2017年08月14日

独居老人の生活945(#3とんでる女の今昔物語)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活945
                     (#3とんでる女の今昔物語)



   セックスは愛を強めたり深めたりすることもある。

   また逆に破壊的に働くことだってある。

                                 ヘンリー・ミラー(アメリカの作家)


アナキスト大杉 栄は前回にも登場。

彼は1885年(明治18年)〜1923年(大正12年)時代の作家、 ジャーナリスト、 社会運動家であった。


pict-大杉栄2.jpg


自由恋愛論者で、 居候中に堺利彦の義理の妹を強姦して結婚。
当時、 義妹は別の男と婚約していたがこれは破棄された。

だが、大杉栄は彼女と入籍せず、 神近市子に続き、 伊藤野枝も
愛人にする。  尚、野枝は長女を出産。

大杉は女性たちから常に経済的援助を受けるヒモ男。
で、 前回で書いた神近市子は伊藤野枝に嫉妬して大杉を刺す。

これが日蔭茶屋事件で大杉栄は瀕死の重傷。
今も昔も男女関係は複雑、 乱れていた。


               * *


伊藤 野枝(1895年1月〜1923年9月)は、 日本の婦人解放運動家、 無政府主義者、 作家。

雑誌 『青鞜』 で活躍。  この女もとんでいる。
不倫を堂々と行い、 結婚制度を否定する論文を書く。


pict-伊藤野枝3.jpg


野枝には親の決めた相手と婚約が決まっていた。
おまけに本人に相談なく仮祝言まで終了。

野枝は渋々婚約者宅に入ったが8日目に出奔、 再び上京。
在学中に思いを寄せていた辻潤と同棲開始。

今度はその辻潤を捨てて大杉栄の愛人になる。


世評でわがまま、 奔放と言われた反面、 自我の精神を訴えた。

人工妊娠中絶(堕胎)、 売買春(廃娼)、 貞操などを題材とし、
多くの評論、 小説や翻訳を発表。


だが無政府主義者・大杉栄の愛人だったことが災いを招く。
日本史でも出てくる甘粕事件(大杉事件ともいわれる)。

憲兵大尉だった甘粕正彦(当時32歳)らによる戒厳令下の不法弾圧事件だ。

1923年(大正12年)9月1日の関東大震災から間もない16日、 大杉栄、 大杉の甥・橘宗一(6歳)と共に憲兵隊特高課に連行され、 その日のうちに憲兵隊構内で扼殺されて死亡。

大杉栄は享年38、 伊藤 野枝が享年28。

このような殺人事件は、 普通なら闇に包まれるはず。
それが思わぬことから発覚。

殺された大杉の甥・橘宗一が米国籍を持っていたのだ。
米国人の不審な失踪とあって米国大使館が抗議、 こんな時のアメリカは頼りになる。

これに狼狽した日本政府は、 閣議で大問題に.....
軍法会議により、 甘粕には懲役10年(→恩赦減刑2年10ヶ月)。

尚、 甘粕正彦は終戦後の昭和20年8月20日に服毒自殺。
享年54。  軍における最終職位は陸軍大尉。
             ☟
pict-甘粕 正彦(享年54).jpg
             ☝
辞世の句は、 「大ばくち 身ぐるみ脱いで すってんてん」



とんでる女・伊藤野枝は恋の勝利者....とび過ぎて早世した。
        ☟
pict-伊藤野枝2.jpg


一方、 伊藤野枝に大杉栄を奪われた神近市子は恋の敗残者。
しかし神近は国会議員として活躍、 93歳の長命を保った。


               * *


女優の石原真理子は1964年生まれで現在53歳。

聖心女子学院高等科在学中の1980年、「翔んだカップル」に出演し芸能界デビュー。  尚、卒業したのは堀越高校。

テレビドラマ 「ふぞろいの林檎たち」 (1983年)シリーズなどを
通じて、 1980年代は清純派女優として人気を得た。


pict-石原真理3.jpg


1990年代中頃と2002年前後に長期渡米。
アメリカの大学で心理学、天文学を学び卒業する。

このあと、 とんでる女・石原真理子が本領発揮。


2006年、 全盛期の自身のことを中心に綴った自伝 「ふぞろいな秘密」 を発売。

pict-ふぞろいな秘密.jpg


内容は石原真理子の男遍歴で、 13人の過去の交際を暴露。

うち9人は実名で、 中井貴一、 時任三郎、 田原俊彦、 玉置浩二、 明石家さんま、 石黒賢、 郷ひろみ、 木村一八、 吉川晃司。

他に2人の石原軍団、 F1レーサー、 イニシャルKといった呼び名を用いて、 自己の恋愛遍歴を赤裸々に告白。

噂では、 石原軍団の2人の名前は舘ひろしと神田正輝とか。
イニシャルKの名前は近藤真彦らしい。

加えて2004年、 白人男性と離婚したことも書かれている。

               *

著書内で実名を挙げられた人の反応だが、

明石家さんまはあっさり認めた。
お笑いネタに使用、 「テクニックがあかんかったらしい」 と.....

pict-明石家さんま.jpg


その他は、本人ではなく所属事務所のコメントのみ。
ほとんどが 「コメントのしようがない」 といったもの。

尚、 玉置浩二とは後に復縁し、 2009年に婚約。
しかし石原の米国人亭主の籍がそのまま....何とはやお粗末。

で、 婚姻届は受理されず、 結局玉置とは破局。
この時玉置浩二は50、 石原が45歳だった。


pict-玉置浩二.jpg
            ☝ 若い頃の玉置浩二。



ヤリ逃げ、 ヤリ得した男は多かったが、 忘れた頃に暴露され、
オタオタして.....

美人女優を手軽に抱いて後でしっぺ返し、 そう、女は怖いのだ。

共演した男とはみな寝てしまう、 実に素敵な女優さんではないか。

加えてこれをネタにして稼ぐその根性、 寝てもタダでは起きぬと
いうことか。


このとんでる女優が最近またとんでしまった。

警視庁本所署は7月中旬、 石原真理子(53)を窃盗容疑で
書類送検した...のニュース。

同署の調べに石原は、 スーパーでの万引(弁当やお茶)を認める。  「おなかが空いていたので....」

pict-石原真理子4.jpg


これじゃあ ”とんでる女” というよりも、









 盗(と)んでる女だわ。


チェンマイって ホントいいですね!


posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 10:15| Comment(5) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月04日

独居老人の生活937 (#2とんでる女の今昔物語)


    本ブログは下品で低劣な内容です。 
    紳士・淑女及び18歳未満の方はご遠慮ください。



チェンマイ独居老人の華麗なる生活937
                      (とんでる女の今昔物語―2)


  恋の悩みや嫉妬はすべて退屈のなせるわざなのだ。

  惰性に押し潰されたのだ。

                         ドストエフスキー (19世紀・ロシアの小説家)


今朝の買い物:チェンマイ金曜朝市で。
椎茸が出てました。

pict-DSCN1542.jpg
           ☝ 11個、 これで30バーツ。


                 * *


泰葉(56歳)は、 初代林家三平の娘。
シンガーソングライター、 タレントでもあった。


1988年、 27歳で春風亭小朝(現在62歳)と結婚。
2007年に離婚、 小朝を 「金髪糞豚野郎」 と呼んで話題に。

慰謝料は1億5千万円で、 泰葉は「安い」と不平を漏らしている。

pict-小朝・泰葉「離婚ショー」.jpg
         ☝ 離婚会見。



この泰葉が発狂したのか、 先月、突然小朝に襲い掛かる。


pict-泰葉(56).jpg
        ☝ 自分の方が 「金髪糞豚野郎」 って感じ。



では今年7月に開かれた記者会見の模様をどうぞ。
ジジイは松居一代のyoutubeより気持ち悪かった。
               ☟                            
https://www.youtube.com/watch?v=F7554XBDYDA


泰葉は小朝の悪口言い放題。
そして前夫・春風亭小朝と和田アキ子を提訴すると...... 

会見場所は、 帝国ホテル金屏風離婚会見と同じ所。

桂三木助の自殺は 「小朝のいじめ」 が原因(ブログで)。
自分の左耳難聴の原因は 「小朝の暴力」。

「小朝は性癖異常者」、 逆さづりされた。
小朝のおかげでPTSDに罹っている..などと告発。

小朝への唐突な泰葉の攻撃には、 双極性障害の症状が原因との見方もあるが....


