理を言って頼んだもの。

やはり旅は健康と安全、Hさんに申し訳ない気持ち。

             * *


話は脱線するが、Hさんのエピソードをちょっと。

Hさんとタクシーに乗車していた時、驚いた事がある。
タクシーはプノンペン空港から市内のホテルに向かっていた。

市街地に近付いた頃、運転手が後部座席のHさんに手のひらを出して、「寄越せ」の仕草をする。
Hさん、徐(おもむろ)に財布を取り出す。

「まだ着いてもいないよ、料金払うなんて有り得ない」
とジジイ。

運転手は、Hさんが空港で見せたホテルの住所(予約書)を再確認したかったのである。

言われれば直ぐに金を出すHさん、裕福の上に東京の物価レベルで考えるから、1,000円、2,000円の金など端(はした)金。

ジジイの方はチェンマイ住民の金銭感覚、700バーツ(約2,000円)は大金。 このギャップは大きい。



話は本線に戻る。

朝7:30迄に迎えに来るはずのタクシーが現れない。
ホテルマンに催促すると、「間もなく来るから」と言う。

15分待っても来ない。
諦めてタクシー予約のキャンセルを申し出る。
外に出ればタクシーが拾えるからだ。

同時にホテルマンに予約金(20ドル)の返金を求める。
しかし「間もなく来るから」の一点張りで応じない。

25分待っても同じ、キャンセルに応じない。
業を煮やした独居老人、別の係員に言う。

「マネージャーと話をしたい」と頼む。

その係員がマネージャーか誰かに電話をかけていた時、丁度30分遅れでタクシーがやって来た。


タクシーと言っても個人のアルバイトの感じ。
ヤレヤレの気持ちでいざ出発。



約2時間でポイペト到着、目の前が国境である。

運転手に残金20ドルを支払う。
その時一緒に予約金20ドルの領収書を渡して言う。

「これでホテルからあと20ドルを貰えよ」

運転手は苦笑いして顔を横に振る。 貰える訳がない。 
予約金の20ドルは、あのホテルマンの懐に消えた。

                * *

何らトラブルなく国境を越え、タイ側の町アラヤンプラテートに入る。 「オー、我が母国に戻った」、そんな気分。  
地図でご案内、ココをクリック。


ここからコラート行のバスに乗車する。
バスターミナルの位置が分からないのでツクツク頼み。

国境で客待ちのツクツクに行くと100バーツだと言う。
無視して20m歩いてそこで拾う。 60バーツであった。

国境からコラート行きバスターミナル迄はツクツクで5分。


アラヤンプラテート → コラートはバスで4.5〜5時間ほど。
バス内にはトイレなし。 

覚悟を決める。 心の準備が必要だ。

その前にランチで腹ごしらえ。
待ち時間1時間を利用、近くの食堂に行く。


ここでぶっ掛け飯、惣菜をツマミにビール大瓶2本。
バス内で小便が我慢できなくなったら?

それはその時だ。 どうにでもなれ。

ビールを飲まずして飯など食えるか!



   コイツだけが頼み。












003.JPG
携帯トイレ、”小便入れたら直ぐ固まる”が謳い文句。


こりゃダメだ。

チェンマイって ホントいいですね! 




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 01:09| Comment(0) | カンボジア旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月27日

独居老人の生活196(#2アンコールワットへ)


昨日アップの#195の続きです。
未読の方は、そちらを先にお読み戴きたく・・・・・・・・。


チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐196(#2アンコールワットへ)


  旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る
       
                       松尾芭蕉


シェムリアップ1日目。

シェムリアップのホテルでの異変、こう書くと大げさだが、独居老人、体調を崩したのである。 体が重く、だるく感じる。

持参した体温計で計ってみると37度4分あり。

参考迄に、ジジイの旅行時の必携品は3つ、

(1)小さな懐中電灯。
(2)方角磁石。
(3)体温計。


予想だにせぬ発熱で”夜の街探訪” は中止。

Hさんには無理を言ってホテル近くのレストランで我慢して貰う。
ホテルの場所は街中、食い処が多くありこんな時は便利。


疲れからの発熱であろう、眠るに限る。
ビールを飲み、満腹になってそのままベッドへ。

この先どうなるのか、不安な気持ちで寝入る。

              * *


シェムリアップ2日目。

体温下がらず、朝食後部屋に戻りベッドに横たわる。 

諦めてこの日は1日、寝て休養する事に・・・・・・・。
遥々チェンマイから来て情けないが、平熱にならなきゃあ動きようがない。
Hさんは一人で何処かへ出掛ける。

独居老人、外出はホテル近くでランチの時だけ。
食欲はないが、ビールを飲めば料理も旨く感じる。
直ぐにホテルに帰り眠る。



夜になって、嬉しいことに体温は平熱に戻る。 万歳!
それじゃあ出掛けようと、友人Hさんとシェムリアップの繁華街
「パブ・ストリート」に行く。

白人観光客で大賑わい、ここがカンボジアかと目を疑う。

街をブラついた後、立ち並ぶレストランの一つに入り夕食。

食後はこれ以上遊ぶ気になれず、ツクツクを拾ってホテルへ。
疲れからか、歩いて帰る気力なし。

Hさんに申し訳ない気持ちでいっぱい。

               * *

シェムリアップ3日目。

目覚めよく体温平熱、体調は回復したようだ。 嬉しい!

