2019年09月21日

独居老人の生活1643(タイ人女性の運転免許奮闘記)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1643
                    (タイ人女性の運転免許奮闘記)


 孤独の中でしか、 自分自身を豊かに深めていくような

 濃密な時間は得られない。

                              齋藤孝 (日本の教育学者、 作家)


今日はタイ人女性の運転免許の取得がテーマ。
彼女らに翻弄される爺さんの悲喜こもごも、 どうぞ!


@ ランパーンで取得した奥さん。

日本人に嫁いだタイ人奥さまは既に50歳を超えていた。
バイク、 車とも運転免許証は1度も持ったことがない。

奥さまの実家・ランパーンに暮らすご亭主(60代)は、 自分で動けない、 又は将来動けなくなった時のことを考えた。

ヨメにも運転免許証が必要 → 取得を勧める。
亭主は気の乗らない奥さんを車に乗せ、 教習所へ連れて行く。

1週間通って6,000バーツの支払い。
そして試験は実技と法令。

筆記テストは合格したが、 問題は実技。
実技テストの日には、 試験官が教習所にやって来る。

奥さんは幅寄せというか車庫入れの設定で当然の如く失敗。
試験官は 「もう1回やってみよう」 と再トライ。

またダメ、 「もう1回やって...」  → また失敗。
結局4度目でやっと成功、 これで合格となった。

試験官には、 何とかして運転免許証をあげたいという気持ちがあったようだ。

しかし免許を取得した奥さまはその後、 実際には運転はしていないという。

従ってご亭主は奥さんのお抱え運転手に....
美容院、 病院、 マッサージ、 買い物など全て亭主が送迎する。

我慢強いご亭主が語る。

「ヨメが運転する車には絶対に乗りたくない。
 どうにもならなくて乗る時は、 決死の覚悟で....」

運動神経の鈍い奥さんを持つと亭主は命懸け。


  ********************


A チェンマイで運転免許証 取得にトライ。

友人のMさん(60代半ば)は長年チェンマイで生活。
独身の彼は、 タイ人女性と5年の交際の末結婚。

30数歳も年若の奥さんはバンコク暮らしだったためか、 バイク・車を自分で運転した経験なし。

しかしチェンマイでは ”足” が必要になってくる。
子供の学校の送迎しかり、 亭主だけでは困る場合が出よう。

で、 30チョットの奥さまは、 チェンマイ(ハンドン)の陸運局で車の運転免許証にトライ。

筆記試験は1発で合格し、 その後の3ヵ月間で実技試験に通ればOK。 
不合格になっても、 3ヵ月間は何度でも再試験を受けられる。

   pict-技能試験.jpg
           ☝ イメージ画像。  

実技テストは、 試験官が奥さんの横に座って行う。
奥さんは車庫入れテストで予想通りに失敗。

「んじゃあ、 もう1回やって...」 とは試験官は言わない。
ビデオを撮っており、 それを見て判定を下すのだ。

              * *

ならばと、 その後奥さんに運転させて路上教練、 Mさんが横に乗って指示を出す。

Mさんは命懸けの実技指導だ、 必死になって 「危ない、 ダメ、 何やってる!」 の連発。

奥さんだって、 亭主に言われっ放しでは頭に血が上る。
「うるさい、 黙ってて!」 で夫婦喧嘩勃発。

このままでは離婚危機に... 亭主による路上教練はあっさり中止となった。

              * *

1回の不合格でも、 そのあと何度でも再試験を受けられる。
しかし奥さまにはプライドがあったのか、

「もう嫌だわ」 と言い、 免許取得を諦めてしまう。
何とまあ、 往生際のいいこと。

それでも運転に未練があるのか、 チェンライに行った時の事。
奥さんは 「ちょっと運転させて...」 とハンドルを握る。

車が余り通らない道路を直線でちょっと走ると T 字路の交差点。
ここを右折するのだが、 亭主に奥様が思いがけないことを言う。

「右に曲がれない」 と停車してギブアップ。
後ろに他の車が見えた、 Mさんは慌てて運転を交代。


これ程までに運動神経の鈍い女をヨメにすると爺さんが苦労する。

「運転手はアナタ、 あたしは朝寝....」

Mさんはそれこそ老骨に鞭打って毎朝夕、 子供の学校送迎に奮闘。
ジジイも知ってる、 学校通りの朝夕のひどい大渋滞。

ジジイはこんな話を聞くとニンマリ。
やっぱし1人暮らしが最高だ!


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B 日本で運転免許証 取得にトライ。

平さん一家は昨年9月、 チェンマイを引き揚げて日本に戻った。
この件は本ブログ#1346(2018年11月5日)で掲載済み。

日本に引っ越して約1年、 パートタイムの仕事を見つけたタイ人の奥さまはその間、 タイの国際運転免許証で(運転して)通勤。

しかし国際運転免許証の有効期限は1年。
タイの国際運転免許 → 日本の運転免許証切り換えはできない。

日本の国際運転免許 → タイの免許証切り換えはOKなのに....
互恵がないのは、 日本がタイの免許証を信用していないからか。

仕方がない、 奥さんは日本の運転免許証取得にトライする。
平さん(68)の奥さん(43)は、 Mさんの奥さんと違った。

1回目の実技試験は、 S字走行で脱輪 → 不合格。
ここでタイ人らしく、 「もう嫌だわ」 と取得を諦めた。

プライドが許さないのか、 試験はもう絶対に受けないと拒否。
しかし会社の人に諭されて、 渋々再受験することに....

但し時すでに遅し、 再試験は有料になっていた。
それでもトライしたが....

2回目は左右確認を怠り → 不合格。
3日目、 4回目は徐行を怠り → 不合格。

計4回の実技試験にことごとく不合格。

しかしカネだけは出て行った → 自動車学校の入学金が2万円。
2時間の教習が1回1万円、 3回受けたので3万円。

試験料は1回約2,500円、 4回受験で1万円。
これだけではない。

試験を受けに行くには有料の高速道路を走り、 申請に印紙代2,500円もかかって約1万円が吹っ飛ぶ。

その都度カネが吹っ飛び、 平さんはイライラ。
口を酸っぱくして注意しても下手糞な運転は変わらない。

    pict-1537042211641相楽宅と家族 (2).jpg
        ☝ 奥さんとお嬢ちゃん。

結局、 平さんが運転し、 奥さまを会社まで運ぶことに....
子供ならぬ、 25歳年下女房ために朝夕の送迎が始まった。

送迎代は勿論無料、 奥さんの給料は全て奥さんの財布に入り、 家計の足しには全くならない。

それでも平さんは、老骨に鞭打って毎朝夕の送迎に奮闘。
平さんがボヤきたくなるのも分かる。

運動神経の鈍い女をヨメにすると、いずこの爺さんも苦労する。

ジジイはこんな話を聞くとアハハと笑う。
あぁ、 やっぱし1人暮らしが最高だ!


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C チェンマイで免許取得にトライしないと....

日野さん(71)は昨年5月頃、 中古自動車を80万円で購入。
チェンマイを引き揚げて日本に帰国する友人から譲り受けた。

で、 日野さんは10年来の恋人(30)にこう言った。

「この車をあげるから、 運転免許証を取りにいきなさい」

日野さんは彼女を運転手にして、 あちこち出かける魂胆。
ところが彼女は、 一向に免許を取りに行かない。

それどころか、 何かあるとすぐに、
「パパ、 xxに行きたいの、 連れてって」

日野さんは彼女の運転手に成り果てた。
ミツグ君だけだったのが、 アッシー君まで加わりボヤくこと。

それでも嬉しそうに彼女のアパートに迎えに行く日野さん。
40も年下の女性の機嫌取り、 ジジイにはとてもできない。


可愛い子供、 美人の奥さん、 メチャ若い恋人の運転手としてサービスに励む爺さんたち。

若いタイ人女性をパートナーにするとこんな苦労が待っている。

一緒になる前に、 運動神経のテストが必要。

やり方は簡単、 100mを一緒に猛ダッシュで走り、 爺さんに勝てば合格だ。


ジジイはつくづく思う。






孤独が一番だ。         (負け惜しみ)


チェンマイって ホントいいですね!






posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 13:56| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私の妻は運動神経が良いとは言えませんが、教習所へ通ってから運転免許試験に行って一発合格でした。車庫入れは私の方がうまいですが、それ以外はすべて任せられるほど、運転はうまい方で、おかげで私は横へ座っているだけになりました。もっとも私は年齢的なものと手術後の後遺症的なものがあるし、動体視力はかなり落ちたと自負しているので、その方がありがたいです。ブログのような女性たちでなくてよかったと思います。あおり運転が日本で問題になっていますが、チェンマイで車を普通に運転している人であればわかると思いますが、ここでは日常的にあります。追い越し車線だけでなく、走行車線で時速70kmでもあります。車を降りれば「どん亀(亀のようにのそのそ歩く)」のタイ人がなぜ車に乗るとスピード狂になるのか理解に苦しみます。ものすごいスピードで追い越して前に出て数10m走って左側に停車する、そして車から降りると「どん亀」に変身する。なにをそんなに急ぐのか、また1台でも多く抜かないと気が済まないのか?わけがわかりませんね。
Posted by タオ・クワーイ at 2019年09月21日 16:17
 華麗なる日々の独居青年 樣

 車の免許を取ってもらう??? 何と愚かな(馬鹿な)選択。自分の都合だけでしか考えられない、ジジイの発想です。考えられるだけのコストを足し合わせ、後何年生きるつもりで除すれば、年間の費用が分かります。これと翁ご愛用の Grab を比べてみれば、結果は歴然。自ら選択肢を狭めて、馬鹿な暮らしをする人は多いですね。翁は賢明ですよ。

 
Posted by タイ文字は文字化け? at 2019年09月23日 09:05
タオ・クワーイ殿:
良かったですね、やはりパートナーが運転できた方が何かと助かります。
ジジイは昼からでも飲みますので、運転は致しません。 免許証も70歳で返上しました。
チェンマイでの運転は怖い感じです、バイクでのんびり走れば十分ですわ(笑)
コメントありがとうございました。
Posted by 独居老人 at 2019年09月23日 13:18
タイ文字は文字化け?殿:
今回取り上げた4人は、既に車所有か、車を買うつもりでいた人たちばかり。
家庭持ちの人とか、田舎暮らしの人には、車は必要かもしれませんよ。
通勤するのも車がなければ....
子供の学校の送り迎え、距離が遠い場合、車が無いと大変です。
パートナーが運転できれば助け合うことができますね。
コメントありがとうございました。
Posted by 独居老人 at 2019年09月23日 13:25
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