2017年08月10日

独居老人の生活942 (貧乏オッサン、 チェンマイの恋:後編)


今日は前回(#941)の続きです。
まだお読みでない方は前編から先にそうぞ!



チェンマイ独居老人の華麗なる生活942
               (貧乏オッサン、 チェンマイの恋:後編)


    カネがなくてもくよくよするな。
    他人に一時預けていると思え。

    いずれ自分のところに回ってくる。
    女もそうだ。

                                      高田純次 (タレント)


女性を口説くには2人だけの時間を作ることが必要だ。
そこでTさんは、 思い切ってMiちゃんをデートに誘う。

お土産のネックレス効果か彼女の返事はOK。

その頃、 「セントラル・フェスティバル」 がオープンしていた。
で、 そこへMiちゃんと一緒に行くことに......

待ち合わせ場所は 「のぼる」 の向かいにあるマッサージ店の前。
Miちゃんは、 時々ここで雑用もする。

Tさんは約束時間前に到着、 しかしMiちゃんは一向に現れない。
おかしいと思い、 マッサージ店の女性に訊く。

「Miはいませんか?」

「彼女は田舎の実家に帰りました」

呆然と立ち尽くすTさん。

              * *


Tさんは当時を思い出し、 ジジイにボヤく。

ネックレス貰ってあんなに喜んでいたのに.......
突発の用事でも出たんでしょうね。


「一体、 幾らくらいのネックレス、 贈りました?」

「300バーツだったかな」

「ハアー?  桁違うんじゃない、2桁くらい」 とジジイ。

「そんな〜、 まだヤレるかどうかも分からないのに、
 3万バーツですよ、 そんな高価なモノ、 贈れませんよ」

「そりゃそうだね。
 それに、 絶世の美女ってほどでもないし.....」

「俺がMiは綺麗だって言うと、 周りの人からバカにされました。
 でも俺は本当に美人だと思ってますよ、 彼女は真面目だし...」


pict-20150311_191358 (1).jpg
          ☝ TさんをメロメロにしたMiちゃん。


世の中、 蓼食う虫も好き好き。    (人それぞれに好みあり)

尚、 Miちゃんは今もTさんの名前を知らず、 洒落の ”アナタ” って呼ぶんだとか。

                * *


そうこうする内、 1昨年の乾期だったか 「のぼる」 が閉店した。 
みんなの溜まり場が消滅、 Miちゃんの姿も見られなくなる。

TさんはとうとうMiちゃんとはデート出来ずじまい。
2人だけの機会が訪れることはなかった。

「のぼる」 の近くに住んでいたTさんは、 チェンマイを離れることにする。
もうMiちゃんのことは忘れたい、 そんな思い。

引っ越し先はランプーン、 サラピーとの境だ。

手に手を取って恋の逃避行なら聞いたことがあるが......
閑静な田舎の1軒家で、 失意のうちに寂しく余生を送る。

pict-轟自宅2.jpg
             ☝ Tさんが借りた家。




pict-轟自宅で.jpg
       ☝ Tさん(63歳)、 微笑の中にも寂しさが....



ところが1人でポツンと暮らせば、 まさに 「恋の季節」。
♬ 忘れられないの あの人が好きよ ♪

ピンキーとキラーズ、 お暇でしたらどうぞ!
                ☟
https://www.youtube.com/watch?v=KB_O_GrVVIM