Hさんは、ジジイと別行動でアンコールワット・ツアーに参加。
日本語ガイド(現地人)付きで30ドル(昼食含む)。

参加者は日本人2人だけで、運転手とガイドを入れて4人。
ランチはカンボジア料理、オプションのビール代が高かったそうな。



独居老人はガイド付き観光が全く苦手。

ガイドの説明を聴いていると退屈するのだ。
加えてガイドに付いて歩くだけで苦痛を感じる。


そう言う事で朝9時過ぎ、ホテルの前からツクツクに乗り、
ジジイ一人でアンコール・ワットへと向かう。

運転手とは、”往復で6ドルの2時間待ち” で話をつけたのだが、
アンコールワットに着いた途端「1時間だけ待つ」と言い出した。

こんな若いあんちゃん(運転手)と関わり合っても詮無いこと、
4ドル渡して帰らせる。



いよいよ世界有数の遺跡「アンコール・ワット」に入場である。

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とにかく暑い。
扇子をパタパタさせながら、広い遺跡内を一人で歩く。
疲れると日陰に座って休憩。

独居老人、アンコールの歴史・文化に然程関心がある訳でなく、
単なる物見遊山。
「ハイ、観てきたよ!」の典型的ミーハー旅行者である。

              * *

ジジイはこれまでに、色々な遺跡を見物してきた。
(  )内は国とジジイが訪れた時のアバウトの年齢。

ボロブドゥール(インドネシア、45歳の時)

ビールばかり飲んでいたら熱中症にやられ死ぬか思った。 
一人旅の心細さを実感。 水分補給、帽子か日傘をお忘れなく!


アジャンタ、エローラ(インド、37歳)

ゴム草履で歩いていたら、段差に足の親指をぶつけて激痛。
スニーカー履く方がいいかもね。


ハラッパ(パキスタン、38歳)

長時間の凸凹道ドライブと45度の外気温で体調不良。
トイレに入り、嘔吐と下痢を同時にやる(これって大変よ)。


シギリヤロック(スリランカ、60歳)
200m上まで歩いて登る、足腰の弱さ、老いを痛感。


トロイの木馬(トルコ、61歳)
行ったのが12月、寒い、つまらない、最悪。


ピラミッド(エジプト、58歳)
凄い!と思う。 石の積み上げで出来ていた。


コロッセオ(イタリア・ローマ、44歳)

ここにどうやって行ったのか思い出せない。
ただ一人で、これかー! と呆然としていただけ。


パルテノン神殿(ギリシャ・アテネ、36歳)

ここもどうやってたどり着いたんだろう。タクシー?
とにかく一人で訪れた。 歳月と共に記憶が薄れて行く。


かなりの遺跡を見物したが、いつも「これかー!」と感激のみ。
知識として何も残っていない。


写真はその一つ、トロイの遺跡にある木馬のレプリカ。
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いくらジジイでも、こんなレプリカに感動する訳なし。
申し訳ないがトロイ遺跡はどうでもいい遺跡、トルコには他にたくさんの凄い遺跡がありますよ。

                * *

さてアンコールワット、2時間ほど遺跡内を歩いてギブアップ、
ビールが欲しい。

遺跡正門を出て、そこでツクツク(4ドル)を拾いシェムリアップに戻る。

一人で昼食、ビール大瓶2本を飲んでいい気分。
ホテルに帰って直ぐ昼寝、夕方5時までひたすら眠る。



夕飯は昨夜と同じで、Hさんと「パブ・ストリート」へ。
食後、ライブハウスに立ち寄り懐メロポップスを堪能。

シェムリアップの夜は治安良く、病いの不安もなく更けていく。

               * *

たったこれだけのアンコール・ワット観光、ジジイはこれで
十分満足。
何よりも体力回復を優先、明日は陸路でタイに入国だ。



  ジジイが夢見たアンコール・ワット、










   ただ寝に行っただけ。



こりゃダメだ。

この続きあり、いずれまた・・・・・・。

チェンマイって ホントいいですね!


posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 00:31| Comment(7) | カンボジア旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする