チェンマイ独居老人の華麗なる生活1129(チェンマイ観光は?)
未知の世界を探求する人々は、
地図を持たない旅行者である。
湯川秀樹
今日の話は先月(2月)のこと。
ジジイがかって勤務していた会社の後輩、Sくん(66歳)がチェンマイにやって来た。
チェンマイ来訪は初めてで、 ゴルフ仲間(総勢4人)と一緒。
「夜は空いてますので....」 と1ヵ月前にメール着信。
雪国地方に住むSたちは、 この時期日本でのゴルフは不可能。
で、 チェンマイで1週間、 ゴルフ漬けで楽しもうと.....
* *
聴いて驚いたことにチェンマイ滞在中、 4人は毎日ゴルフ。
朝、 手配を依頼した旅行社の車がホテルでお出迎え。
毎日異なるゴルフ場に案内され、 ゴルフ終了後、 また旅行社の車に乗せられランチに.....
旅行社がレストランまで連れていってくれるのだ。
ランチが終わればホテルまで送ってくれる。
至れり尽くせりのゴルフ三昧。
だからかゴルフ料金などの費用は、 ジジイが聞いている相場よりずっと高額だった。
* *
一行はゴルフが終わればそれで1日も終わり。
観光も何もしない。
Sを除く3人は70代の高齢者、 過去何回もチェンマイに滞在。
疲れもあって、 目的のゴルフ以外は食って寝てるだけ。
ということで、 Sくんの夜のお相手をジジイがやることに.....
と言っても1週間毎夜ではジジイが困る。
Sのチェンマイ到着後3日目、 ホテルで15年ぶりの再会。
で、 その日から連続3日間、 毎夜付き合った次第。
以下のような感じで。
* *
@ 1日目。
ホテルロビーでしばらくの間、 お互いの近況を話す。
そして夕食はベトナムレストランへと向かう。
(Street Viewはココ、 地図はココをクリック)

☝ サラダも付いて130B(Small)。

☝ Sくん(66歳、 生涯独身)
Sくんはちょっとでも辛いと口に入らない。
これでは行くレストランは限られる。
最初はBeer、 そのあとSはジジイに言う。
「ワインを注文できますか?」
「こんな店にワインなんかないよ」 とジジイ。
「ライブ(音楽)が好きだけど、 いいとこありますか?」
JazzとかOld day's musicを聴きたいと言う。
* *
食事後、 Sを連れての2軒目はこちらのCafe Bar。
場所はチャンクラン通り、 パークホテルから南へ200m左側。
(地図はココをクリック)

行ったらライブ演奏中。

店内(オープンBar)
Beer Chang大瓶:100B、 ツマミは横の露店で買う。

ここでもSはワインを注文、 しかし 「ありません」。
ならばと彼はハイボールを注文。
しかし店員さん、 このハイボールの意味が分からない。
ジジイが言う。
「ウイスキーとソーダをください」
ポケット瓶のウイスキーと、 ソーダ瓶1本を持ってきた。
バンドが替わってこちらはOld day's music演奏が得意。

ジジイがSに訊く。
「誰の歌を聴きたい?」 「ビートルズ」
ジジイがバンドに100Bのチップを渡してリクエスト。
カネの効果大、 すぐにビートルズナンバーに切り替わった。
* *
A 2日目。
この日の夕食は 「サムライキッチン」 へ。
本ブログではこれまで何度も登場の人気 「和食店」 だ。

☝ 全品59Bがウリ。
Sくん、 色々食べて...ふと漏らす。
「味は落ちますね、 これでも和食なんですね」
「日本でも200円じゃあ、 そんなにイイ物 食えないよ」
* *
この日の2次会はオカマの 「キャバレーショー」 へ.....
9時開演と記憶していたので、 8時45分に到着。
場所は 「アヌサーンマーケット」 内の中央南寄りにある。
(地図はココをクリック)
ところがジジイの勘違い、 開演は9時半から。
仕方ないのでアヌサーン市場内のライブレストランで時間潰し。
☟

Sが 「ツマミを取りましょう」 というのでフレンチフライを....
しかしやっとこさ出てきたが、 食べてるうちに時間切れ。
残ったポテトを包んで貰う。

☝ 量の割には大きすぎるパック。
「オカマキャバレーショー」 入り口。
料金:350B(Beer小瓶付き)、 21:30開演。

先ほどテイクアウトした残りのポテトでビールを飲む。
☟

ビールを持って来たとき、 オカマの店員はチップを要求。
ジジイはすぐ20バーツを渡す。
Sがモタモタしているので、
「渡したくないなら、 どっちでもいいよ」 とジジイ。
Sくん、 チップを無視してビールを飲む。
さあ開演、 1時間のオカマショーだ。


ショーが終われば、 踊り子たちが出口でお見送り。
「写真をご一緒に....」 とお客に呼びかける。
で、 記念にとSとジジイはオカマ嬢を挟んでパチリ。
☟

当然チップを要求される。
「ここは私が払います」 とSくん。
胸元から(矢印)隠し持った財布をグググーっと引き上げる。
ところが財布には20B札がない、 仕方なく100Bを渡す。
オカマ嬢、 ニッコリ微笑んでくれちゃった。
* *
B 3日目。
ジジイとは最後の夕食、 ピン川沿いのこのレストランへ。
(場所はココをクリック)

店内。

辛くない料理を確認してオーダー。
飲み物は最初はBeer、 そしてそのあとSはハイボールを注文。
そんなもの あるわけがない。 Sくん、諦める。
* *
2次会はアヌサーン市場内にあるライブレストランへ。
昨夜とは別の店で、 ここでは懐メロポップスを演奏する。

☝ Beer Chang大瓶が120Bだったような.....
食事後なので、 我々はドリンクだけ注文。
Sくんは赤ワインをオーダー、 しかしあったのは白だけ。
Sは、 白ワインでも満足げに口をつけていた。
彼は勘定ごとに胸元からぐぐぐっと財布を取り出す。
千バーツくらい、 ズボンのポケットに入れておけばいいのに....
もどかしくなるが、 言っても詮無いこと。
まあ、 それが1番安全だろう。
* *
Sくんは未婚、 ずっと独身を通してきた。
ジジイが現役のころ、 彼に2度ばかり女性を紹介したことがある。
うち1回は、 ジジイ宅にお呼びしてランチ。
帰りしな、 「このあと上手くやれよ!」 とSに囁く。
結論から言うと、 2度とも女性から断ってきた。
ジジイにも大体見当がつく。
Sくんはボソボソ喋り、 印象として暗い感じ。
マメじゃない、 バカになって女を口説けない。
良く言えば締まりや、 悪く言えばややケチなタイプ。
行く処は居酒屋Only、 女性が行きたがる処へ案内できない。
女性から見て、 結婚相手としては文句の付けようがないはず。
ひとり暮らし、 一流大学を出て一部上場企業に勤務。
これでも女性にモテない、 やはり女性の扱い方が下手糞なのだ。
ここはチェンマイ、 ジジイは当然のことだが彼に言った。
「オンナならカラオケ店とかがあるよ」
そんな店の前を通ったとき、 「どう、 見ていく?」
「商売オンナには興味がないんで.....」 とSくん。
「じゃあ、 明日は1人で旧市街に行って観光してよな」
「何ですか、 旧市街って?」
「お堀、 見ただろ? その堀の内にあるんだよ」
「お堀、 見たこと....ありません」
Sくん、 チェンマイの地図さえ見ていなかった。
チェンマイって ホントいいですね!
楽しく飲めるのが一番ですよね。
頭が良いとか一流大学を出て一流会社に就職していると言っても、一緒にいて楽しくなければ日本の娘もタイの娘も相手にしてくれません。
タイでは日本と基準が違い、多少歳を食っていてもタイ基準の日本より少なめのお金があって面白ければ娘に好かれます。
ちょっとした茶目っ気が娘との距離を縮めてくれるのですが、サービス精神の無い方には分からないのでしょうか?
例えば私をダーリンと呼ぶ娘の場合、二人でホテルの部屋で事の後に飲むのですが、瓶ビールが空になると瓶ビールを持って、グラスに最後の1滴まで注ぎます。
もう出ないと思っても、そこから更に瓶の底を叩いて「ポン、ポン、ポン」とジェスチャーたっぷりに叩くのです。
ケチでやっているのではなく、単なる冗談ですが、娘もケラケラ笑ってくれます。
最近では娘も参加して、逆さにした瓶の口付近を牛の乳しぼりのように両手で絞るまねをして一緒に笑います。
良い歳をした大人がやるのですが、こう言う事の積み重ねが大切なのです(笑)。
コメントありがとうございます。
Sくんはゴルフだけのチェンマイ、それで楽しかったんでしょうかね?
帰国後メールが届き、「次回は観光です」。
風俗であれ、オンナに興味なし...これがジジイには理解できないマターでして....
生涯独身の方は、それぞれでお考えがあるようですね。
同感です。 杓子定規にやっていても女性にはモテないと思います。
女性にモテるためには、起きている時も彼女を気持ち良くさせ、寝ている時も彼女を気持ち良くさせる、これが必須条件だと思います。
一緒に過ごし、楽しい思いをさせるのです。
隠居したら、過去の経歴は無用ですよね。
コメントありがとうございました。
コメントありがとうございます。
ジジイは安ければ、味には少々目をつぶってます。
仕方ないですね、ここはチェンマイですから。
但し、衛生面では妥協しませんよ。