「のぼる」 の季節は去っても、 Miちゃんへの想いは募るばかり。

MiちゃんにLineを送ると可愛い花マークが返ってくる。
面白い動画を送れば555(笑い)の返信。

                * *

1ヵ月前、 当時の 「のぼる」 の客が集合、 夕食を共にした。

pict-ムーカタ轟.jpg
           ☝ ムーカタ店で、 右端がTさん。


TさんはここにMiちゃんを誘う。

「友だちと一緒に行くわ」 の嬉しい返事。

これも結局すっぽかし。

「行けなくてごめんネ」 のLineが入る。

                * *
 
Tさんはそれでも諦めない。
風俗店に行けば、 MIちゃんの姿態を思い浮かべて若いオンナを抱く、 「Mi−!」

(注) Miちゃんはもう40歳のはずだけど......
    抱かれたピチピチギャルはお気の毒。


Tさんにとってのチェンマイは、 Miちゃんがすべて。
しかしオッサンのラブストリーは失恋逃避行。


聞けば聞くほど涙ぐましいTさんのひたむきな愛。

「Mi−!」   Tさんは1人、ベッドの上で涙ぐむ。










pict-pict-DSCN1507.jpg

                   ☝
https://www.youtube.com/watch?v=bI3G0YJueno



チェンマイって ホントいいですね!




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 08:44| Comment(14) | 愛を求めて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月09日

独居老人の生活941 (貧乏オッサン、 チェンマイの恋:前編)


昨日(8日)の午前、 イミグレ事務所に出向く。
目的はTM30の半券を貰うため。

1階の受付の女性に 「TM30は何処ですか?」 と訊く。

「Second Floor、 Amazonの近くです」

2階に上がったが Amazon(カフェ)は見当たらず。
ここで気が付いた、 3階にあるのだ。

彼女はイギリス英語で答えて Second Floorと言った。
1階がGround Floor、 2階がFirst Floor、 3階はSecond Floor。

これが米国だとそのまま1F(First Floor)、 2F、 3Fと呼ぶので分かり易い。

同じ英語でもイギリスとアメリカで異なるからややこしい。

               * *

午前10時40分にTM30の受付けへ、 番号札は135番。
呼ばれたのが11時35分、 55分待ってようやく手続き開始。

1,2分で完了。  大病院と同じで1時間待って診察3分。
午後2時過ぎに行けば、 待ち時間が少なかったかも。


                * *


チェンマイ独居老人の華麗なる生活941
                 (貧乏オッサン、チェンマイの恋:前編)


    女のことが分かると、 男に哀れみを覚える。

    しかし、 男をじっくり観察すると、

    女を許してあげたくなる。

                       アシーユ・トゥルニエ (19世紀・フランスの警句家)


当時50代後半、 Tさん(現在63歳)の恋物語の幕が開いたのはいつ頃だったか。

ジジイがTさんと初めて出会ったのは和食店 「のぼる」。

ブログでお馴染み 「飲んべえ親父のチェンマイ子育て物語」 の
親父経営の店だ。


pict-のぼる.jpg
            ☝ 今は懐かしい 「のぼる」


店に行けば、 殆どと言っていいくらいTさんに出くわした。

昼間からビールを飲むジジイとTさんは、 グラスを傾けながら
くだらない話で時間を潰す。

その頃の 「のぼる」 は一種のパブみたいなもので、 店に行けば
必ず顔見知りがいる。
だから1人寂しく食べる...なんてことはなかった。

夜になると飲んべえ親父も飲み始める。
そしてグラス片手に我々の話に加わるからより賑やかに....

               * *

「のぼる」 の店員としてMiちゃん(仮名)が働き始めたのは今から
4年ほど前か。

気配りと持ち前の明るい性格で、 たちまち爺さんたちのアイドルになる。

pict-ニー2.jpg
        ☝ Miちゃん、 36歳の頃 「のぼる」 にて....





その中でも1番お熱を上げたのがTさんだった。

pict-のぼる4轟.jpg
      ☝ Tさん、 58、9歳の頃、 「のぼる」 の前で.....



