2015年10月22日

独居老人の生活379(子供の一人歩き)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐379(子供の一人歩き)


      子ゆえに迷い、 子ゆえに悟る。

                                      坪内逍遥 (小説家)



この日のチェンマイ競技場、 朝6時15分の光景である。
どこの学校かは知らぬが、 大勢の生徒が集合していた。

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彼らが小学生には見えぬ、 おそらく中学生か。
まさか高校生ではあるまい。




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生徒は6時頃には競技場に到着、 このように整列し、 準備
体操後、駆け足や徒歩で400mトラックを回る。




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ユニフォームがカラフルで、 競技場が華やいだ感じになる。



大勢の生徒が早朝からどうやって競技場まで来るのか?
圧倒的に多いのが親に送って貰うこと、 車やバイクに乗って来る。

ジジイはこれまで見たことがないのが、 一人で歩いて来る生徒。
これは早朝に限らず、 日中でも滅多に見かけない。

まして夜間となると、 子供の一人歩きは勿論のこと、 2、3人で
連れ立って歩いてもいるのも見たことがない。


通学も同様で、 親の送迎かソンテオの乗合を利用しているようだ。

この辺りが日本、 特に東京とは異なっている。

               * *

なのでこんな10バーツショップでも、 子供一人がいる所を見たことがない。 場所は下の地図参照。

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           ☝ 10バーツショップ。



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この日はぶら下がっているレインコートを購入。 20バーツ。



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  マスク6枚を購入、 10バーツ。

               * *


日本の当たり前は外国人を驚嘆させる。
それは小学生の子供が一人で電車やバスに乗る光景。

こんなのは日本の都市部でよくある普通の光景だが、 タイを
含め海外ではビックリ仰天。

というのも、 欧米などでは子供を一人で外出させるだけで親が
罪に問われることがあると聞く。

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子供の一人外出が可能なのは、 日本の素晴らしい交通機関と
治安の良さにある。

               * *

ジジイの息子は小学4年生から塾通い、 夜8時過ぎのバスに
20分ほど乗って帰宅。

中学に入学したら、 今度は1時間以上かけての通学。
一人で私鉄 〜 JR山手線 〜 地下鉄を乗り継いでの登下校。

当然親は心配になる。
しかし暫くすると親子共に慣れてしまう。

中学2、3年の頃には渋谷で途中下車、 場外馬券売り場に
立ち寄り、 翌日発走の前売り馬券まで買う始末。

なんせ制服がないのでジーンズ/スニーカー姿で通学、 人目を
気にせずに済む。

校内で競馬予想紙を見ていても咎められることはないと言う。
私立(中学/高校)とはいえ、 東京には随分と緩やかな学校が
あるものと驚いた。


その内ジジイも金を渡し、 馬券購入を頼むようになる。
「当たったら1割やる」 という条件、 息子も喜んで請け負った。

その息子も現在40歳、 今では良き思い出に・・・・・。



とにかく ”案ずるより産むが易し”

世界で有数の大都会東京は、 世界一安全な都市と言っていい。
だから子供は一人で歩く。


ちなみにジジイが息子に頼んだ馬券は全部外れた。

息子も的中が少なかったのであろう、 いつの間にかやらなく
なった。

  子ゆえに悟る、








ギャンブルは儲からない。


チェンマイって ホントいいですね!



posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 07:00| Comment(0) | 思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月24日

独居老人の生活357(観客いろいろ)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐357(観客いろいろ)


   人生なんて食って、 寝て、 やって、 終わり。

                                                立川談志



色んなホールで色んな観客、 今日はそんな思い出話です。



(1) 山本直純指揮のコンサートで。

山本はテレビのチョコレートのCMソング、 「大きいことはいい
ことだ!!」 で一躍人気者になった。

彼は指揮者として名を馳せたが、 作曲家の顔も持つ。
そのヒット曲の中でも一番親しまれた作品がこれ。

勿論ご存知でしょう、   ココをクリック、 懐かしいですよ。


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コンサートはジジイが50代のころ、 場所は東京・「武蔵野市民
文化会館」。

オーケストラは 「新日本フィルハーモニー」 だったと思う。


山本直純は演奏と演奏の合間にお喋りをする。
これが彼の特徴で、 巧みな話術で観客を魅了する。

この点では、 クラシック音楽版さだまさしとも言える。


この日も山本は得意の話術を挟む。
3,4分話したころか、 ジジイの斜め後ろにいた爺さんが大声
で叫んだ。

  「山本さーん、 早く演奏やってくれー!」


この時山本直純がとった行動が忘れられない。

  「はい、 分かりました」

一言返して楽団に向くやいなや演奏を開始した。 その間数秒。

その後のお喋りは一切なし。
何処にもある普通のコンサートで終わってしまった。


何のための山本直純指揮コンサートか、 喋りを止めさせたあの
爺さんが恨めしい。

山本直純、 その数年後の2002年死去、 69歳だった。




(2) 東京・新宿末広亭で。

10代目桂文治(前名:桂伸治)の一席が始まり、 その佳境に
入るころである。

突然、 客席から赤ん坊の泣き声が飛び込んできた。

チョッとの間、噺を続けていた文治、 やむなく言う。

「赤ん坊のお客さん、 噺の邪魔になるので席を外して貰えま
 せんか?」

お母さん、 赤ちゃんを抱いて会場の外に出た。


独居老人その時思った。

このお母さん、 赤ん坊が泣き出した時、直ぐトイレにでも行け
ば良かったのにと・・・・。

そうすれば噺家から何も言われずに済んだろう。

何よりも、 ”大人の遊び場所” に赤子や幼児を連れて来ない、
これが常識かも。

桂文治も、 お母さんも、 他の観客も、 みな残念な思いをした
のでは・・・・・・。

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その桂文治は2004年、 鬼籍に入った。  享年80歳。





(3) 「大友康平とハウンドドッグ」 コンサートで。


独居老人50代後半の時、 場所は渋谷公会堂。

彼らのコンサートに行くのは初めて。
前から一度、 生(ナマ)で聴いてみたいと思っていたのだ。

ジジイは会場の後方座席に着き、 開演を待つ。


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       人差し指サイン 大友康平



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演奏が始まるや観客は総立ち、 座席で飛び跳ねたり手拍子を
打ったりで忙しい。

ジジイの隣席の女たち(30代前半か)は大熱狂。

こうなると座っていたのではステージが見えない。
ジジイも仕方なく立ち上がり、 一人突っ立ったまま聴き入る。


ジジイより11歳年下の大友康平はタフ、 延々2時間近くを
休憩なしで歌いまくる。

ジジイは疲れを感じ、 コンサート後半は椅子に座って休み、
また立ち上がっては休みの繰り返し。

爺さん一人では盛り上がりようもなく、 若い観衆の熱気に押さ
れて会場を後にした。


「大友康平とハウンドドッグ」、 熱きロックンロールに酔い
シビレる。

しかし、 己の年齢を痛感したコンサートでもあった。


では大友康平のヒット曲、 興味がございましたらクリック。
           ☟   (2分47秒)
https://www.youtube.com/watch?v=vIGuKnKZ1lo





(4) 立川談志ひとり会で。

ジジイが60歳前後の頃だったか、 場所は武蔵野市公会堂。
東京・吉祥寺駅(南側出口)から徒歩数分の所にある。


独演会と言っても弟子数人が前座をつとめる。
談志一席の前に現れたのが立川談春。

現在の彼は、「最もチケットが取れない落語家」 と言われる程の
人気者。

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       人差し指サイン 立川談春


その談春の一席、 まくらを振る。
それを端折って書けば、

「次が師匠の談志ですが、 お客さん、 寝ないでくださいよ。
 オレやめたーって、 談志、 途中で帰っちゃいますから。
 居眠りするなら今のうち、 よろしくお願いします」


以前に談志が客の居眠りに怒って噺を中断、 高座をおりてしま
うという事件があったのだ。

ジジイもその騒動は耳にしており、 談春のまくらにアハハー。


そして取りをとるのは勿論家元・立川談志。


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談春の事前注意(まくら)が効いたのか、 談志の名人芸がそう
させたのか、 居眠りする観客は一人もなく、 会場を沸かせて
終了した。


個性の強い噺家だったからか、 談志が大嫌い、という人も多く
いたようだ。

ジジイは ”大好き” の方で、 彼の若い頃からよく足を運んだが
全てにハズレなし。  いつも彼の噺に魅了された。


立川談志、 2011年死去、 享年75歳。


            * *

小噺を一席。

「只で金が儲かる法」 を教えるという。

その料金が2千バーツ。

「間違いないですね、 本当に只で儲かるんですネ?」

「間違いないよ」  で、 2千バーツ渡したら、


「俺と同じことをやれ・・・・・・・・・・」

                       立川談志ジョーク集より



お後がよろしいようで・・・・・・・、


チェンマイって ホントいいですね!



posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 06:29| Comment(2) | 思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月21日

独居老人の生活355(美しい想い出)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐355(美しい想い出)


    僕は二十歳だった。
 それが人生で一番美しい年齢だなどとは誰にも言わせない。


                            ポール・二ザン (フランスの作家、哲学者)



先日チェンマイ在住の友人からDVDを拝借した。

それがなんとまあ懐かしい 「ビートルズ」 のお宝DVD。

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1966年(昭.41)6月30日の日本武道館でのライブ録画。

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       人差し指サイン 日本武道館(東京)



ビートルズがこの時歌ったのはYesterdayなど全部で11曲、
時間にして30分ちょっと。


司会を務めたのが今は亡きE・H・エリック。

30分ではコンサートとして間が持たない、 で、前座として登場
したのがそうそうたる顔ぶれ。

尾藤イサオ、 内田裕也、 ジャッキー吉川とブルーコメッツ、
ブルージーンズ等、 加えてあのザ・ドリフターズまでが舞台に
上がって演奏した。


ではビートルズ公演、 チラッと画像でご覧下さい。
(画像が鮮明でありません、 ご容赦のほど・・・)

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               * *


このCDには記者会見の模様(約26分)も収められている。
これがコンサートとは違って面白い。

会見中(於: 東京ヒルトンホテル)、 ビートルズは煙草を吹か
しながら応答している。  これが印象的。

更に壇上にいる関係者までが煙草をプカプカ。

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ここでは白黒の録画、 まだカラーが一般的じゃなかったのかな?


当時は今のような ”喫煙指定場所” など一切なし。
何処でも喫煙できた大らかな時代だった事がわかる。


              * *

この頃の独居老人、 21歳になったばかり。

近所の大衆食堂の娘たち(高校生と中学生)がビートルズの
熱狂的ファン。
ポールだ、ジョンだのと大はしゃぎしていた事が思い出される。


ビートルズを筆頭とするロックグループの流行には、 彼らの
デビュー間もない頃から批判が続出。

深夜にビートルズの宿泊先に押しかける10代の若者、 ライブ
ではキャーキャアの喚声、 そして終われば泣き叫ぶ。

これらに対し巷では、 風紀の乱れ、 青少年への悪影響といった
ことが喧伝されたりした。


遠藤周作はこれに対して、

「高校野球が終って選手たちが泣けば大人は感動するが、
 ビートルズが終って少女たちが泣けばおかしいと言う。
 少しもおかしくはない。 原理は同じだ。 いいじゃないか」

と書いている。
独居老人もそう思う。 「よくぞ書いてくれました」 で大拍手。


               * *


1965年、 ビートルズはロサンゼルスのエルヴィス・プレスリー邸へ招かれた。

この時エルヴィスはビートルズの曲を歌い、「君たちのレコードは
全部持っているよ」 と言って褒めた。

これに対してジョン・レノンが 「僕はあなたのレコードは1枚も
持っていない」 と発言。

ジョンのジョークだったのだが、 これでその場が凍りついた。

その後エルヴィスは徹底してジョンを嫌ったという。


この時エルビスは30歳、 ジョンは25になるちょっと前、
人気者の2人はまだ若かった。


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       人差し指サイン エルヴィス・プレスリー


因みにエルヴィスはこの12年後、 1977年(昭.52)に死亡、
享年42歳。

              * *

ビートルズは1962年10月にレコードデビュー、 1970年4月に
解散。

この短い活動期間で世界中を熱狂させたロックンロールバンドの
音楽は、 今もジジイの耳をとらえて離さない。



ではここで、 武道館公演で彼らが歌ったオープニング曲を
お聴きになりませんか?   (但し別の公演のものです)
            ☟
           ココをクリック



ジョン・レノンは1980年12月、 ニューヨークの自宅近くの
路上で射殺される。  享年40歳であった。

ジョージ・ハリスンは2001年に死亡、 享年58歳。

リンゴ・スターは現在75歳で健在。

ポール・マッカートニーは73歳。
今年4月下旬、 あの日本武道館ライブで勇姿を見せる。

              * *

恥ずかしながら独居老人、今70歳。 
ビートルズ東京公演は昭和41年、 そう、49年前のこと。

我が過ぎ去りし青春がビートルズのCDと共に蘇る。
若さ溢れるビートルズが変わることなくそこにある。


当時はまだ、 東京のメイン通りに都電が走っていた。


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        人差し指サイン 銀座を走る都電 (昭和42年撮影)



この頃2年付き合った恋人は今、 元気だろうか?

生きていれば69歳のお婆さん、

怖いもの見たさに会ってみたい気もするが・・・・・・・。














懐かしむだけでいいか、  

美しい想い出として・・・・・・・・・。


チェンマイって ホントいいですね!



posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 06:44| Comment(6) | 思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする