2018年08月11日

独居老人の生活1265(ついてないこの頃)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1265(ついてないこの頃)


   成功への道は3つ。

    一つ目は優しくすること。

    2つ目は優しくすること。

    3つ目も優しくすること。
                               フレッド・ロジャース (教育者)


今週はついてない日が続いた。
まずジジイのバイク用ヘルメットが盗難にあう。

場所は 「Hueykaew Place」 の駐車場。
和食店 「友達ラーメン」 があるアパ−トメントだ。

ランチで行ってバイクを駐車、 その時30代のタイ人男性がタバコを吸いながら立っていた。

ま、大丈夫だろうと、 ヘルメットをサイドミラーに乗せて店に入り、 食後、 出てきた時には盗まれていた。

このヘルメットは東京で購入し、 チェンマイまで持参。
チェンマイのヘルメット相場より遥かに高額だ。

今回でチェンマイでのヘルメット盗難は3度目、 ホント腹が立つ。
全てMade-in-Japan、 泥棒は価値ある品を選ぶようだ。

これもタンブン(布施)と思って、 優しい気持ちでいよう。

                  * *

昨日(10日)は一日、 散々な目にあった。

11時過ぎに自宅を出発、 向かうは 「おじいさん」、 日本からの
中古輸入品販売の店。 (地図はココ

目的はヘルメットを買うため。
ひょっとして盗まれたジジイのものが置いてあるかも...の期待。

道路を走れば信号がある。

車が長い列で信号待ち、 ジジイのバイクは左端の空いたスペースを走り、 信号待ちの車を追い抜いて行く。

その時だ、 車の間から突然バイクが飛び出てきた。
ジジイは急ブレーキをかけたが間に合わず、 そのバイクに衝突。

当然ながら転倒、 ジジイは腰に打撲、 脚に擦り傷。
相手はタイ人の若者(学生の感じ)。

衝撃で、 ジジイのバイクの方向指示器ランプをカバーする透明のプラスチックが外れている。 

若者はそれを手にして平謝り。
「修理屋で直します、 一緒に来てほしい」 と言う。

ジジイは、 ランプのカバーくらい30バーツも出せば、 修理屋が
付け直してくれる。

そう思ったので、 「マイペンライ」 と言ってその場を去った。
優しくしてあげた、 このあときっといい事があるだろう。

                 * *

日本製輸入中古品店 「おじいさん」 には、 盗まれたジジイのヘルメットはなかった。

しかし使えそうなヘルメットがあったので購入、 700バーツ。
新品のタイ製同等品より高額、 吹っ掛けられたかな。

このあとランチを食いに行く。
レストランでLineを見たら、 友人から着信していた。

「8/10、 13:30、 いつもの仲間とxxカフェでダベリます」

通常は電話連絡なのだが、 今回友人は珍しくLineを利用。

あ、そうか、 ジジイがバイクで走行中に電話 → 着信音に気付かず。 友人はやむを得ずLineしたんだろう。

そう思ってランチの後カフェに立ち寄った。
ところが定時を過ぎても誰も現れない。

ジジイは友人に電話、 「俺、 今待ってんだよ」

「なに言ってんのよ、 8/10は明日じゃないですか。
  かなりボケちゃてますね....」

オー恥ずかしい勘違い、 だが帰宅後カレンダーを見て気付いた。

ボケは友人の方、 8月10日金曜日、 ジジイが正しかったのだ。
すぐにLine送信、 「俺をからってんの?」

しかし怒っても詮無いこと、 相手は病人だから.....痴呆症の。
世話になってる友人だ、 ボケ老人には優しくしてあげよう。

                 * *

帰りに 「セントラル・カドスワンケーオ」 に立ち寄る。
すると長く工事中だった地下フードコートが再オープンしていた。

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      ☝ ジジイは、1日早くオープンした..と思った。



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  たこ焼きもある。
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   こっちはスルメ。
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ビール売り場が見当たりませんでした。

                  * *

セントラルを後にして、 ジジイは修理屋へと向かう。

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ジジイは外れたランプカバーを示し、 嵌めてくれと言う。

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修理屋は、 「方向指示器のあるパネル全体が割れており、
        パネルを取り替える必要あり」 と言う。
               ☟
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  修理の間、 近くのカフェで時間潰し。
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30分ほど経過、 もう出来上がっている頃....修理屋へ戻る。
これが何と全く捗っていない、 バイクは置きっ放しの状態。

うんざりして催促、 店主が店員を促せる。
これから新しいパネルを買いに行くという。

カフェに引き返し、 注文せずに座って待つ...こんな厚かましいことは出来ない。

仕方なく、 修理屋の中で待つこと45分。
イライラするが我慢、 優しい気持ちで接してあげよう。

ようやく修理完了、 やれやれ......何てこったい。
修理代は1,080バーツ、 ジジイは甘かった。

こんな高いと分かっていれば、 若者の申し出通りに修理して貰えば良かった。


ヘルメット盗難 → 交通事故 → ボケ友人 → 長い修理時間 →
1,080バーツ出費、 ついてない時ってこんなんか。

自宅に到着、 Lineを見たら、 飯友の女の子から着信あり。
 「今日、 夕飯 一緒に食べましょ?」

冗談じゃない、 高いレストランで奢らされるだけ。
ついてない時は、 家でじっとしているに限る。


と思ったが、 相手は女性だ。

優しくしてあげれば、 つきが変わるかも......







いそいそと出かけたが......また出費しただけ。


チェンマイって ホントいいですね!




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 12:24| Comment(8) | 華麗なる生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月10日

独居老人の生活1264(引き揚げ者たち3:爺さんの勝負・後編)


 本日は前回の続編です。


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1264
               (引き揚げ者たち3:爺さんの勝負・後編)


  世界のどこかに自分の子供があるということは、
  全く捨て置き難い。

  この地を愛せずしてなるものか。

                                 横光利一 (作家)


離婚を決意した松坂さんは、 奥さんと話し合いに入る。
24歳年下の彼女はすんなりとは受け入れない.....当然のこと。

日本やタイで離婚や別れ話の経験をお持ちの方は、 よくお分かりの事と思う。

埒が明かない状況に松坂さんは、 意を決して弁護士に相談。
チェンマイ市内にある日本語OKの法律事務所を訪ねた。

その弁護士は、
「今後の話し合いは、 私がします。 
 奥さんとの連絡は絶ってください」 とアドバイス。

松坂さんはそれ以降、 奥さんからの電話には出ない、 居場所を明かさないなどの注意を払う。


弁護士が入ったとて、 すぐ合意に至るわけがない。
娘名義の土地・家屋の売却法、 娘の養育権問題など、 そう簡単なことではない。

                 * *

弁護士がどう話を進めたか、 詳しいことは分からない。
合意まで半年以上はかかったように記憶する(曖昧)。

弁護士は松坂さんの希望通りに事を収めた.....奥さんが折れてくれたのだ。

奥さんがチェンマイまでやって来る → 弁護士と一緒に夫婦2人が役所に行き → 離婚届を提出。

子供の養育権は松坂さんの手に......
イサーンにいる娘の引き取りは、 幼稚園卒業後..で合意。

その幼稚園の卒園式、 松坂さんは車を飛ばしてイサーンまで行く。
自分1人ではポツンとなるパーティー、 友人に頼んで2人で出席。

大勢のタイ人の中、 日本人爺さん2人は娘の卒業を祝った。 
そしてその後、 娘はチェンマイの父のアパートで暮らし始める。

                  * *

老いてできた子供は特に可愛いという。
ましてや松坂さんにとってはたった1人の子供である。

これからは、 67歳の彼が娘を育てなければならない。
まずは小学校への入学 → 自宅(アパート)近くの学校に決定。

松坂さん1人では娘の世話はキツい → 運よくベビーシッター(50代)が見つかった。

ラッキーだったのは、 このベビーシッターが素晴らしい女性。
タイ人ながら日本語を話し、 木目細かに世話してくれたという。

ちなみにベビーシッター代は8千バーツ/月。
友人たちは 「5割増しでいい」 と無責任な事を言ったものだ。

                * *

いつ決断したのか、 松坂さんは娘を連れて日本に帰ると言う。
日本の学校で教育させ、 日本人として育てたいとの思い。

ジジイはこの話を聞いた時、 それは驚いたのなんの。

でも松坂さんが養育権を取りたいと願った時から、 この案は彼の頭にあったのかも.....「オレの娘は日本人」

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       ☝ 松坂さん送別会(居酒屋ガガガ)


過日、 父娘はベビーシッターのおばさんに見送られ、 チェンマイ空港を飛び立った。

空港でお別れの時、 不安げな娘におばさんはこう言ったという。

 「またすぐに会えるからね」

涙するおばさんの言葉、 娘はこれを信じたろうか。


小学1年の娘にとっては初めての日本。
67歳の父親共々、 今後新たな問題に直面するかもしれない。

しかし父娘2人、 いかなる試練をも乗り越えて行くだろう。


父娘に関し、 ジジイの気がかりが一点だけある。
松坂さんはジジイと同じで大の酒好き。


娘さんが成人に達するまで元気でいること.... これが松坂さんに課せられた責務である。

娘が20歳、 このとき父親は......








