2017年03月22日

独居老人の生活821(若い恋人の思惑)


   ”チェンマイ独居老人の生活” は低俗娯楽ブログです。
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チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐821(若い恋人の思惑)


    愛することができない男は、 せめて

    お世辞の言い方くらいは身につけておいた方がいい。

                                        ゲーテ (ドイツの詩人、 作家)

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    ☝ ゲーテ。 70歳の時の肖像。(1828年)

                * *


昨夜(21日)は友人と食事、 この日も外出したのは夜だけ。
朝から夕方まで自宅にずっと引き籠もりだった。

食べた処は本ブログで何度かご案内した屋台広場。
パンティッププラザ隣にあり、 主な客層は外国人。
 (場所はココをクリック)

そして昨晩現れたのは、本ブログでもうお馴染み、このカップル。
彼女(27)が19の時に口説き落としたド助平爺(68)。


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                   ☝
     日本人爺さんと若いタイ人女性とのラブストリー。
     7年かけてしっかりと愛を育んでいる。



ついでに来たのが、 20日夜、チェンマイに着いたばかりのこの
爺さん。 
恋人なしの独身、 熱々カップルに刺激を貰うといいのだが。

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            元バックパッカー(68)の友人  ☝



この元バックパッカーが言う。

『オレは風俗でヤルのは大嫌い。  あんなもの、 穴に入れるだけの一種のセンズリ。 
それなら自分の手の方がよっぽど気持ちいい.....タダで天地真理とだってヤレますよ。

Sexはそこに愛があってこそ、 満たされて楽しくなります。
オレだって昔はモテにモテて、 何人もの女性を抱いたもんです』


要はモテすぎて、 今の生涯独身になったのだという。
聞けば何とも歯がゆい、 貧しくもある独身生活。

結局は、 女性を愛することができなかったのか。
それとも女性から真剣に愛されなかったのか........

                * *

さあ食い物を買いに行こう。
各自ブースを見て回り、 好きなモノをチョイス。

特に目に付いたのがこのシーフード。  海老と蟹がズラリ。
結構値が張ります。

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ド助平爺が貝と海老を購入。  そして彼女に囁く。
「貝がおいしいよ、 でもキミの貝の方がずっと好きだよ」

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            ☝ 海鮮以外は1皿50バーツ。



ここで突如現れたのが何やら変装した2人。
今はハローウインじゃないんだけど.......

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渡されたパンフレットを見ると、 最近オープンしたお化け屋敷。
つまり宣伝のためのデモンストレーションだった。

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店名 「The Castle」 (城)
営業: 毎日、 夜6時〜12時まで。  料金不明。
場所はコノ辺り (クリック)。



ライブ演奏が、 チェンマイの夜のムードを高めます。

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そしてオマンチックな雰囲気に酔う老若カップル。
ド助平爺が明日帰国、 約1ヶ月半の離れ離れになるのだ。

彼女は20日〜22日で彼の部屋に3連泊。

「このあと今日もヤルの?」  とジジイ。

「昨晩たっぷりと....で、 今日は休まないと体が.......
 明日は1ヶ月半分をヤリ溜めするつもりで頑張るから」

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彼女の左手薬指にキラリと光る指輪が見えた。
「素敵なリングだね、 高かったでしょ?」  とジジイ。

彼女は恥ずかしそうに、
「つい最近、市場で買いました、 300バーツで.....」


ド助平爺が嬉しそうにボヤく。

「8月が彼女の誕生日、 プレゼントに指輪を狙ってんだよ。
”このサイズよ” って今から言ってるんだから...まいるよなあ」


昨年のクリスマスには2万バーツのネックレスをプレゼント。
で、 今年は指輪、 てことになると来年はブレスレットか。

彼女の深慮遠謀は着々と実を結ぶ。


しっかりプレゼントしてあげてください。

爺さんの愛の証しは....











 カネと貴金属だけです。


チェンマイって ホントいいですね!

 (追記)
掲載した老若カップルの写真は、 ご本人の了解済みです。





posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 10:38| Comment(6) | 愛を求めて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月18日

独居老人の生活763(不倫文学・名作の研究:後編)


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チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐763
                     (不倫文学・名作の研究:後編)


  貞節の人は、 愛のありふれた側面しか知らない。

  愛の悲劇を知っているのは、 不貞の人だ。

                                           オスカー・ワイルド


不倫・姦通文学も今日が3回目、 最終回です。


高橋治  「風の盆恋歌」

別れた2人が20数年の時を経て、 年に一度、 富山県八尾の祭り、 おわら「風の盆」 で3日間だけ逢瀬を重ねる。  

既婚者男女の不倫物語。
ドロドロ・エロエロしてなくて、 美しき不倫にジジイ感動。

この本を読めば誰もが不倫したくなる、 独居老人お勧めの1冊。

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舞台となる祭りが静かに舞う 「おわら 風の盆」 だからいい。

これが 「阿波踊り」 では、 これほどロマチックには描けまい。
「ソープに行こー!」 ってなことになっちまう。

               * *


島尾敏雄  「死の棘」

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           ☝
  1944年夏頃の島尾敏雄海軍大尉(当時26歳)


亭主の日記で不倫が発覚、 女房の執拗な追及が始まる。
そのうち女房は精神的におかしくなっていく。

崩壊していく家庭の姿を暗〜い感じで描いたような.......
ジジイは読み始めたが、 嫌になり途中で投げ出した。

こっちの頭までおかしくなりそう。


                 * *


渡辺淳一  著者のベストセラー不倫小説。  

「野わけ」、 「まひる野」、 「ひとひらの雪」、 「失楽園」


不倫のオンパレード、 ジジイは飽きもせず読み耽(ふけ)た。

不倫に憧れたけれど、 小説のように上手くはいかない。
小説のヒロインのようないい女には滅多に出会えません。


特に大人気だったのが日経新聞に連載された 「失楽園」。

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            ☝
 この上巻だけで主人公の2人は合計14回の性交を重ねる。
 いやはや書く方も大変、 ヤル方も大変。


『至高の愛の瞬間のまま死ねたら...という凛子の願いに共感するようになった久木は、 誰にも告げず、 二人でこの世を去ろうと決意する。
雪深い温泉宿へ向かった久木と凛子は、 生命を絞るように激しく求め合ったまま、 互いに毒の入ったワインを口にした。

後日発見されたふたりの心中死体は、 局所が結合したままの愛の絶頂の瞬間の姿であった』


ウッヒャー、 2人はまだ若いのに.......
独居老人、こんなの嫌だわ、 人に見られたら恥ずかしい。

でも、 90歳過ぎたらやりたいな。

                * *

尚、同名の 「失楽園」 にミルトンの著書がある。

イギリスの17世紀の詩人、 ジョン・ミルトンによる旧約聖書の
『創世記』 をテーマにした壮大な叙事詩。

蛇に唆されたアダムとエバが、 神の禁を破って 「善悪の知識の実」 を食べ、 エデンの園を追放されるお話。

セックス場面は勿論なし。 取り違えてお買い求めなさらぬよう。

                 *

日本の 「失楽園」 は映画化、 TVドラマ化されている。
映画は役所広司と黒木瞳。

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テレビは古谷一行と川島なお美。
どちらも失楽園ブームにのって大ヒットした。

では映画 「失楽園」 を予告編で懐かしみましょう。
                ☝              (1分53秒)
https://www.youtube.com/watch?v=eaCC3-mOmnk


               * *


森瑤子  「情事」

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自分に老いを感じ慌ててSEXを追及、 反吐が出るまでヤリたいという淫乱女のお話。

ジジイの読書感想文は一言。  こんな女に巡り合いたい。


                * *


立原正秋  「春の鐘」

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男は奈良にある美術館の館長で、 妻を東京に残して単身赴任。
ヒロインは離婚した後、 男の美術館に勤務するようになる。

で、 古都・奈良を舞台に不倫関係へとお決まりのコース。
ジジイはこの小説を読んだが、 イヤらしい感じがしなかった。

映画化されたのですぐに見に行く。
館長役が北大路欣也、 ヒロインが古手川祐子。

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キャスティングがイマイチ。
ジジイは北大路欣也がどうも.....大根に思えて好きじゃない。

ジジイのベストは原節子と森 雅之、 ちょっと古すぎか。
やっぱり小説の方が遥かに良かったです。


               * *


夏目漱石  「それから」

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         ☝ 1912年に撮影。


主人公の代助が友人の妻三千代に恋をするという、 明治時代の
じれったい不倫(心理)物語。

「2人して駆け落ちしたらどう?」 と言いたくなるのです。

尚、 夏目漱石は49歳で死亡、 昔の人は早世だった。


                * *


五木寛之  「冬のひまわり」

彼女は外国に行った彼のことを思いながらも、平凡な結婚を選ぶ。
しかし、人妻になっても彼のことを忘れられない。

2人が出会った思い出のあの場所.....夏の鈴鹿に毎年通う。
そして20年後、 友人の計らいで2人は再会することに......

逢ったら家庭を捨てて彼のもとに飛び込むか、 揺れる人妻の心。
約束は鈴鹿サーキット、 長いレースが終わっても彼は現れない。

何てことはない、 男は日射病で倒れちまって万事休す。
この不倫小説、 人妻の願いは不成功、 いや不性交で終わり。

男が情けない......這ってでも待ち合わせ場所に来い!
これもじれったい昭和時代の不倫物語。


                * *


紫式部  「源氏物語」

平安時代中期に書かれた長編小説。

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                 ☝
   源氏物語絵巻第38帖 「鈴虫」(12世紀、五島美術館蔵)


ジジイは全編を読んでいないが、 要は光源氏が女を口説きまくった話...と書くと怒られるか。

まともな解説では、 「平安朝中期を舞台に、 天皇の親王として出生し、 才能・容姿ともにめぐまれながら臣籍降下して源氏姓となった光源氏の栄華と苦悩の人生、 およびその子孫らの人生を描く」 ....とある。


で、 苦悩の人生なるが故にか、 不倫もしちゃう。
これが源氏と藤壺中宮の交わり。

映画やアニメ化も多くある。

最も古いのが、 1951年の大映の映画で、 監督が吉村公三郎、 長谷川一夫、 木暮実千代の主演。

ジジイが観たのは市川雷蔵主演の 『新源氏物語』 (1961年、
大映)。  覚えているのは面白くなかったということ。


「源氏物語」 は54帖に分かれており、 1つ1つに名がついている。

筒井康隆の大辞典解説から列記すれば、

@ 桐壺  A 蛸壺  B 痰壺  C 肥壺  D 帚木  
E 塵取  F 空蝉  G ミンミン蝉  H 夕顔  I 死に顔  

J 知らん顔  K 蛍  L 鈴虫  M 毛虫  N 條虫  
O 泣虫  P弱虫  Q 横笛  R 尺八  S 松葉くずし  

(21)疣天(いぼてん)  (22)みみず千匹  (23) 松風  
(24) 台風  (25)学者風  (26) 鼻風邪  (27) 紫の上

(28)雲の上  (29) 机の上  (30) 身の上  (31) 真木柱  
(32) 大黒柱  (33)貝柱  (34) 浮舟  (35) 湯舟  

(36) 泥船  (37) 渡し舟  (38) 吊橋  (39) 夢浮橋  
(40) 丸木橋  (41) 鉄橋  (42) ロンドン橋  (43) 柏木  

(44) 宿木  (45) 拍子木  (46) 材木  (47) 爪楊枝  
(48) 総角(あげまき)  (49)伊達巻  (50) 簀巻き  

(51) 腹巻  (52) 腰巻  (53) 寝巻  (54) 鉄火巻。


このように日本史や国語で習う名作には不倫がいっぱい。
猛勉強すれば、 不倫のどこがいけないの...って思うかも。

そう、 1つもいけないことはありません。
不倫は文学です。  ジジイは文学を実践して味わいたいのです。

                 *

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『光源氏の巧な前技、 藤壺のあり余った秘液、 陰茎の滑り入る
心地よさ。  そして狭い膣口の引き締めるような圧迫感。

源氏は膣内でそそり起った陰茎を随意的に動かした。
 「ああ〜いい気持ち」  藤壺は喘ぐ。

源氏の胸は藤壺の乳房の感触美でいっぱい。
柔らかい腹部と腹部の心地よい接触!

脚と脚との絡み合い、 そしてああもう一つの肉体の交叉点。
弄(まさぐ)るように陰茎が動く、 そして激しく突き上げる。

「ああ、いく!」  藤壺は源氏の背に爪をキリキリ立てた。

源氏が腰を浮かせると、 藤壺は腰を上げて追ってくる。
再び激しい往復運動、 藤壺の濡れた秘唇は吸いつくように源氏の陰茎を挟み込む。

 「おお藤壺どの〜  あ、あああ藤壺!」

源氏から燃えるような精液がドットコム噴出。

そこで源氏は息が切れた、 藤壺 → 骨壺へ........腹上死』


「源氏物語」 では、 こんな描写は皆無。
紫式部は、 読者を勃起させる目的では書いていない。

これが不倫名作と官能小説の違いである。
「源氏物語」 では、 情事の場面は読者の想像力。

官能小説は、微に入り細を穿つ描写が不可欠。
勃起させないと読者がそっぽを向く。


どちらを選ぶかは我々次第。
 
はっきりしていることはただ一つ。












読むよりもヤル方がいい.............不倫。


チェンマイって ホントいいですね!



posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 10:25| Comment(0) | 愛を求めて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月17日

独居老人の生活762(姦通文学・名作の研究・中編)


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チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐762
                     (姦通文学・名作の研究・中編)


    貞節の  なんたる無邪気なこと!

    不貞の  なんたる誠実なこと!
                                        ハインリヒ・ハイネ


前回の続きです、 今回は日本の不倫文学を懐かしみましょう。 


大岡昇平  「武蔵野夫人」

1950年発表、 戦後を代表するベストセラーとなる。

貞淑な人妻と、 ビルマから復員の従弟との間に芽生えた恋。
貞淑でも裏を返せばスケベの1面があるものだ。

但し、 武蔵野夫人は性交に至らず、 プラトニックラブを貫いて
服毒自殺する可哀想な女性。  ヤッてから死ねばいいものを。

一方、 夫人は貞潔を尽くすも、 亭主の方は人妻と不倫する。
妻の貞節(倫理)と夫の不貞、 ハイネの言に頷いてしまう。


  田中絹代と森雅之主演で映画化(1951年)。
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謳い文句が昔らしい。

 「熱い血潮の高なりを 抑えて寂しいやわ肌の........
  戦後男女の倫理は武蔵野夫人によってつくられた」

けれど、 すぐに不倫は普通になった。

               * *


井上靖  「猟銃」

     1949年の作品。
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ひとりの男の十三年間にわたる不倫の恋を、 妻・愛人・愛人の娘の三通の手紙によって浮彫りにした恋愛心理小説。

                * *


吉行淳之介  「夕暮れまで」

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中年のオッサンと若い娘との恋愛。

爺さんと若い娘のラブストリーならチェンマイが1番。
この場合、 ラブというよりマネーストリーだけど........

かって 「夕暮れ族」 という会員制の愛人バンクあったが、 小説とは関係なさそう。


吉行淳之介自身も不倫を実践。
結婚して約10年後、 歌手で女優の宮城まり子のもとに走る。

それでも飽き足らず、 あちこちで女性を口説く。
そういう病気(色狂いとは違う)だったらしいが........

              * *


三島由紀夫  「美徳のよろめき」

1957年(昭和32年)の作品。
この年ジジイ12歳。 これを読んだのは20代になってから。

結婚前の男友達と再会し関係を持ち、 SEXに目覚めた人妻が
妊娠・中絶を繰り返した末に、 別れるを決心する。

カレ氏とヤリまくった人妻の一年間を描いたよろめき物語。
「よろめき」 は流行語になり、 「よろめきドラマ」 という言葉が生まれた。

出版されてすぐに日活で映画化(1957年封切)。
監督:中平康、 出演:月丘夢路、 三国連太郎、 葉山良二。


参考までに:
「三島由紀夫賞」は、 三島没後17年の1987年に創設された。

昨年(2016)受賞した蓮實重彦(元東京大学総長)の記者会見が話題に.....

     不機嫌な表情で、
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「はた迷惑、 私の中に心境という言葉はない。
  馬鹿な質問はやめて........」

受賞で100万円ゲット、 ジジイなら喜色満面で万歳だが.....

               *

1983年(昭和58年)にTBSドラマ 「金曜日の妻たちへ」 がヒットし、 「よろめき」 は死語に......
以降 「不倫ドラマ」 と呼ばれるようになる。

そうだよね、 今じゃ 「よろめく」 と聞くと、 寝たきりの爺さんが立ち上がって歩き出し、 よろめいて転んで死んだ....こうなっちゃうわ。


金妻により大ヒットしたのが 「恋におちて -Fall in love- 」。
小林明子の歌、 懐かしい!
               ☟
https://www.youtube.com/watch?v=4pWYnoDQCRQ

               * *


松本清張  「波の塔」

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1959年、 週刊誌 『女性自身』 で連載スタート。
清張もあんな顏して姦通小説を書いたんです。

人妻と青年検事の恋愛.......でも不倫の最期は憐れ。
結末は人妻が山梨県・青木ヶ原樹海に消えて........

この影響でここが一躍自殺の名所となる。
山梨の警察署などは小説を恨んだだろうなあ、 忙しくなって。

1960年(昭和35年)に映画化、 主演が有馬稲子と津川雅彦。

テレビでもいくつかドラマ化されている。
TBS(2006年)は麻生祐未、 小泉孝太郎の主演。
テレビ朝日(2012年)では羽田美智子と沢村一樹など。

                * *


檀一雄  「火宅の人」

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一般的には火事で焼け出された一家の話。 
小説では、 妻子ある放浪作家と彼を取り巻く女性たちを描く。

「火宅」とは、 仏教説話の用語とか。
燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、 少しも気づかずに遊びに女にのめり込む状態のこと。

それじゃあぎょうさんおるで〜、 チェンマイに。  「火宅の爺」。
世には迷えるオッサンで溢れているのだ。

ちなみに

「華宅の人」 は民主党蓮舫代表......国籍が華人。

「香宅の人」 は安い香水をいっぱいかける臭い女。

「仏宅の人」 はフランス人。

「在宅の人」 は自宅で介護を受ける人。

「米宅の人」 は稲作農家。

「御宅の人」 は趣味の世界にひたすた没頭する閉鎖的ヘンな人。

「毛宅の人」 は毛沢東。

「別宅の人」 はお妾さん。

「淫宅の人」 は玉本敏夫さん(チェンマイハーレム事件)。

「帰宅の人」 は伝書鳩のような人。

「無宅の人」 はホームレスの人。

「水宅の人」 は床上浸水した家で暮らす人。

「光宅の人」 はハゲ。

「隠宅の人」 は引きこもりの人。

「三宅の人」 は三宅さんという名の人。

「火宅の車」 は家が借金で火の車、 夜逃げ寸前の人。

「火宅の鶏」 はホームパーティーで出されるローストチキン。

尚、 檀一雄の長女は女優の檀ふみ。

                 * *


近松門左衛門   『鑓の権三重帷子』

茶道役・浅香市之進の妻おさいと鑓の名手笹野権三は、 不義密通の濡れ衣を着せられ2人して逃亡。

最後は市之進に討たれるという近松三姦通物の1つ。
出雲松江・松平家で実際にあった話を近松門左衛門が書き上げて浄瑠璃にした。


1986年に映画化、 監督は篠田正浩。
郷ひろみと岩下志麻の共演。

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注目は、 おさゐと権三は不義の汚名で逃避行中、 男女の関係に進展したのか?

浄瑠璃ではぼやかしてあるようだが、 映画では情交あり。

そりゃあそうだろ、 近々討たれて死ぬ覚悟の男女が二人っきり、 死ぬ前にヤラなきゃ損々。

ジジイは映画しか知らないが、 江戸時代の姦通汚名 → 逃避行ということで面白いストリー。

不義密通....なんと情趣のある言葉。  不倫より遥かにいい。

                * *

同じく密通物語で有名なのが 「おさんと茂平」
これも実際にあった話。

近松門左衛門が 『大経師昔暦』 を書き、 1715年に上演した。

経師屋の妻さん(当時19才)と手代の茂兵衛が密会を重ね姦通。
後に駆け落ちし、 丹波国に隠れ住む。

しかし見つけ出されて磔、 処刑されたという物語。

この近松作品も映画化されている。
1954年、 監督:溝口健二。 主演が香川京子と長谷川一夫。

               * *


井原西鶴  「好色一代男」

  1682年の作品。
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主人公の世之介は7歳で恋を知り、 腰元、 遊女、 後家、 人妻、
お屋敷の女中など、 数々の女とヤリまくる。

男の誰もが羨まう放蕩人生。
最後は女護島と異名のあるチェンマイで消息を絶つというお話。

そういえばチェンマイには、 世之介のような爺さんがたくさんおるわ。


昭和36年に映画化された。
世之助を市川雷蔵が演じ、 若尾文子、 中村玉緒などが共演。

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我々は日本史や国語の中で、 世之介と人妻の不倫を知り、 近松門左衛門で姦通を学ぶ。

知らず知らずのうちに不倫の快楽に洗脳されてきたのだ。


「不倫ていいもんなんだ。  なら私もちょっと......」









 そう、 不倫は歴史・文化・芸術だ。  ヤレヤレ!

                        次回に続きます。


チェンマイって ホントいいですね!





posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 11:22| Comment(4) | 愛を求めて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする