チェンマイ独居老人の華麗なる生活1865(陰毛 痒い痒い)
権力はどんな人間の掌中にあろうとも
疑ってかかるべきものである、 と私は考えている。
ウィルアム・ジョーンズ卿 (18世紀の英国の裁判官)
@ コロナ新規感染、 5月3日は3人(タイ全土)。
いよいよ新規感染がゼロに近づいてきたタイ。
昨日の日曜日は酒類販売解禁とあって、 どこのスーパーでも酒売り場は大混雑。

しかしタイの全ての県で酒類販売がOKになったわけではない。
あくまで各県知事の裁量で決められる、 従ってビールの代わりに涙を飲んだ人々もいるわけだ。
そんなのん兵衛には気の毒な所はというと次の8県。
ブリラム、 チャンタブリー、 ロップブリー、 パトゥムタニー、
ナコンパノム、 ペッチャブリー、 ラヨーン、 そして残る1つが...
夜間外出禁止令に違反して捕まった女性がそのとき言った。
「私は知事の娘よ!」 でもそのまま逮捕されちゃった。
そう、 ピッサヌローク県である。
* *
昨日5月3日の新規感染は3、 死亡ゼロ、 嬉しくなる。


(source : Bangkok Post)
ところがまたもやウィルスの影がチラホラと...
そこはタイ南部のヤラー県、 マレーシアとの国境に位置する。

ここで40人の感染が確認されたというが、 更なる検査を実施しており、 5月3日の新規感染には含まず。
公式発表は最終確認が済んだあとに出される由。

☝ 保健所職員が家を訪れ感染テストを行った。
感染疑いの強い人たちは、 最近、近隣国から帰国したタイ人が多いとか。
マレーシア、 インドネシア、 パキスタンで宗教イベントに参加して帰国した巡礼者、 それに労働者だという。
ヤラー住民の約7割がイスラム教徒で、 マレー人が多い。
人口51万人(2013年)のヤラーでは既に126の感染を確認。
ちなみに人口約170万人のチェンマイでの感染は40人。
ヤラー県が如何に武漢ウィルスにやられているかが分かる。
やっと酒類販売が解禁されたチェンマイだが、 感染がまた増えれば、 いつ何どき再禁止が出るやら分からない。
ジジイはビールなど、 毎日飲む量の2ヶ月分の在庫を持つことに決めた。 そうしないと、 不安で夜も眠れない。
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A タイ政府の武漢ウィルス対策を評価するか?
昨日は 「安倍首相のコロナ対策を評価するか」 を取り上げたが、 今日はプラユット首相で...
調査は4月後半(2 weeks)に実施、 オンラインで全国のタイ人1801人にアンケート。
では次の質問から。
1.外国から到着した人の14日間隔離対策に満足するか?
94.2%がとても満足。
2.外国からの旅客便のタイ着陸を禁止.....92.6%が評価する。
3.感染疑いのある人を観察する地域ボランティアの仕事。
89%が評価し賞賛。
4.タイ政府の 「家に居よう、 国のためにウィルス防止」
このスローガンを....88%が支持する。
5.バンコクや他の県における都市封鎖....85.5%が支持する。
6.夜間外出禁止令(10pm-4am).... 85.4% が支持。
7.在宅勤務の推奨..... 85% が支持。
8.8月まで繰り延べした個人所得の税金支払いを含め、
政府の経済活性化対策..... 83.5%がとても満足。
(source : Bangkok Post)
とまあ、 すこぶる高評価だが、 まあそんなもんだろう。
しかし質問されなかった項目がある、 例えば、
・ カフェやレストランの閉鎖を支持するか?
・酒類の販売禁止には賛成か?
・レストラン内での飲酒禁止に賛成か?
もしこれらの質問があれば、 ジジイは全て評価せずになる。
政府は休業補償をするわけで、 その財源が必要になろう。
酒税の徴収を捨ててまで、 販売禁止にする必要はないと思う。
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B 武漢ウイルス研究所の主任研究員が亡命。
今回の亡命に関する報道は、 サウスチャイナモーニングポストをはじめとする世界中のメディア報じている。
武漢ウイルス研究所から欧州に逃れた主任研究員は、石正麗。
彼女は家族と1000近くの秘密文書を携えて、 フランスの米国大使館に亡命を申請。

彼女の脱出を助けたのは逮捕された公安副大臣・孫立軍。
米国はすべての情報をフランスと共有することに同意している。
石正麗は1990年から武漢ウィルス研究所で研究実習員助手として働いており、 その後研究員に就任している。
新型ウイルス最初の感染者といわれる、 武漢病毒研究所の黄燕珍さんも行方不明とか。
彼女が持ち出した資料から、 武漢ウィルスの発症が研究所だと判明すれば、 西側陣営は黙っちゃいまい。

☝ 石正麗。
石正麗の亡命について、 「WeChat」 に否定する投稿が出た。
しかし米国のポンペオ国務長官は、 5月3日のABCテレビのインタビューで次のように述べている。
「武漢ウイルスの発生源が武漢市にある中国科学院武漢ウイルス研究所であることを示す証拠がかなり多くある」
おそらく石正麗が持ち出した書類が証拠なのであろう。
亡命の真偽のほどはまだ明らかでないが、 ジジイは間違いなしとみている。
とにかくこの武漢ウィルスに関しては、 中国は最初から ”隠蔽” ”隠蔽”の連続。
しかし、 天網恢恢疎にして漏らさず と中国の老子は語った。
(てんもうかいかい そにしてもらさず)
陰毛 痒い痒い とは違う。
天道は厳正であり、悪いことをすれば必ず報いがある。
天罰を逃れることは決してできないのだ。
独裁国家・中国を裁いて欲しいものだ。
チェンマイって ホントいいですね!