チェンマイ独居老人の華麗なる生活1887(一家団らん)
人間は自分の欲しいと思うものを求めて世間を歩きまわり、
そして家庭に帰った時にそれを見出す。
ジョージ・ムーア (アイルランドの作家)
@ 14日間の隔離生活が残したモノ。
日本で仕事をしていたタイ人アーティスト(33)がタイに帰国した。
政府の指示に従って、 彼の14日間の隔離生活が始まる。
彼が連れて行かれた所は、 バンコクの 「パラッゾホテル」。
外出せず、 ホテルが支給する食事で14日間を過ごす。
食事は1日3回(6:30am、 11:30am、 4:30pm)で、 その都度ドアの前に置かれていた。
各食事はプラスチックの容器に詰められ、 ライスが別のボックスの時もある。
他にティッシュが入った小さなプラスチック袋、 プラスチックのフォークやスプーン、 ソース入りのプラスチック袋などが加わる。
彼が日本で暮らしていた時は、 ゴミを分別して捨てていた。
そうする決まりだったし、 習慣的に実行していたものだ。
で、彼はプラスチックの容器類を捨てずにまとめる。
一体どれくらい、 プラスチック類が溜まるだろうか...
14日後、 彼の部屋には100ケ以上のプラスチック容器とその蓋、 ペットボトル(飲み水18本)が残った。
これを写真に撮ってfacebookに投稿したら大きな反響を呼ぶ。
政府の廃棄物政策に対する批判が殺到したのだ。


☝ 床に置いて並べればこうなる。
彼と同じ便でタイに入国したのは200人、 みな隔離生活に...
となると、 彼が残したプラスチック容器類の200倍が廃棄されたことになる。
5月14日現在で、 政府によって隔離された人は合計13,861人。
政府が指示した隔離は多量のプラスチック廃棄物を生じさせた。
彼は、 ホテルスタッフに 「リサイクルして欲しい」 と依頼。
コロナ防止とプラスチック廃棄物、 その兼ね合いが難しいと語っている。
一方、 「stay-at-home」 (家に居よう)の対策もまた同じ影響を及ぼしている。
レストランからの ”持ち帰り” といっても、 自分で容器を持って買いに行く人はほとんどいない。
そこには多量のプラスチック廃棄物を生んでいる。
(source : khaosod)
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ジジイもレストラン閉鎖後は、 頻繁に ”持ち帰り” を利用。
勘定したら7店で購入し、 持ち帰って自宅で食べた。
「サクラ」 と 「すし次郎」 の発泡スチロール容器を除き、 他5店はみなプラスチック容器を使用。
ジジイはせっせとそれらをアパートのゴミ箱に捨てたことになる。
持ち帰りで売り上げを少しでもカバーしようとする各お店、 その熱意と努力には敬意を表したい。
最も丁寧に包んでくれたのが 「家族亭」
まず料理の容器を紙バッグに入れてくれた。
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☝ 上部に見えるのが紙バッグ。
そして料理とライスを別々の容器に・・

☝容器の蓋には 「家族亭」 のシールまで....
毎日持ち帰りばかりでは面倒で...
最近よく食べているのが魚の缶詰など(スーパーで購入)
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☝ パックのいわし、 さば:57バーツ。
日本で買うよりも高いが、 レストランで食うよりは安価。
ただ自宅での食事はつい酒量が増えてしまって....
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A 昨日の昼ごはん。
昨日(5月26日)のランチは 「好寿司」、 89 Plazaにある。
(地図はココ)
注文はサーモンステーキ:129バーツとライス:15B。

午後1時半頃、 店内にはジジイ以外に3組の客がいた。
ところが3組とも白人の爺さんとタイ人家族。

2家族は小学生らしき男の子、 残りは中学生らしき女の子。
大人に混じって、 子供たちはみな行儀がいい。
白人が祖国に一時帰国していれば、 こんな一家水いらずの食事はできなかったろう。
外国にはタイの家族のもとに戻りたい白人や邦人が、 入国できずに立往生を余儀なくされている。
「好寿司」 に居た3家族....
コロナでバラバラにならずに済んで良かった。
バラバラなんぞ関係なしか....
ジジイだけ 1人だった。
チェンマイって ホントいいですね!