2020年07月25日

独居老人の生活1950( 言語の力#23:外国人の言語観)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1950
                   ( 言語の力#23:外国人の言語観)


 常識とは 18歳までに集めた

 偏見のコレクションのことである。

                             アインシュタイン



今日はかなり真面目なテーマ、 退屈されるかも...
最後までお読み戴ければ幸いです。

しかし本ブログのウリ、 まずは性サービスの話からどうぞ!

@ 男娼の館(チェンマイ)。

チェンマイ警察当局は7月21日、 マッサージ店のマダム(56)と少年従業員2人を逮捕した。

マダムは通称アン、 性転換して女性になった元男性。
マダムは 「マネージャー」 と言ってるが、 警察ではオーナーとみている。

pict-Transgender madam arrested.jpg


チェンマイのこの店は、 表はマッサージ店、 裏は男娼の館。

少年たち(18歳未満)は、 白人の男性客に店内やホテルなどで性的サービスをしていた。

警察はおとり捜査を開始、 捜査員が客を装って店に入り、 性的サービスを確認。

アン(本名:Chatsiri Maosang)は、 人身売買を含む複数の容疑で逮捕された。

少年による売春は 1回につき1,600バーツで、 アンはそこから600バーツの手数料を取っていた。


  **********************



A 言語の力:外国人の言語観。

直塚玲子著 『欧米人が沈黙するとき−異文化間のコミュニケーション』 (大修館書店)という名著がある。

異文化間の誤解を認識する上でうってつけの本という評判だ。

日本人の言語観と外国人の言語観がぶつかり合うという実例が書かれている。

  pict-欧米人が沈黙するとき―異文化間のコミュニケーション.jpg


日本人の英語教師と外国人とのグループ混成で、 英語教育に関する1週間のセミナーが開催された。

そのセミナーが終了、 日本人の代表が次のように挨拶した。

私のまずい英語でご勘弁ください。
参加者の中で私が最年長だと思いますので、 みんなを代表して一言ご挨拶申し上げます。

参加者一同、 このセミナーに心から感謝しております。

諸先生方のお骨折りに対して衷心からお礼を申し上げますこと以外は、 何も申し上げることがありません。

ご存じのように、 日本の英語教師はなまの英語を聞く機会がほとんどありません。

このセミナーに参加できたお陰で、 英語を教える上で、 格段の進歩が見られることは申すまでもありません。

ご丁重なご指導に、 重ねてお礼申し上げます

pict-異文化交流.jpg
              ☝ イメージ画像。

               * *

この挨拶に対して、 直塚玲子氏は様々な国籍の人々に対して、 2つの質問事項に答えてもらった。

質問1.あなたはこのスピーチが気に入りましたか?
     それとも気に障りましたか?
     それぞれ理由をつけて答えてください。

質問2.このスピーチの中で、 どの部分が1番奇異に感じら
     れましたか?


では質問1の外国人が ”気に障った” ことは何だったろうか。

・講師が求めていることに、 何1つ応えていない。
仕事の質は全く問題にしないで、 労働だけに感謝している。

・このスピーチには個性が無い、 ロボットが喋っているみたいだ。
他のどのセミナーでも、 そっくりそのまま使える挨拶だ。
どこでも通用するようなスピーチは、 礼儀にかなっていない。

・お世辞たらたらのスピーチには腹が立つ。

・大げさで、 しかもユーモアが無いスピーチは滑稽だ。

・スピーチした人は出しゃばり、 誰も彼を代表者に選んでいない。

・この人のために、 他の参加者は自由に批判ができなくなる。

              * *

質問2の奇異に感じられてこと...

・最年長だからといって勝手に出しゃばるな。

・「私のまずい英語でご勘弁」 と言っておいて、 あとは見事な英語に切り換わるので滑稽。

・本当は上手なのに下手なような格好をするのは、 自分に注目して貰いたいから。  意図が見え見え。

・「日本の英語教師はなまの英語を聞く機会がない」 は、
  日本にいる外国人は ”喋る機械” として利用されている。
  外国人の個性や考えは無視されている。

              * *

諸先生方のお骨折りに対して衷心からお礼を申し上げます」 に対しては、

・役に立つ批判なし、 ただ礼を言う態度。

・質問したり、 意見を出したりしないで、 与えられたものをありがたく頂戴する態度。

・私の労働だけに感謝しており、 その中身つまり私の考えには感謝していないという意味に解釈できる。

・骨折りについての感謝 = 「いい骨折りだった」 という意味にはならない。

・もし米人がこんなことを言えば、 相手を侮辱したこと。
  何も役立つことをしなかったように聞こえるから。

              * *

英語を教える上で、 格段の進歩が見られることは申すまでもありません」 に対して、

・あまりにも誇張しすぎで滑稽。

・1週間のセミナーで、 格段の進歩なんて考えられない。
  外国人に不信感を抱かせる結果になる。

・何の理由も述べずに、 格段の進歩をとげる保証もないままに、 そんな言葉を使うのはおかしい。

pict-外国人.jpg
             ☝ イメージ画像。

              * *

挨拶した人は、 誰からも文句を言われないような ”紋切型のスピーチ”をした。

まあジジイだってこんなスピーチを聴かされたら退屈で...
しかしジジイは日本人、 この挨拶を批判しようとは思わない。

個性なく、何ら印象を残さないスピーチの中で、 ただオベンチャラを言うだけ。

これでは欧米文化圏で育った人々には奇異に感じよう。

(注)回答した外国人の国籍は、
米、 英、 仏、 独、 加、 豪州、 ギリシャ、 旧チェコスロバキア、
旧南アフリカ連邦、 レバノン、 メキシコ、 フィリピン、 香港。

            * *

我々日本人は、 通り一遍の挨拶や言葉で事足りていた。
しかし外国に出るとこれが中々難しい。

「何ダロ、 この日本人?」 と見られる場合がある。
何を言いたいのかよく分からない...外国人が戸惑う瞬間だ。

何も日本人が、 外国人に全てを合わせる必要はないと思うが...


日本人爺さんがタイ人女性とデートした。

別れ際に爺さんが言う、 「今日は楽しかったよ」


しかし相手はタイ人、 もっと具体的に言った方が効果的かも...

「ここは初めて来たところ、 案内してくれてありがとう」

「今日、 君とキスできて嬉しかったよ」

「君の黒の洋服、 この店の雰囲気にぴったり、 イイネ!」





カネが掛かりそうだわ。


チェンマイって ホントいいですね!





posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 13:48| Comment(0) | バラエティー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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