2017年08月09日

独居老人の生活941 (貧乏オッサン、 チェンマイの恋:前編)


昨日(8日)の午前、 イミグレ事務所に出向く。
目的はTM30の半券を貰うため。

1階の受付の女性に 「TM30は何処ですか?」 と訊く。

「Second Floor、 Amazonの近くです」

2階に上がったが Amazon(カフェ)は見当たらず。
ここで気が付いた、 3階にあるのだ。

彼女はイギリス英語で答えて Second Floorと言った。
1階がGround Floor、 2階がFirst Floor、 3階はSecond Floor。

これが米国だとそのまま1F(First Floor)、 2F、 3Fと呼ぶので分かり易い。

同じ英語でもイギリスとアメリカで異なるからややこしい。

               * *

午前10時40分にTM30の受付けへ、 番号札は135番。
呼ばれたのが11時35分、 55分待ってようやく手続き開始。

1,2分で完了。  大病院と同じで1時間待って診察3分。
午後2時過ぎに行けば、 待ち時間が少なかったかも。


                * *


チェンマイ独居老人の華麗なる生活941
                 (貧乏オッサン、チェンマイの恋:前編)


    女のことが分かると、 男に哀れみを覚える。

    しかし、 男をじっくり観察すると、

    女を許してあげたくなる。

                       アシーユ・トゥルニエ (19世紀・フランスの警句家)


当時50代後半、 Tさん(現在63歳)の恋物語の幕が開いたのはいつ頃だったか。

ジジイがTさんと初めて出会ったのは和食店 「のぼる」。

ブログでお馴染み 「飲んべえ親父のチェンマイ子育て物語」 の
親父経営の店だ。


pict-のぼる.jpg
            ☝ 今は懐かしい 「のぼる」


店に行けば、 殆どと言っていいくらいTさんに出くわした。

昼間からビールを飲むジジイとTさんは、 グラスを傾けながら
くだらない話で時間を潰す。

その頃の 「のぼる」 は一種のパブみたいなもので、 店に行けば
必ず顔見知りがいる。
だから1人寂しく食べる...なんてことはなかった。

夜になると飲んべえ親父も飲み始める。
そしてグラス片手に我々の話に加わるからより賑やかに....

               * *

「のぼる」 の店員としてMiちゃん(仮名)が働き始めたのは今から
4年ほど前か。

気配りと持ち前の明るい性格で、 たちまち爺さんたちのアイドルになる。

pict-ニー2.jpg
        ☝ Miちゃん、 36歳の頃 「のぼる」 にて....





その中でも1番お熱を上げたのがTさんだった。

pict-のぼる4轟.jpg
      ☝ Tさん、 58、9歳の頃、 「のぼる」 の前で.....



店の前を屋台のアイスクリーム屋が通れば、 呼び止めてアイスキャンディを買う。

そして 「Mi−、 アイス!」 と言いながらプレゼント。
確か10バーツだったと記憶する。


アイスクリーム屋も心得たもので、 「のぼる」 の前に来るとストップし、 Tさんからの注文を待っている。

このようにしてアイスキャンディの贈り物が続いたある日のこと。
いつものように貰ったアイスを手にしてMiちゃんが言う。

「コップクンカー(ありがとう)、 アナタ」

言われたTさんの戸惑う表情。

ジジイは驚いて、 すぐ傍にいた飲んべえ親父に訊く。

「何だい、 2人はもうデキてんの?」

「いや違うよ、 Tさんのニックネームは ”アナタ”、  
 そう呼びなさいって、 Miに教えたんだ」


ジジイはそれ以来、 「あなた」 を連発するMiちゃんの声を
何度も聞いた。

Tさんはボヤく。

「アナタって呼ばれて、 俺、恥ずかしいよ。
 知らない客は、 えって一瞬、 俺の顔を見るんです」

飲んべえ親父の洒落たイタズラ、 Tさんは満更でもない様子。


Tさんがしばらく顔を見せずにいると、 Miちゃんから電話。

「お店においで〜、 アナタ〜」

飲んべえ親父の差し金だ。

銀座・赤坂、 高級クラブのホステスに負けちゃあいない。
チェンマイの庶民的和食店だってやるもんだ。

              * *


その頃、 Tさんはまだ年金(受給)がなかった。
預貯金を切り崩してのチェンマイ暮らし、 倹約の毎日である。

その中から毎日アイスのプレゼント。
しかし一向にMiちゃんの心はなびかない。



そんなTさんに転機が訪れた。
彼がマラソンランナー・よも助さんとビエンチャンに行った時だ。

pict-DSCN1569ビエンチャン.jpg
  ☝ 左がTさん、 右が裸足のマラソン・よも助さん。


2015年1月、 よも助さんがアドバイスする。

「子供ならともかく、 大人の女性をアイスじゃ口説けないよ。
 お土産にネックレスを買って、 それを贈れば1発間違いない」


ビエンチャンのレストランで計画を練る2人。
その謀議の模様をビデオでどうぞ!  (1分)
               ☟
https://www.youtube.com/watch?v=0qua--S27-c

                * *

「山が動いた」 (注記参照): 
こう言ったのは選挙で勝った時の土井たか子。
 

「チンコが動いた」: よも助さんから ”1発” を聞いた時のTさん。


Tさんは新年の誓いをたてる。
”今年中に、 Miを口説き落とします!”

そして彼は清水の舞台から飛び降りた。
ビエンチャンでネックレスを買ったのだ。

そしてチェンマイに戻ると、 それをMiちゃんにプレゼント。
受け取ったMiちゃんは感激の面持ち。

アイスキャンディの時とは打って変わった喜びよう。
色好い感触を得たTさんは、 ここから攻勢に転じる。

彼女のこの言葉の裏に秘めた愛を信じて.......


「アナタ、 ありがとう......アナタ〜」






                         Love lasts forever
                          (愛は永遠に続く)
                               ☟
pict-DSCN1507.jpg

                  ☝
                
       果たしてオッサンの恋は実るのか?         

                              (続きます)


チェンマイって ホントいいですね!

 (注記)
土井たか子の 「山が動いた」 は、 1989年の参院選において
「マドンナ旋風」 で勝利した時に発したもの。

語源は、 与謝野晶子が 『青鞜』 創刊号に寄せた詩だとか。
土井たか子なら然もありなん。
 
 「山の動く日」

 山の動く日来る
 かく云えども人われを信ぜじ。

 山は姑く眠りしのみ、
 その昔に於て
 山は皆火に燃えて動きしものを。

 されど、そは信ぜじともよし。
 人よ、ああ、唯これを信ぜよ。
 すべて眠りし女 今ぞ目覚めて動くなる




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 10:12| Comment(2) | 愛を求めて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TさんからアイスクリームをプレゼントされたMiちゃんが発した言葉⇒「コップクンカップ」❓❓❓
この話のオチは『Miちゃんはれっきとした男だった(オカマ)』!!! コレならば、わかりますが・・・

Posted by 信天翁 at 2017年08月09日 13:48
信天翁さん:
ご指摘ありがとうございます。
直ぐに訂正いたします。
オカマじゃないもんで.....
Posted by 独居老人 at 2017年08月09日 15:15
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