チェンマイ独居老人の華麗なる生活1572(言葉の力)
一回でも、 腹の底から笑った事のある人間は、
どうしようもない悪人にはならない。
カーライル (イギリスの思想家)
吉本興業の芸人が反社会的勢力のパーティーに出演(闇営業)。
これが今、 世間を騒がせている。
こんなことは昔からあったこと。
美空ひばりは山口組・田岡一雄組長の庇護のもと大スターに...
北島三郎は稲川会の宴席に出演、 これがバレて紅白歌合戦出場を辞退した。
小林旭、 細川たかしらも同様に、 ヤクザの宴席で唄っている。
俳優・若山富三郎か小林旭のどちらかと記憶する。
彼が暴力団幹部と一緒にゴルフした。
それを批判され、 返した言葉がすごい。
「組長たちとゴルフして何が悪いんだ?
カネを貰ったわけじゃない、 カネを渡してもいない。
ただコースを一緒に回っただけ、 世間に一切迷惑をかけてない。
ゴルフ場で一緒して、 何故いけないんだよ」
昔の芸能人は今と違っていた。
* *
落語の月亭可朝は、 歌がヒットしてブレイクした。

”ボインは赤ちゃんが吸うためにあるんやで〜
お父ちゃんのもんと違うのんやで〜”
この可朝が野球賭博で捕まった。 で、刑事に訊いた。
「野球賭博はなんであきまへんのや」
若い刑事が呆れ顔で答えた。
「暴力団の資金源になっとるからに決まってるやろ!」
そこで月亭可朝は膝を叩いた。
「それやったら大丈夫ですわ、 わし、 トータルで勝って
ますさかい。
暴力団の資金を吸い上げている いうことですわ。
お上から表彰状 もろうてもええんとちゃいますか」
芸人はこのくらいのことは言って貰いたいもの。
* *
俳優・加藤剛が、 女優志望の娘と共にTV番組に出演した。
娘は食事のとき、 食べるのがすごく遅いんだとか。
それを加藤剛が、
「いつまでもクチャクチャやってると、 口の中でウンコに
なっちゃうよって言ってるんです」
二枚目俳優・加藤剛の言葉だったので、 強く印象に残った。
* *
先代・林家正蔵の言葉は、 笑点で林家木久扇がよく物真似していたのでご存知かも....
正月、 林家正蔵の家(長屋)の餅にカビが生えてしまった。
で、 弟子が訊いた。
「どうしてカビが生えちゃうんでしょうね?」
「てめえは、 そんなこともわからねえのか、
早く食わねえからだ」
* *
ある結婚式でのこと。
司会から乾杯の音頭の指名を受け、 来賓の爺さんが発声。
この爺さん、 かなり緊張していたのだろう。
「では、 新郎新婦のご冥福を祈って....乾杯! !」
* *
披露宴のクライマックス、 新郎新婦から両親に花束贈呈。
そして受け取った父親が挨拶。
新郎の父親は口下手、 で、ここは新婦の父が代わって言う。
「ふつつかな娘ですが....」 と言うつもりでいた。
しかし酔っていたからだろう。
「ふしだらな娘ですが.....」
あとで娘と奥さんから、 こっぴどく叱られたという。
* *
芸能人はファンから色紙を頼まれる。
サインだけのもあるが、 蕎麦屋や居酒屋の壁に飾られたりする。
大相撲の元横綱・曙は、 色紙にこう書いたと聞く。
「春はあけぼの」
漫画家の手塚治虫、 こんな色紙なら貰って嬉しい。
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噺家・柳家小さんの色紙は有名だという。
絵と文字を書いたが、 抜群に上手いと評判。
狸の文福茶釜をサラサラッと書き、 横に 「他抜」 とくる。
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なぜ狸を他抜と書くのか、 小さん答えて曰く、
「他人を追い抜くくらいの気概を持て」 。
小さんの弟子の立川談志は色々、 何でもあり。
若い頃は、

☝ 笑われるまでに 噺家さんざ泣き
ほかには 「ピエロの笑いには涙がある」 「伝統を現代に」
「狂気と冒険」 「勝手に生きろ」 「弟子ァ 馬鹿だ」
山のアナ アナで人気だった三遊亭圓歌はキザだった。
一文字色紙が多く、 墨で書く。
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ほかには、 「夢」 「和」 「藝」
イメージとはかなり違った色紙になっている。
ある噺家は居酒屋で色紙を求められた。
そこで咄嗟にこう書いた。
「愛は憎しみに変わり、
アルコールはアセトアルデヒドに変わる」
受けなかったそうだ。
* *
ジジイがチェンマイの人気居酒屋 「サムライキッチン」 で飲んでいた時。
この店の壁には、 懐かし映画や商品のポスターが飾られている。
ふと目に入ったのがそんな宣伝広告。 (黄色の矢印)
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美人局(つつもたせ)とは、 男が妻や情婦に他の男を誘惑させ、 それを種に相手の男から金品をゆすり取ること。
それが 「銘菓 美人局」 とは....凄い菓子があったもの。
とよく見れば、 ジジイの見間違い、 勘違い。
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美人豆、 佐賀県武雄の名物で、 砂糖をまぶして固めた豆菓子。
看板はどういう訳か九州と和歌山に分布されている。
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「サムライキッチン」 にある看板は本物、 どこで入手したんだろう?
だけど 「美人豆」 を 「美人局」 と一瞬勘違いしてしまったジジイの愚かさ、 情けない。
念のために、 ジジイは美人局....
遭ったことなし、 やったこともなし。
チェンマイって ホントいいですね!
まだ初心だったころ、神戸の色っぽいママのスナックで飲んだ後、ママの
アパートに連れてていかれたことがあります。
いざというときに、緊張と、もともと酒に弱い体質もあり、気分が悪くなり、
なにもせずに帰りました。
数日後、休日にそのママが、一見してヤクザとわかる、いがぐり頭の旦那と
思われる男と歩いているのを見かけて背筋が寒くなったことを思い出しました。
美人局ではなかったと、いまでも思っていますが。
ところで美人豆の下の写真は由美かおりですよね。
久しぶりに懐かしの女優の昔と今シリーズを、機会を見てお願いいたします。
普通は男が女を口説くものですが、昔山形市に1年近く長期出張していた時、2回逆の事が有りました。
1回目はスナックで閉店までいたら、「泊まれないけど良い?」と若いママに言われた事が有りました。
もちろんOKに決まっていますが、これには伏線があり以前同僚達と何度も通っていた時に閉店してから私が住んでいたアパートで金を賭けたポーカーをしたことが有って、彼女は1万円位負けた事があるのです。
彼女を家まで車で送る途中、「いくら負けたのか?」「1万円、、、、」。私は1万円渡して「もうするなよ。」と恰好をつけて何もせずに車から降ろしたことが有ったのです。
後で分かったのですが、その店はヤクザに目をつけられて閉店するつもりだったのです。
閉店する前に私の借りを体で返した訳で義理堅い娘でしたね。裸になると巨乳で独居さん好みでした。
1回だけでしたが、今でも懐かしい思い出です。
ママさんの部屋に入り、裸にでもなってれば、美人局もあったでしょうか。
でもスナックのママさんだから、大丈夫だったかも...残念でしたネ(笑)
懐かしき女優シリーズ、種切れでハリウッド女優まで出しました。
由美かおる、そう、まだ残ってました。
ほかに探してみます。 コメントありがとうございました。
コメントありがとうございます。
それはまあ、義理堅いママさんでしたね。
ACEさんのお話はいつも艶っぽくて、羨ましい限りです。
これで勃たなくなったら寂しいでしょうねェ。
どうしていいか分からなくなり、盆栽でもやり始めたりして...
ヤレるうちにたっぷり楽しんでまいりましょー!