チェンマイ独居老人の華麗なる生活11081
(爺さん、 久しぶりのチェンマイ再訪)
故郷を離れたことのない人間は偏見に満ちている
ゴールドーニ (イタリアの喜劇作家)
Wさん(77)は11年間チェンマイで暮らしていた。
75歳を機にチェンマイを引き揚げ日本へ.....
75とはいえまだまだ壮健、 帰国する必要性は皆無。
それでも元気なうちにと、 友人たちから惜しまれて姿を消す。
1度帰ってしまうと戻って来る人は稀。
しかしWさんはチェンマイを再訪、 引き揚げて以来初めて。
今回の滞在は14日間、 そのWさんの1日を追ってみよう。
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@ プラオーの温泉に行く。
(場所はココをクリック)
爺さん6人、 チェンマイから約2時間、車を飛ばして温泉へ。
Wさんは大の温泉好き、 今回の滞在では2度目の温泉行きだ。
プラオーの温泉は管理人も売店もない、 従って無料。
ただ行って、 温泉に浸かるだけという鄙びたところ。

しかし管理されていない = ほったらかし。
ということは汚れるまま....その辺の溜池同然。
で、 到着してすぐやることはお風呂の掃除。
そのためには先ず、溜まっていた湯(水)を抜くことから始まる。
この水抜きに約1時間、 その間を利用して近くの食堂でランチ。
風呂上りならぬ風呂前に一杯。

☝ 左がWさん(77歳)
頃合いを見て温泉場に戻り、 いざ清掃開始!

6人で行ったのだが、 掃除したのは2人だけ。
あとは持参したツマミでビール、 のんびり掃除を見物。
新しい湯を入れて(約30分)、 ペチャクチャ飲みながら待つ。
そしてやっと満杯 → 入浴、 また風呂上りにビール。
女はおろか誰もいない田舎の温泉場。
それでも興味津々やって来た、 変な日本人がいるぞって....
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お元気なWさんも77歳、 掃除に温泉、飲み疲れ。
シートの上で1人寂しく転(うた)た寝。
夢の中に現れるは美女、 やさしく添い寝をしてくれる。
ところがプラオー温泉、 夢ではない、 Dreams come true。
夢は現実、 添い寝をしてくれたのだ。
何とまあサービスのいいこと!
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A チェンマイで夕食。
レストランはWさんが設定、 「友だちラーメン」
(地図はココをクリック)
ネーミングはラーメンだが、 実際は居酒屋に近い。
参集したのはジジイとこのメンバー。
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左端は旅行会社オーナーで、 肥満体に変化したメムさん、
右側のカップルは日野さん(69、 仮名)とその恋人(28)。
Wさんは、 メムさんの会社・PTM開業前からの長い付き合い。
暫(しば)しの旧交を温める。
日野さんと恋人は既に9年目の関係、 厭きずに今も熱々。
食事中にも仲の良いところを見せつける。

知り合ったのは彼女が19歳の時、 かなりの経年変化で最近は
太り気味。
Wさんが言う。 「5年後にはメムさんと同じ体型になってるよ」
ウファー、 メムさんのあそこまでデブったら目も当てられない。
「幸せの証拠、 でも私、少し太り過ぎたかな」 とメムさん。
食事を終え、 それぞれが帰途につく。
手をつないで仲よく帰る日野さんカップル。
歳の差41、 チェンマイだからできること!
(日本では恥ずかしくて...お手々繋いでは無理)

尚、 メムさんの会社 「PTM」 はナコンピンコンドーの1階。
(地図はココをクリック)。
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B 秘密の隠れ処、 バーに行く。
Wさんとジジイは2人で飲み直し。
行ったところはサービスアパートメント 「Bliss」 の西側。
店名不明、 場所はココをクリック。
夜8時半頃だったか、 こんな美女が出迎えてくれた。

バーのママさんは御年40ウン歳、 未亡人だという。
40代といっても77歳のWさんから見れば若い女の子って感じ。
ここでも旧交を温める。
ビール大瓶:60B、 おツマミは5バーツから。
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チェンマイにもこんな静かなバーがある。
料金が安く、 妙齢の美女としっとり飲むビールは旨い。
Wさん、 思い存分チェンマイを堪能、 老い先短い夜に沈没。
それにしても、 こんな分かりにくいバーに誰が来るんだろう。
路地の奥は突き当り、 民家の中、 一軒輝くバーでした。
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本日(1月10日)午前、 Wさんはチェンマイを飛び立ち日本へ....
また来てねー
チェンマイって ホントいいですね!