 81歳。

松坂さん父娘に 幸多かれと祈る。


チェンマイって ホントいいですね!





posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 11:48| Comment(17) | 華麗なる生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月09日

独居老人の生活1263(引き揚げ者たち-3:爺さんの勝負)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1263(引き揚げ者たち-3)


  守ろう、 守ろうとすると後ろ向きになる。

  守りたければ攻めなければいけない。

                                         羽生善治 (将棋)


チェンマイに定住する我々は、 当地で骨を埋めるか、 何らかの
理由で日本に帰るか、 そのどちらかに分れる。

一人暮らしのジジイは、 次のいずれかで帰国することになろう。

1.健康悪化、  2.金欠、  3.チェンマイに飽きる。


最近チェンマイを引き揚げたのが友人の松坂さん(67、 仮名)。
彼はどんな理由があって帰国したのだろう。

上記3点には該当せず。  別の要因があったのだ。

松坂さんがチェンマイで暮らし始めたのは50代。
そして数年後、 独身だった彼は縁あってタイ人女性と結婚する。

イサーン(東北地方)に住んでおり、 歳の差24だった。
男は大概奥さんの実家の方に引っ張られて行く。

彼もその例に漏れず、 チェンマイを離れてイサーンに移り住む。
しかし松坂さんには退屈な毎日。

イサーンのド田舎、 ちょっと街まで出るにも車で20分はかかる。

一番キツかったのは、 自宅近くに日本人がいないこと。
話し相手がおらず、 飲み仲間もいない。

週に1回ほど街に出て、 現地で知り合った友人と喋るだけ。
それ以外にはやることがない、 ボーっとした状態が続く。

毎日が家の中ではジジイにだって耐えられない。
で、取り敢えず彼はチェンマイに戻りアパートに住み始めた。

後日アパートに奥さんがやって来たが、 彼女はあくまでイサーン居住を希望。

「じゃあ仕方がない、 離婚するのか?」
なんて話し合ってるうちに男と女、 久し振りに夫婦の営みが....

何てことは無い、 この1発で妊娠。
生まれてみれば女の子、 夫婦共に初めての子を授かった。

こうなると奥さんも折れてチェンマイに移住、 親子3人の新しい
生活がスタートした。

松坂さんは娘名義で家と土地を購入、 チェンマイ郊外のムーバーンだ。


松坂さんは娘を見ても、 本当に俺の子かと疑心暗鬼に.....
しかし成長すると誰が見ても彼に瓜二つ、 DNA鑑定より確か。

ジジイも娘の顔を写真で見たが、 これほど父親に似るものかと
驚いたほどだ。

二枚目の松坂さんの顔がそのまま娘に移動したかのよう。

     pict-白上.jpg

                * *

何不自由のない生活だったのだが、 今度は奥さんがチェンマイに馴染めない。

これは当たり前いえば当たり前で、 自分の実家のある所が一番だ。

そうこうしてる内に、 奥さんは娘を連れてイサーンに帰る。 
当然 「貴方も一緒に...」 と夫を誘ったと思う。

結局、 チェンマイとイサーンでの別居生活が始まった。

松坂さんは時々奥さんの家に行き、 3,4日過ごしてまたチェンマイへ帰るというパターン。

奥さんは、 実家の周りの土地を徐々に買い占め資産を増やす。
小さなレストランをオープンしたりする。

そのカネの出どころはと言えば、 当然松坂さんのお財布。
奥さんからの電話催促で、 彼はATMに走ることが多くなる。

そのカネの使い方は尋常でなく不自然、 松坂さんは何らかの対策を講じざるを得なくなってきた。

そして別居生活数年後、 彼は離婚を決意、 果敢に打って出た。

酒好きで明るく温厚な松坂さんだが、 火事場のそれこそ馬鹿力、 生涯を賭けた勝負に挑んだのだ。

彼の目標は離婚と子供、 この2つを勝ち取ること。

とはいっても、 奥さんにとってみれば亭主はATM、 そう簡単に
手放すわけがない。


松坂さんにとってのこの挑戦、 吉と出るか凶と出るか?








 この続きは次回に......


チェンマイって ホントいいですね!




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 11:51| Comment(4) | 華麗なる生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする