チェンマイ独居老人の華麗なる生活1880(稼がねば食えぬ)
空っぽのポケットほど、 人生を冒険的にするものはない。
ヴィクトル・ユーゴー (フランスの作家)
@ 北タイの田舎で銀行強盗。
強盗事件が起こったのは昨日(5月18日)午前10時過ぎ。
襲われたのはチェーセーン(チェンライ県)のクルンタイ銀行。

チェーセーンは 「ゴールデントライアングル」 観光でお馴染み。
ミャンマー、 ラオスの国境が近い。 (地図はココ)
黒っぽい服を着た2人組が105万バーツをかっさらい、 ホンダの青いバイクで逃走した。

強盗のターゲットになった女性行員が警察と支店長に語る。
「チェーセーン農協向け(配送用)に、 105万バーツを袋に
入れて用意したその時です。
強盗に襲われ、 その袋を渡さざるを得ませんでした」
(source : The Nation)
何とまあタイミングよく強盗が入ってきたもの。
女性行員は他に対応の仕方があったろうに...気が転倒してた?
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A タイ政府、 タイ国際航空の更生手続き申請へ。
タイ政府は国営のタイ国際航空について、当初予定していた救済計画を撤回。
破産法に基づく会社更生手続きの申請を計画していると、 政府報道官が語る。
今日(5月19日)の閣議で協議される予定。
米国の連邦破産法第11条の適用申請と同様の手続きがとられるが、 更生計画の詳細はまだ協議されていないという。
政府は当初、581億バーツ(2,030億円)の融資保証を求める同社の要求に応じ、 救済する計画だった。
ただ、タイ国際航空は武漢ウィルス以前から苦境に陥っており、 2012年以降は16年を除いて毎年赤字を計上。
2019年は120億4000万バーツの赤字だった。
タイ国際航空の労働組合は、 今回の措置に同意すると表明。
労組の委員長は 「政府持株が51%を下回る計画には労組として同意しないだろう」 と付け加えた。
同社の株価は18日に12%安。 年初来では約38%安。
(source : ロイター)
労組は、 タイ航空の民営化には絶対反対の立場。
しかし民営化がなければ赤字はずっと垂れ流しになるかも...
肉を切り血を流す、 ”甘えの構造” を断ち切らなきゃ...
ちょっとやそっとでは、 健全黒字体質には変われない。
一旦倒産させて、 会社更生法のもとで再建を図るのか、 プラユット首相の決断にかかっている。
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B 昨日の晩ごはん。
昨夜(5月18日)、 ショッピングモール 「MAYA」 に行く。
モール内にある和食店 「FIN」 でサーモン兜煮を食べるつもり。
しかし着いてみればお休み、 同店以外にも、 4Fのレストラン街は半分以上が休業のまま。
仕方なく 「弥生軒」 に入る(夜7時20分頃)。
入る前にQRコードをスキャン、 アルコールジェルで手の消毒。
面倒くさいのはこれだけじゃない。
友人と2人で行ったのだが席は別々、 1つのテーブルに1人が決まりとか。

すごいソーシャルディスタンシング。
ジジイは豚丼セット(税込み150バーツ)を注文。
奥のテーブルは倒されていて座れない。

7時50分頃、 頼みもしないのに勘定書きを持ってくる。
領収書は 「弥生軒」 ではなく、 鍋料理の 「MK」 だった。
8時、 「MAYA」 の各売り場はみな店じまい。
店内はうす暗くなっていく。


明かりが煌々と輝いていたのが地下の 「スーパー・リンピン」。

買い物して帰ろう...しかしQRコードのスキャン前で断られた。

リンピンも8時で閉店、 MAYAの夜は早かった。
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C デリバリーサービスで稼ぐ。
今、 ”Stay Home” で大繁盛なのが 「Grab Food」 などのデリバリーサービス。
チェンマイの人気店の前には配達用バイクがズラリと並ぶ。
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日本でなら 「Uber Eats」。
しかしチョット違うのが、 自転車配達が多いこと。
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こちらはレーサー用自転車でUber Eatsのデリバリー。

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見るからにさっそうとした体格のいい男性。
それもそのはず、 彼はフェンシングの三宅諒選手(29)。
ロンドンオリンピック団体で、 日本に史上初の銀メダルをもたらした強豪選手なのだ。

2020年東京オリンピックの代表候補でもある。
しかし、大会の延期が決定する中、 3社あったスポンサー契約が満了。
となると食い扶持は自分で稼がなければならない。
収入ゼロの生活、 しかし、現実は重くのしかかる。
2020年2月に行われたイタリア遠征の請求書。
自己負担額は、 67万円にものぼっていた。
そこで遠征費を工面するために始めたのが 「Uber Eats」。
「自分の力で遠征に行けるだけの蓄えをつけてから臨んでみる。
それを応援してくださる方に、 改めて支援して戴くことから
スタート」
こう語る三宅諒選手。
オリンピックに向け、 何事もチャレンジ、 頑張れー!
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武漢ウィルスは水商売にも容赦しない。
歌舞伎町のキャバクラ嬢(26)はコロナの影響で店は営業自粛 → 収入ゼロに...
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で、歌舞伎町内でのデリバリー業 「かぶデリ」 でアルバイト。
自転車による配達で汗をかく。
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こちらの彼女は本職がデリバリーで、 キャバクラは副業。
だが今は本職に専念か。

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吉原の高級店ソープ嬢(35)も店が休業。
「Uber Eats」 で4月から働いている。

専用のリュックを9,500円で購入。
バイクは知り合いから借りたとか。
初日から5時間で7軒に配達し、5千円ほど稼いだ由。
彼女たち、 コロナ禍で収入ゼロ、 デリバリーで必死に稼ぐ。
お間違えないように...
決して ”デリヘル” ではありません。
でも、 ついでに ヤっちゃたりして....イイネ。
チェンマイって ホントいいですね!