チェンマイ独居老人の華麗なる生活2149(老いたらやめる)
永遠に生きようなんて思いなさんな。
そんなこと できはしないから。
バーナード・ショー (アイルランドの作家)
@ 世界的に半導体不足が深刻な問題に...
世界的に半導体不足が深刻な問題となる中、 日米独などの各国が台湾当局に半導体の増産を要請していることが分かった。

2020年秋以降、 半導体不足が続いている由。
では、なぜ半導体が不足しているのか?
コロナの影響でテレワークが世界中で広がり、 パソコンなどに使う電源管理用の半導体がまず不足した。
さらに世界最大の中国の自動車市場の回復を受け、 半導体不足で車の生産が制限される事態になっている。
台湾当局は半導体増産の要請を受けて、 世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)や、 同世界4位の聯華電子(UMC)などに車用の半導体の増産対応を急ぐように促した。
今回のように製造業の部材不足を理由に各国が特定の国や地域に対し、 増産などの協力を求めるのは異例のこと。

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世界的な半導体不足の原因は、 何と味の素だった?
味の素は半導体の重要なパーツである絶縁材を製造。
その半導体絶縁材が供給不足のため、 供給先のTSMCでCPUの製造が遅れているそうな。
半導体がないとハイテク製品がつくれない。
ハイテク製品の心臓部であるCPUの絶縁材には、 味の素ビルドアップフィルム(ABF)という絶縁被膜が使われており、 その世界シェアはほぼ100%。
ABFの詳細説明は下をクリック。
☟
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/rd/our_innovation/abf/
現在では全世界の主要なパソコンのほぼ100%のシェアに達している。
巨大IT企業も日本の技術なしでやって行けない。
高性能な半導体をつくる材料のほとんどを供給しているのが日本企業なのだ。
今や半導体、 テレビ、 パソコンの製造は台湾、 中国が担っているが、 そのための材料や部品や製造装置、 基礎的な資源や技術は日本にある。
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ふりかけや冷凍食品の味の素が絶縁被膜材を作っていたとは全くの初耳。
この製品は 「味の素ファインテクノ(株)」 で製造している。
☟
https://job.mynavi.jp/22/pc/search/corp77383/outline.html?func=corpinfo
白物家電やパソコン、 スマホ分野で後れを取っている日本企業だが、 味の素の存在を知って心強く思った。
頑張れ、 日本企業! (source : 日経新聞)
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A 老いたらやめること。
断捨離とは、 暮らしの中で本当に必要なものだけを選ぶ作業。
ただモノを捨てる、 服を捨てる、という意味ではないという。
名前の由来は、 ヨガの断行、捨行、離行から生まれた言葉。
もったいないという固定概念から脱却し、 身軽で快適な生活を得ることが目的で、 執着から離れ、 取捨選択を行い、 本当に必要なものだけにすること。
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では、 ジジイが年老いてやめたことは何か。
ま、一言、 面倒くさいこと、 カネのかかることはやめた。
年賀状をやめた。
小人数だけに限りLineかメールで発信、 その数、 10人にも満たない。
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自動車の運転免許証を捨てた。
但し、チェンマイではバイクを運転、 その免許証は所持している。
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冠婚葬祭の出席をやめた。
60歳以降、 ジジイは日本で1度も出席していない。
葬式は実姉とその夫、 叔父、叔母、 友人らの死亡時もチェンマイに居て欠席。
チェンマイではタイ人との関係で、 1度だけ葬儀に出た。
結婚式は60歳以降、 1度もお呼びがかからない。
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麻雀をやめた。
チェンマイで誘われたことはあるがやんわり断った。
58歳が最後で、 その後1度も牌(パイ)を握っていない。
ジジイはダラダラとやるのはダメ。
例えば3時間まで..と決められていればOKだが。
それでも 「もう半荘(チャン)だけ」 となりがちで...
あれだけ好きだった麻雀だったが、 もうやらない。
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ゴルフをやめた。
52歳を最後に23年間、 やったことなし。
元々ゴルフを趣味にしたことは1度もない。
スコアを上げるべく熱中したこともない。
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高校の同窓会の参加をやめた。
毎年秋に東京で開催されているが、ここ10年ほど全て欠席。
ま、チェンマイにいるから出られないということもあるが、 もう出たいとも思わなくなった。
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テレビはほとんど見ない。
昔から、 テレビドラマは見なかった。
なので 「おしん」 などNHKドラマは見たことなし。
日本では食事しながら、 主にテレビニュースを見るだけ。
チェンマイでは、 選挙速報くらいしかテレビは見ない。
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自宅本棚の書籍を捨てた。
辞書など僅かに残し、 99%を処分した。
ビデオテープ(全て映画)も全部捨てた。
衣類も捨てた。
背広、 コート、 メタボで着られなくなったものは捨てた。
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タバコは42歳の時にやめた。
それ以来ノースモッキング。
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株の売買をやめた。
60歳を過ぎてからの新たな株の購入はない。
所有株を売り、 現金化するのみ。
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遠くの海外旅行をやめた(というか出来なくなった)。
ジジイが64歳の時の2010年1月、 オーストラリア(成田〜ケアンズ)旅行が最後。
但し、 タイから近いラオス、 ミャンマー、 カンボジア、 ベトナムには行っている。
日本〜タイのフライトで、 仁川、 香港経由があったがトランジットだけで、 1度も入国していない。
欧米などに旅したいのだが、 長時間のフライトを考えると躊躇してしまう。 体力的にキツい。
ならばタイ国内とか近隣国への旅で満足だ。
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交遊関係(日本)を縮小した。
元の会社関係では、 帰国すると必ず会う人が3人いた。
しかし1人が死亡、 現在は2人だけになった。
会社関係の寄り合い(元の職場など)には出ない。
嫌な上司・先輩などの顔を見ても楽しくない。