しかし罵倒される小朝は堪ったもんじゃない。
離婚してから10年経過、 何を今更って感じか。

何かとお騒がせな泰葉、 まさに ”とんでる女” と言える。


泰葉のブログです、 超お暇な方はどうぞ。
          ☟
https://ameblo.jp/yasuha-e/


              * *


神近市子は1888年生まれ、 享年93。

長崎県出身のジャーナリスト、 婦人運動家、 作家など活躍。
戦後は政治家に転身、 社会党所属で衆議院議員を5期務めた。

70代の皆さまなら、 政治家としての神近をご存知だと思う。


pict-神近 市子1956年.jpg

                *


神近は東京日日新聞の記者になり、 ジャーナリズムに関わる。

28歳の時(1916年)大杉栄を愛人とし、 金銭援助をしていた。
その大杉栄に、 伊藤野枝という新しい恋人ができたことから
逆襲が始まる。

神奈川県葉山町の日蔭茶屋で、 何と大杉を刺傷したのだ。
神近は殺人未遂で有罪、 2年間服役。

裁判では神近市子は、 自分は社会主義者ではないと弁明、
伊藤野枝に対する嫉妬を詳細に陳述した。


 若い頃の神近市子です。
pict-神近 市子.jpg


神近は出獄後、 鈴木厚と結婚し3人の子供をもうける。
鈴木とは1935年に 『婦人文藝』 を創刊したが、 後に離婚。


神近は国会議員として、1957年の売春防止法成立にも尽力。
1969年、81歳で政界を引退した。


その翌年、日蔭茶屋事件を扱った吉田喜重監督(現在84歳)の
映画 『エロス+ 虐殺 』 が公開された。

吉田監督の妻、岡田茉莉子(現在84歳)が伊藤野枝役を、
神近市子役は仮名の正岡逸子として登場、 楠侑子が演じる。

それでも神近は名誉毀損・プライバシー侵害を理由に、 上映差し止めを求めて提訴したが、 「周知の事実」 として棄却された。
              
               * *

松居一代も泰葉も、 メディアやネットを使って男に復讐するが、
刃物で切りつけてはいない。

神近市子は愛する男を殺そうとしたのだ。
船越英一郎も小朝も、 命の安全だけは保証されているようだ。

               * *

昔の女は怖い。

仲居をしていた阿部定は1936年(昭和11年)、 東京・荒川の待合で、 性交中に愛人の男を絞め殺し、 そのあとチンコを切断した。

この時彼女は31歳。
事件は世間で大反響、 当時の新聞がこれ。
                ☟
pict-pict-Sada-Abe1.jpg


阿部定事件をモチーフにした小説に、 織田作之助作著 『妖婦』(1947年)がある。

渡辺淳一1997年のベストセラー 「失楽園」 も安部定がモデルといわれる。


 下の本もその1つ。
pict-阿部定2.jpg


映画作品も多いが、 ジジイが観たのが大島渚監督のフランス版
「愛のコリーダ」。
ボカシなしの性交シーンがあったからである。


安部定は愛する男・石田に復讐したわけではない。

石田が 「性交中に首を絞められると快感が増す」 と定に言う。
その窒息プレイが行き過ぎて、 殺人事件に発展する。


pict-阿部定.jpg
        ☝ 逮捕された安部定。



安部定は晩年失踪、 従って享年不明。

しかし失踪後も、石田の命日には山梨県の寺に花束が必ず届く。
定はこの寺へ石田の永代供養の手続きをしていた。

なので花束は定によるものと考えられる。
昭和62年頃を境に花束が無くなったため、 その頃に死亡したのではないかとも言われている。

となると安部定の享年は82のころか。
では失踪前の老いた安部定(63歳)をご覧ください。
              ☟
https://www.youtube.com/watch?v=ymm0tdIppb0

               * *


1972年(昭和47年)には同様の事件が発生。
これは女の逆襲、 痴情の果てともいえる。

場所は東京・荻窪のアパート2階。

当時予備校生だった旅館の跡取り息子(21歳)と、 この旅館の
仲居だった女(32歳)とが別れ話から争いになる。

話はもつれ、 女は男の性器を包丁で切りつけた。

予備校生のチンコは皮一枚を残して切断され、 元通りに縫合する事は困難に.....

ああ可哀そう、 まだ若いのに.....
ジジイの歳までならあと50年以上は H ができた。

               * *

チンコが切られると日本では大騒ぎとなるが、 ここチェンマイでは度々あるようで、 大事件にならない。

だからかチンコの縫合手術では、 タイが世界一(上手)とか。


タイで、 日本人のチンコが切られた話をまだ聞いたことがない。
ジジイにはこれが残念でならない。










 どなたかにお願いしたいが.....


チェンマイって ホントいいですね!





posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 11:48| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月03日

独居老人の生活936(#1とんでる女の今昔物語)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活936
                      (とんでる女の今昔物語ー1)


   結婚をしばしば宝くじにたとえるが、 それは誤りだ。

   宝くじなら当たることもあるのだから。

                           バーナード・ショウ (アイルランドの文学者)


俳優・船越英一郎(57)が窮地に立たされている。

妻のタレント・松居一代(60)に対し離婚を申し立てるやいなや、
大逆襲に曝されたのだ。

松居一代は恨みつらみをブログやらyoutubeで延々と述べる。
浮気相手、 NHK出演料、 はたまたカツラ使用までバラす。

      pict-松居一代.jpg



ジジイの娘(44歳)に 「これ見たか?」 と書いて、 松居一代の
youtubeを送信してやった。

返事が来て、
「あんなホラービデオ、 よく見てられるよ」


松居一代は気が狂ったわけじゃない。
妻を騙した夫・船越英一郎への復讐を開始したのだ。

              * *


女が男に対する復讐は昔からよく聞く話。


宇野 宗佑(享年75)元首相の惨めな顛末は記憶に新しい。

pict-宇野宗佑.jpg


神楽坂の美貌の芸妓・中西ミツ子は宇野との愛人関係をマスコミにリーク。

宇野は非常にケチで、
「これで愛人にならないかと、 指3本立てた」

中西はこれを300万円だと思ったが、 実際は30万円ぽっち。
とんだ勘違い。

加えて 「別れる時に、 手切れ金をロクにくれなかった」 と
中西の不満が爆発。


このスキャンダルが影響し、 宇野内閣 (1989年6月3日〜)は
在任期間69日の短命に終わる。

大の男がカネをケチると、ロクなことにはならないという事例。


              * *


水戸黄門の格さん役でお馴染み、 俳優・横内 正(現在76)も妻から逆襲された。


pict-横内正.jpg
      ☝ 左が横内正、 右は黄門役の東野英治郎。


横内は不倫の果てに女優の堀越陽子と2度目の結婚。
ところがまた別の女(28歳年下)ができて、 離婚を申し出る。

ここで妻・堀越は怒り心頭に発してマスコミにリーク。

「横内は家を出て、 生活費も子供の学費も出さない」

テレビのワイドショーにも取り上げられ、 爽やかな格さん・横内 正のイメージは大きく傷ついた。

最終的に横内/堀越夫婦は離婚成立、 横内正は3度目の結婚に至る。

pict-横内正2.jpg
       ☝ 最近の横内正。


              * *


明治の時代にも強い女はいた。

岩野泡鳴(享年47)は1873年(明治6年)生まれの小説家。
どの時代でも作家というのは女好きのド助平。

pict-岩野泡鳴(.jpg


35歳の時、 妻子がありながら増田しも江を愛人とする。
翌年、 しも江と心中し損ない、 結局別れる。


そしてこの年に岩野の代表作となる 「耽溺」 を発表。

pict-岩野泡鳴耽溺.jpg
         ☝
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40歳の時(大正2年)、 女権運動をしていた遠藤清子と同棲後2度目の結婚。

42歳の時、 雇った筆記者・蒲原英枝と懇ろになり清子と別居。


ここから妻で作家の遠藤清子が逆襲に転じた。
先ず裁判をおこし、 判決で勝利を得る。

そして清子は 「女の世界」 で発表する。
「なぜ私は離婚しないか」

”妻としての権利を保留しておかなければ十分な復讐ができない”
というもの.....ああコワ。


遠藤清子は亭主を寝取った蒲原英枝を ”淫売、 泥棒猫!” と
罵倒し、 ジャーナリズムを味方につける。

そして岩野泡鳴との同棲から別居に至るまでを 「愛の争闘」 として刊行、 作家としても名を売った。

何とも凄まじい、 転んでもただでは起きぬ根性。


結局泡鳴と清子は大正6年(泡鳴44、 清子35歳の時)、 友人たちの斡旋で協議離婚。  婚姻は4年で終わる。



遠藤清子は泡鳴より9歳下で1882年生まれ。

小学校教員、 電報通信社(電通)、 新聞記者などの仕事をしながら治安警察法第5条撤廃運動および婦人参政権運動をする。

電報通信社で妻子ある同僚との恋愛に悩み、 27歳の夏、 国府津の海に身投げしたが漁夫に助けられる。

明治44年(29歳)、 「青鞜社」 に加わり、 婦人の思想の自由、
経済的独立の必要性を説いた。

のちに洋画家・遠藤辰之助と同棲、 37歳で長女を生むが、 その
2年後、 京都で客死した(享年39歳)。


長生きしていれば、 もっと泡鳴の悪口を書けたものを.....

テレビもyoutubeもなかった時代、 著書が復讐の手段だった。



こんな復讐劇を見れば、 松居一代はまだまだ頑張れそう。

でもこんな幸せな時もあったんだよね.......




             ☟






pict-松居一代2.jpg
             ☝

https://www.youtube.com/watch?v=vLNyQrcZKro

命かけてと 誓った日から
素敵な思い出  残してきたのに

あの 素晴らしい愛を もう一度....は絶対にあり得ない2人。


チェンマイなら大丈夫、 タイ人と結婚すれば当たり、

爺さんはみな幸せになってます。








 例外もありますが.......


チェンマイって ホントいいですね!






posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 10:11| Comment(12) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする