チェンマイ独居老人の華麗なる生活2360(タイの工業団地)
河川に流れる大量の水をもってしても、
愛の渇きを癒すことはできない。
また、氾濫による洪水をもってしても、
愛を溺れさせることはできない。
ソロモン (紀元前900年頃のヘブライ王)
@ チェンマイのコロナ新規感染(2021年9月5日)
チェンマイ県発表(9月5日)、14人。

死亡は0人、 死者累計37名。
チェンマイ県の感染者累計は7,105人。
チェンマイ県内コロナ新規感染者数の推移:
6月1日:6人 → 3 → 1 → 3 → 1 → 1 → 2 →
2 →1 → 1 → 6 → 1 → 4 → 1 → 0 → 1 → 1 →
1→ 2 → 3 → 3 → 2 → 1 → 7 → 10 → 1 → 6 →
4 → 4人 (30日)→
7月1日:6人 → 5 → 5 → 7 → 17 → 26 → 29 → 31 →
30 → 31 → 31 → 19 → 30 → 48 → 66 → 76 → 52 →
66→ 46 → 47 → 64 → 38 → 35 → 54 → 100 → 46 →
64 → 69 → 65 → 102 → 46(31日) →
8月1日:59 → 63 → 66 → 49 → 47 → 60 → 72 → 36
→ 34 → 52 → 65 → 62 → 62 → 62 → 41 → 53 → 34
→ 37人 → 41 → 51 → 35 → 36 → 27 → 16 → 16 →
36 → 48 → 49 → 31 → 34 → 27人(31日) →
9月1日:28人 → 22 → 27 → 24 → 14人(5日)
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A 9月5日発表のタイのコロナ新規感染は15,452人
死亡者224人
468人は刑務所内、28人が海外からタイに入国した人。
8月1日:18,027 → 17,970 → 18,901 → 20,200
→ 20,920 → 21,379 → 21,838 → 19,983 →
19,603 → 19,843 → 21,038 → 22,782 → 23,418 →
22,086 → 21,157 → 20,128 → 20,515 → 20,902 →
19,851 → 20,571 → 19,014 → 17,491 → 17,165 →
18,417 → 18,501 → 18,702 →17,984 → 16,536 →
15,972 → 14,666人(31日) →
9月1日:14,802 → 14,956 → 14,653 → 15,942 →
15,452人(5日)
感染者累計:1,280,534人、 死亡者累計:12,855人。
感染多数の地域は毎日同じでダークレッドゾーン。
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B またも洪水、大被害。
2021年8月27日から29日にかけ、タイの東部、中部、北部、東北部の一部地域に集中豪雨。
29日にはサムットプラカン県で大雨、 県内のバンプー工業団地で洪水被害が出た。

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8月28日夜の土砂降りでバンプー工業団地が水没。
労働者は29日(日)に洪水の道路を通り抜けた。

☝
8月29日 「Delta Electronic Plc」 の労働者が避難。

同工業団地の被害は9億バーツと推定され、 史上 「最悪の洪水」 となる可能性あり。

バンプー工業団地は1977年に開設され、 タイのタイ工業団地公社の管理する工業団地の一つ。 (地図はココ)
スワンナプーム国際空港より25km、 バンコクより37km、 クローントゥーイ港より24kmという好立地。
チャオプラヤ河下流部は広大な低平地となっており、 バンコクとその約100km上流のアユタヤの標高差は2mしかないという。
8月29日の豪雨で、 工業団地とその周辺地域はほぼ1メートルの水面下に置かれた。
異常に激しい降雨が団地の水管理能力を超えた。
団地内の池のネットワークは35万立方メートルの水を保持する能力だが、 その3倍以上がバンプーに降り注いだ。
タイ工業団地公社は、 チャオプラヤー川への排水を増量させるため、 新しい運河を建設したいという。