店の前を屋台のアイスクリーム屋が通れば、 呼び止めてアイスキャンディを買う。

そして 「Mi−、 アイス!」 と言いながらプレゼント。
確か10バーツだったと記憶する。


アイスクリーム屋も心得たもので、 「のぼる」 の前に来るとストップし、 Tさんからの注文を待っている。

このようにしてアイスキャンディの贈り物が続いたある日のこと。
いつものように貰ったアイスを手にしてMiちゃんが言う。

「コップクンカー(ありがとう)、 アナタ」

言われたTさんの戸惑う表情。

ジジイは驚いて、 すぐ傍にいた飲んべえ親父に訊く。

「何だい、 2人はもうデキてんの?」

「いや違うよ、 Tさんのニックネームは ”アナタ”、  
 そう呼びなさいって、 Miに教えたんだ」


ジジイはそれ以来、 「あなた」 を連発するMiちゃんの声を
何度も聞いた。

Tさんはボヤく。

「アナタって呼ばれて、 俺、恥ずかしいよ。
 知らない客は、 えって一瞬、 俺の顔を見るんです」

飲んべえ親父の洒落たイタズラ、 Tさんは満更でもない様子。


Tさんがしばらく顔を見せずにいると、 Miちゃんから電話。

「お店においで〜、 アナタ〜」

飲んべえ親父の差し金だ。

銀座・赤坂、 高級クラブのホステスに負けちゃあいない。
チェンマイの庶民的和食店だってやるもんだ。

              * *


その頃、 Tさんはまだ年金(受給)がなかった。
預貯金を切り崩してのチェンマイ暮らし、 倹約の毎日である。

その中から毎日アイスのプレゼント。
しかし一向にMiちゃんの心はなびかない。



そんなTさんに転機が訪れた。
彼がマラソンランナー・よも助さんとビエンチャンに行った時だ。

pict-DSCN1569ビエンチャン.jpg
  ☝ 左がTさん、 右が裸足のマラソン・よも助さん。


2015年1月、 よも助さんがアドバイスする。

「子供ならともかく、 大人の女性をアイスじゃ口説けないよ。
 お土産にネックレスを買って、 それを贈れば1発間違いない」


ビエンチャンのレストランで計画を練る2人。
その謀議の模様をビデオでどうぞ!  (1分)
               ☟
https://www.youtube.com/watch?v=0qua--S27-c

                * *

「山が動いた」 (注記参照): 
こう言ったのは選挙で勝った時の土井たか子。
 

「チンコが動いた」: よも助さんから ”1発” を聞いた時のTさん。


Tさんは新年の誓いをたてる。
”今年中に、 Miを口説き落とします!”

そして彼は清水の舞台から飛び降りた。
ビエンチャンでネックレスを買ったのだ。

そしてチェンマイに戻ると、 それをMiちゃんにプレゼント。
受け取ったMiちゃんは感激の面持ち。

アイスキャンディの時とは打って変わった喜びよう。
色好い感触を得たTさんは、 ここから攻勢に転じる。

彼女のこの言葉の裏に秘めた愛を信じて.......


「アナタ、 ありがとう......アナタ〜」






                         Love lasts forever
                          (愛は永遠に続く)
                               ☟
pict-DSCN1507.jpg

                  ☝
                
       果たしてオッサンの恋は実るのか?         

                              (続きます)


チェンマイって ホントいいですね!

 (注記)
土井たか子の 「山が動いた」 は、 1989年の参院選において
「マドンナ旋風」 で勝利した時に発したもの。

語源は、 与謝野晶子が 『青鞜』 創刊号に寄せた詩だとか。
土井たか子なら然もありなん。
 
 「山の動く日」

 山の動く日来る
 かく云えども人われを信ぜじ。

 山は姑く眠りしのみ、
 その昔に於て
 山は皆火に燃えて動きしものを。

 されど、そは信ぜじともよし。
 人よ、ああ、唯これを信ぜよ。
 すべて眠りし女 今ぞ目覚めて動くなる




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 10:12| Comment(2) | 愛を求めて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月25日

独居老人の生活902(爺さんたちの結婚)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活902(爺さんたちの結婚)


  人が生きるために必要なもの、

 それは、 酸素と水と栄養と、 自分ではない大切な誰か。    
     
                                          芸術新潮広告 
   
          
@ アントニオ猪木の結婚。

猪木と言えばこれ。

1 ・ 2 ・ 3 ・  ダッー!
               ☟
https://www.youtube.com/watch?v=-0JE_SWteSw


     pict-200px-Antonio_Inoki_IMG_0398-2_20121224.jpg


アントニオ猪木(74歳)は現在参議院議員の歴とした政治家。
今年2月20日(入籍)に結婚、 通算4度目だ。

1回目は1964年からの渡米時代で、 アメリカ人と結婚。
1児をもうけたが死亡している。


2度目が28歳の時で1971年、 相手は女優の倍賞美津子(現在70歳)、 1億円の挙式で当時の話題になる。

     pict-倍賞美津子.jpg


倍賞との間に娘が一人いるが、 17年後の1988年に離婚。
その娘が猪木寛子で、 1986年のミュージカル 『アニー』 でアニー役を演じた元女優。


3度目は倍賞と離婚した翌年。
1989年(当時猪木は46歳)、 22歳年下と結婚。


そして今回が4度目の結婚、 16歳年下で2011年まで猪木の
公設秘書だった女性(現在58歳)。

現在は猪木の事務所の副社長を務め、 約30年にわたり仕事上のパートナーとして猪木を支えてきた。

                      写真は 「週刊Friday」 より。
pict-DSCN1172.jpg
                   ☝ 右が4度目の奥さん。


3度目の正直とは聞いたことがあるが.....
歳にもめげず、 闘魂の男・猪木は懲りずにこう叫ぶ。







1、  2、  3、  4度目 ダー! 


                * *


A ジジイの友人の結婚。

先日、 ジジイが日本からチェンマイに戻ってきて知る。
友人のAさん(56)が既にチェンマイを去っていた。

これが何と5月中旬、 遂に彼は結婚したのだ。
Aさんには婚姻歴なし、 ずっと日本で独身を通す。

彼はチェンマイで暮らし、 結婚相手を求めていた。
条件は、
@ 仕事をせず専業主婦でいて欲しい。
A 子供を産んで欲しい。

ジジイは1度、 Aさんにタイ人女性を紹介したことがある。
彼女(当時32)はタイの中流家庭に育ち、 大学卒で未婚。

容貌は並み以上、 Aさんも気に入ったよう。
うまく進展しそうに思えたのだが、 デートに誘ったらあいにく彼女がバンコクに滞在中。

家族の新ビジネスオープンの手伝いに行っていたのだ。
そこでAさんは早くも諦める。

 「あちこち飛び回る女性はオレには合わない」  

                * *

ジジイがAさんと最後に会ったのが今年の2月。
この時の模様は、 本ブログ#794(2月20日)で掲載済み。

チェンマイ市内で夕食後、 3軒ハシゴ。
1軒目はクラブ 「チェンマイの夜」、 2軒目はゴーゴーバー見学、

3軒目がカラオケ 「サチコ」、 歌うはAさん。
             ☟
pict-pict-pict-木村さん.jpg


Aさんも我々もホステスの連れ出しなし、 歌うだけで終わり。
真面目なチェンマイの夜遊びであった。

                * *

そのAさんが20代のタイ人女性と夢が叶って結婚。
出会いは結婚紹介サイト。 (紹介料の有無不明)

結婚式は花嫁が住む都市のリゾートホテルで挙げる。
当然ながら結納金や貴金属は必要で、 出費は?十万バーツか。

招待客に飾って見せる結納金、 千バーツ札が美しい。
左側には貴金属が見える。
pict-1498187035242.jpg
           ☝ 結納金は花嫁の親の懐へ.....




頭髪を染めて若返り、 披露宴での晴れやかなAさん(56)。
前列左が大学卒で20代の花嫁。

pict-1498187038447.jpg


日本もタイも同じ、 それ相応の結婚となるとカネはかかる。
これからも住宅や子育てでお金は出ていくだろうが.......

ということで、 Aさんは花嫁の住む町、 タイ東部のコンケーンに
引っ越した。  Aさんの勇気ある挑戦に敬意を表したい。

Aさんはタイ語に堪能、 奥さんとの意思疎通に問題なし。
タイに来て、 幸せ掴んだオッサン、 そうなることを祈ってる。


「人が生きるために必要なもの.....自分ではない大切な誰か」
   

 東風吹かば  男はゆらゆら飛んでいく、









 女子(おなご)の匂いに誘われて.......


チェンマイって ホントいいですね!



posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 10:59| Comment(16) | 愛を求めて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする