チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐833
(チェンマイ郊外でピクニック)
問: 人生の目的は何だと思いますか?
答: 遊ぶことです。
問: 人生の目的は働くことではないのですか?
答: ぼくにとってはどちらでも同じことですが、
しかし念のため、 鉱山の穴の中で働いている人に
訊いてごらんなさい。
伊丹十三 (映画監督)
先日訪問したのが友人Mさん宅。
チェンマイ市街から車で30分ほどの所にある豪邸である。
訪問者は総勢8名。(ジジイを含む3名は2度目の訪問)
車2台に分乗し、 12時過ぎに到着。
敷地面積約400坪、 庭の芝刈りも一苦労か。
タイ人奥さんと2人暮らし(共に60代)、 庭の手入れはMさんの
お仕事。

3階建てに見えたが、 これは部屋の空間が広いから。
天井まで1階が2.9m、 2階が2.7mになっていたそうな。

Mさんの趣味はバイクツーリング。
1人でバイクに跨り、 ラオスまでぶっ飛ばすマニアックな爺さんだ。

☝ 4,5回は転倒、 負傷したという命知らず。
で、 ランチはどこで?
Mさんは裏庭のここを考えていたようだが、 さすがに狭い。
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急遽駐車場に変更、 Mさんの車を出して・・・・

茣蓙(ござ)を敷き、 テーブルを置いていざスタート。

☝
面倒くさいが参加者の顔を隠します。
顏・頭の超デカい人がいて、 黒丸を拡大し......
参加者の中に1人だけ、 和食しか受け付けない人がいた。
Mさんに前もってその旨話すと、
「何を出していいか分からない、 そちらで作って持参して.....」
で、 幹事長が焼き肉ヒーターと肉・野菜・タレを持ち込む。
肉は焼き、 野菜はスキ鍋で.......

☝
ずっと幹事長が料理番、 奥さんには尽くさず他人に尽くす。
勿論、M奥さんの手料理も振る舞って戴く。
持参した枝豆、 チーズソーセージをツマミに飲む。

☝
テーブルの上はたちまち溢れていっぱいになる。
小便は裏庭の一番端っこに備え付けられたここで。
手洗いがないので、 便器付き立小便と同じ。

☝ 出した小便はどこへ流れて行くんだろうか?
左から幹事長、 Mさん、 Mさんのタイ人奥さん。

Mさんと奥さんは、 20年ほど前に大阪で知り合い同居開始。
なので奥さんは日本語が上手。
迂闊にエロ話はできない、 要注意。
お二人は今年に入って婚姻届けを提出(日本とタイ)。
晴れて正式なご夫婦になられた。
入籍の理由は、 Mさんが死んだ時遺体処理に困るから。
遺体を焼くにも親族の承認が必要になる。
「オレが死んだ後、 女房に厄介かけたくないからね」
とMさんは言う。
60歳半ばにして自分の死後のことを考えて準備。
こういう爺さんは意外と長生き、 中々あの世に行かないのだ。
* *
肉・野菜、 ツマミ類を用意した幹事長には200B/人を支払う。
奥さんの手料理とビール・ドリンク類はMさんの奢り。
豪邸でのランチのひと時、 ワイワイガヤガヤで盛り上がる。
ピクニック気分で楽しむ、 これぞチェンマイならではの遊び。
この日の参加者(8人)で本ブログの読者は2人だけ。
Mさんも独居老人をご存知でない。
それでもいい、
参加した皆さん、 そしてMさんご夫妻、
ありがとうございました。
チェンマイって ホントいいですね!