タイ工科大学は次のような見解を出している。
「バンプー工業団地周辺は洪水に弱い。
中華鍋の形をした地域は、 50年以上の地下水使用の結果、 海抜0以下になっている。
同団地の排水システムは、 工場の密度に対して不十分。
運動公園を含む、 工業用および公共用にさらに多くの保水エリア建設を提案したい」 (source : Bangkok Post)
* *
バンプー工業団地には日系企業が多く進出している。
主な企業は次の通り。
BANGPOO INTERMODAL SYSTEMS CO., LTD
(商船三井ロジスティクス)
J.S.B.Y. FIBERGLASS PRODUCT CO LTD
(ユニテスコ)
MATSUI (ASIA) CO LTD(松井製作所)
Tanio Thai Co., Ltd.(谷尾食糧工業)
THAI PARKERIZING CO LTD
(日本パーカライジング)
Thai Washin Co., Ltd.(和信化学工業)
THAI REFRIGERATION COMPONENTS CO., LTD.
(昭和電工)
Thai Nisshin Technomic Co., Ltd.(日清製粉)
Thai Nisshin Seifun Co., Ltd.(日清製粉)
Thai Kobe Welding Co., Ltd.(神戸製鋼所)
Thai International Die-Making Co., Ltd.
(いすゞ自動車)
Thai Fukuvi Co., Ltd.(フクビ化学工業)
Thai Containers Group Co., Ltd.(レンゴー)
Tawana Container Co., Ltd.(レンゴー)
TK Wax Co., Ltd.(ケイエフ・トレーディング)
TOYO SEIKO (THAILAND) CO., LTD.(東洋精鋼)
Tri Petch Isuzu Sales Co., Ltd.(いすゞ自動車)
TS MOLYMER CO.,LTD(モリマーエスエスピー)
TUSCO TRAFO CO., LTD.(富士電機)
Ueno Fine Chemicals Industry (Thailand) LTD.
(上野製薬)
その他は、 FACT-LINKで...
☟
https://fact-link.com/search_ie.php?lang=jp&ineid=00016
* *
タイでの水害といえば2011年、モンスーン期に起こった 大洪水を思い出す。
チャオプラヤー川流域で甚大な被害を出し、メコン川周辺でも洪水が発生。
7月から始まり3か月以上続いた洪水は、 2011年11月時点で446人が死亡し230万人が影響を受けた。
また被害総額は1567億バーツ(現在の為替レートなら約5,400億円)という。
浸水したのは600万ヘクタール以上、 うち30万ヘクタールは農地であった。
北部のチエンマイ県から、 チャオプラヤー川流域の支流に存在する中部のバンコクまで、 58の県に浸水が及んだ。
この洪水は、「流出した水量と、影響を受けた人数に関して最悪の洪水」 であると言われている。
タイの7つの主要な工業団地も最大で3m程度浸水し、 それが40日間程 収まらず。
日系企業にも被害が及び、 トヨタ、 ホンダ、 ニコンなどが対応に追われた。
* *
2011年大洪水で、 被害を受けた工業団地を見てみよう。
(出典: JETRO)
【洪水発生工業団地】
サハ・ラタナナコン工業団地(全42社のうち日系35社)
ロジャナ工業団地(全218社のうち日系147社)
ハイテク工業団地(全143社のうち日系7割)
バンパイン工業団地(全84社のうち日系30社)
ファクトリ ランド工業団地(全14社のうち日系5社)
ナワナコン工業団地(190企業のうち日系104社)
バンカディ工業団地(全34社のうち日系28社)
以上、7工業団地 全725社のうち日系企業約447社。
(日系企業は62%を占める)
【一部浸水が発生した工業団地】
バンチャン工業団地:全83社のうち日系20社(24%)
【警戒を要する工業団地】
ラッカバン工業団地:全283社のうち日系49社(17%)
ウェルグロー工業団地:(企業・日系企業数は調査中
バンプリ工業団地:全120社のうち日系48社(40%)
バンプー工業団地:全287社のうち日系72社(25%)
(注)2007年時点
ジェモポリス工業団地:全130社のうち日系6社(5%)
(注)宝石専門工業団地
ここで目を見張るのが日本企業の進出の凄さ。
日本はタイの経済に影響を与え、 タイの洪水は日系企業に多大なる被害をもたらす。
お互い知恵を絞って考えたい、 大洪水の再発生を止める手段(対策)はないものか。
* *
タイ北部にはランプーン県に大きな工業団地がある。
チェンマイから通勤するひとも多くいるはず。

では、ランプーンにある工業団地を見てみよう。
出典:JETRO(2011年3月)
団地名:Northern Rsgion Industrial Estate
設立:1983年9月。 (今から38年前)
2011年時点の入居企業:合計75社(うち製造業が73社)
うち日系企業は30社(40%)、 欧米系12社、 タイ系20社、 その他13社。
総労働者数は46,930人。
ランプーン県の人口が409,056人、なので同県総人口の12%が同工業団地で働いていることになる。
総人口というと、 赤ん坊から子供、高齢者・寝たきり老人まで含むわけで、 労働できる人(18歳〜60歳)をベースに計算すれば、 この割合はもっと高くなろう。
ま、隣県から通勤する人もいるだろうが....
ちなみに排水処理能力は24,000㎥/日。
過去、洪水に見舞われたことがあるのかどうか、 ジジイには分からない。
タイには6,700社以上の日系企業がある由。
現在、 タイ進出の日系企業で、 何人のタイ人を雇用しているのだろうか?
* *
ジジイがもっと知りたいのはチェンマイ県のこと。
日系企業はどうでもいい。
それよりも一体、何人の日本人がタイ人女性をパートナーにしているのか?
調査名(アンケート)は
「洪水には溺れなかったが、 愛に溺れた皆さま」
1.正式に結婚。
2.事実婚として同居。
3.通いの恋人(いわゆる、通いの現地妻)。
4.年に何回か会うだけだが、 資金援助している恋人。
5.風俗嬢(で欲情処理)。
6.風俗に通わず、恋人もいない(寂しい老人)。
1〜4は生活費(又はお手当)を出していることが前提。
このような統計(調査)があればいいのに....
在チェンマイ日本国総領事館が、 在留届をもとにアンケート調査してくれたら..と思う。
ついでにこの質問も含めて欲しい。
「あなたはタイ人女性に...
幾ら貢いで、逃げられましたか?」
チェンマイって ホントいいですね!