☝ イメージ画像。
学生仲間では、 毎年3グループ6人と東京で会食していたが、 うち2人が体調不良でここ2年は会えずじまい。
ジジイがもし長生きすれば、病気や死亡で会う人は少なくなろう。
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チェンマイでの交遊。
「来るもの拒まず、 去る者追わず」 はやめた。
ジジイがチェンマイに来た当初、 知り合いは誰1人としていなかった。
なので明るい時間は観光を兼ねた散歩、 または部屋で読書、 夜はバーやライブを楽しんだ。
そのうち市営競技場で声を掛けて来たAさん(ジジイと同年)と知り合う。
彼が彼の友人らに引き合わせてくれたので、 少し交遊が広まった。
そのAさんも体調が悪くなり、 チェンマイに来られなくなった。
チェンマイで友人が1人もいないとなると、 日本語で会話もできない。
孤島に漂着したのならともかく、 交遊の中から楽しさも知識も増える。
しかしたくさんの友人は不要。
この歳で気を遣ってまで付き合いたいとは思わない。
基本は、 その人と一緒して楽しい気分になれること。
何かと疲れる人、 面倒な人、 厄介な人は敬遠する。
四六時中、数人で群れているのはジジイの性に合わない。
加えて年金暮らしの身、 経済的制限もある。
例えば、 「レストランで会合」 となってもそこが ”超高級(高い)店” ならば、 ジジイは断ることになる。
金銭感覚において、 寛容的、 許容的になりたいのはやまやまだが、 ジジイの財布が追いつかない。
チェンマイ在住の人で、 グループ(会合)ではなく、 常日頃2人で会食する友人はごく僅か。
ジジイは気ままなので、 相手にして貰えないことが多い。
しかしそれでいい、 ジジイだってそれとなく選ぶ。
馬が合い、 信頼できる人を....
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反対に、 チェンマイに来てから始めたことがある。
パソコン、 スマホ、 ブログ。
Lineを使えば、 国際通話までもが無料でできることを知って驚いた。
そしてもう1つ、 チェンマイで始めたことがある。
女性を追い求めるようになった、 20代の頃のように...
但し、 気持ち(情熱)だけ。
精力は蝋燭(ろうそく)の炎が消えかかっているようでパッとしない。
でもジジイはこの情熱で....
元気になっていると思う。 (若返りました)
チェンマイって ホントいいですね!