2020年09月11日

独居老人の生活1999(タイ人の自殺が増加)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1999(タイ人の自殺が増加)


 理想主義者が象牙の塔から降りてくると、

 直進して溝にはまる傾向がある。

                       ローガン・バーサル・スミス (米国の随筆家)


<タイ人の自殺が前年比から急増した>

2020年9月10日(木)、 タイのメンタル健康当局が発表。
ちなみに9月10日は世界自殺予防デー。

タイ国内における今年上半期(1月〜6月)の自殺者は2,551人。
これは前年同期比22%アップの459人増。
(2019年上半期の自殺者は2,092人)

自殺の理由は、うつ病、 ストレス、 生活困窮、 アルコール。

2020年の自殺率の上昇は、 過去に同じパターンがある。
それは1997年の金融危機で、 この影響での自殺者は20%〜30%の急増。

2020年の急増は勿論、 武漢ウィルス流行の影響である。

コロナ危機の精神的影響は長期間継続し、 自殺率は実際のパンデミックの後にピークになる可能性が高い由。

              * *

自殺者を減らすために、 メンタル健康当局者はソーシャルメディアのインフルエンサーに助力を求めている。

自殺者のほとんどがソーシャルメディアに ”送別メッセージ” を投稿するからだ。

当局の関係者はそのような自殺徴候の全てを捉えきれない。
しかし苦しんでいる人々は、 今すぐの助けを必要としている。
   (source : Bangkok Post)

               * *

ジジイには今のところ、 自殺しそうな感じのメッセージは届いていない。
目にしたのは次のようなもの。

「年金の現況届けをEMSで送ったら720バーツかかった。
 E-パレットを使えば150バーツで済んだのに損をした」

「最近、 腰痛で彼女と H できない、 2週間も我慢で辛い」

爺さんの悩みはこの程度、 とても自殺しそうな徴候はない。


しかし仕事がなく、 収入の途絶えた人は深刻だ。
カネがなければ食えないし、 医者にも行けない。

政府もチェンマイ県も、 「コロナ新規感染100日連続ゼロ」 と誇っているが、 半面、自殺が多発では....ちょっとおかしい。

貧乏人は死ねばいい..と思っているのかもしれない。
公務員や金持ちなら、 生活費の心配はしなくていいからネ。

来年の今頃は、 コロナはほぼ抑え込んだが、 自殺者が5千人出ちゃった..てなことになってるかも。

自殺者を減らすには、 まず生活困窮をなくすこと。
そのためにはコロナ流行前と同様の、 仕事の場が欲しい。

              * *

TATの予測によれば、 2020年の外国人旅行者のタイ入国は670万人で、 それに伴う収入は332億バーツ、 2019年比で65%の減少。

国内市場だけでは観光関連労働者の雇用は維持できない。
このため、 第4四半期までに観光客を呼び込む必要がある。
 (注)第4四半期とは 10月〜12月をいう。

尚、TATとは Tourism Authority of Thailand のことで、 タイ国政府観光庁と訳されている。

pict-外国人入国再開.jpg
           ☝ 静かな夜の観光スポット。


TATの Yuthasak Supasorn総裁は次のように語る。

「外国人観光客の入国を遅らせ続けると、 400万人のうち
 約250万人の雇用が危なくなるだろう」


タイランドホテル協会の会長はこう述べている。

「感染ゼロは非現実的な目標で、 国はリスクと収益のバランス
 を見つけるべきである」    (source : Bangkok Post)


そう、 感染ゼロは理想であろう、 それを目指す姿勢は解る。

しかし観光で成り立つ都市、 プーケット、 パタヤ、 チェンマイ
は間もなく瀕死の状態になろう。 (もう死んでるかも...)

街が死ねば人々も苦境に陥る。

タイ政府の経済担当者は、 ”プーケットモデル” だけでなく、 それを全土で進める必要あり..と述べている。

つまり2週間の指定ホテル隔離後は、 何処へでも自由に旅行できるというもの。

               * *

ジジイも同感だ。
何もプーケットに限らずとも、 バンコクやチェンマイで隔離したっていいと思う。

指定ホテルだが、 高級ホテルでなくとも隔離はできる。
3度の食事は Foodpandaなどのデリバリーで対応可能。

外国からタイに戻って来たタイ人は、 14日の隔離後(陰性ならば)自由にタイ全土に散らばって行く。

”プーケットモデル” の場合、 外国人は21日間の隔離後でなければプーケットから出られない。

こんなバカな話があるものか。
コロナの感染でいえば、 タイ人も外国人も同じじゃないの?

要は、 タイ人帰国者と同じ条件で、 外国人観光客を入国させればいい。
違いは、 外国人は隔離場所が有料のホテルになるだけの話。

まずは、 ここからスタートさせ、 状況次第で条件(規制)緩和。
理想を追っていても始まらない、 やれるところからだ。

外国人観光客をドンドン呼び込まないと、 プーケット、 パタヤ、 チェンマイは持たない、 騒乱が起きても不思議じゃない。

その兆しは、 反政府デモの拡大に見ることができる。

タブーとされる王室批判まで噴出しているくらいだ。






国王は今、 何処にいらっしゃるのだろう?


チェンマイって ホントいいですね!






posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 13:35| Comment(4) | 社会思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする