2019年09月04日

独居老人の生活1626(#35 忘れられない旅の思い出:ベトナム前編)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1626
              (#35忘れがたい旅の記憶:ベトナム前編)


 約束したら必ず果たせ。  できない約束はするな。

 借りた金は忘れるな。  貸した金は忘れろ。

                                   田中角栄 (元首相)


絵にも書けないような美しい風景を眺めて、
「ああ〜素晴らしい!」 と、 感動する。

でも生涯残る旅の記憶は、 思いがけない出来事にあると思う。

独居老人の 「忘れがたい旅の思い出・Top‐10」 をシリーズで
お届けしております。  本日はそのTop‐6です。 

               * *

ジジイがベトナムの地を初めて踏んだのは2003年1月25日。
このとき独居老人57歳、 12日間の1人旅だった。
  pict-pict-ベトナム地図.jpg

旅程は次の通り。
成田 → ホーチミン → (夜行列車) → ダナン → (列車) →
フエ→ (飛行機) ハノイ → (飛行機) → ホーチミン → 成田。

成田〜ホーチミンの航空券以外は、 全て現地で購入。

ホテルも到着日のホーチミンだけ日本で予約(料金約4,000円)
他は目的地に着いてから適当に探した。

往復の期日(航空券)だけは決めてあったが、 あとは適当。
計画なし、 気分次第での移動、 いい加減な旅だった。

 (ベトナムのグーグルマップはココをクリック)

               * *

ホーチミン観光は在り来り、 昼は観光、 夜はクラブなど。
クラブといってもホステスがいるバーとかクラブとは違う。

1つはディスコのようなクラブ。
音楽が大音響ではなく、 うるさくなくて丁度いい。

ベトナム人女性に話しかけられ、 一緒に踊ったり飲んだり...
某日系カーメーカーに勤務していると言っていた。

ホテルへは歩いて帰れる距離だが、 真夜中の1人歩きは危ない。
クラブの前で待機するバイタクを利用。

若いドライバーが吹っ掛けたので、 値切ったことを覚えている。


2つ目のクラブはステージで次々に歌手が出てカラオケで唄う。
女性歌手(プロかな?)が多かったように記憶する。

客は現地の若者がほとんどで、 テーブルやカウンターで飲んでいた。

ジジイはホテルに戻ったあと、 ホテル内のカラオケ店に入る。
カラオケだが純粋なカラオケ、 ホステスはいない。

客はジジイ1人だけ、 貸し切りみたいなもの、 数十曲を思いきり
唄いまくった。

pict-DSCN0861.jpg
               ☝ ホーチミン市街。

               * *

1日だけクルーズ船に乗り、 日帰り観光した。
ガイドブックに載っていたので、 暇つぶしに行っただけ。

いつ出かけて、 何という街だったのかも記憶にない。
旅の最後にまたホーチミンに戻って来るのだが、 その時かも...

覚えているのはランチ後、 海辺のバラック屋根の食堂でビールだけ注文、 あとはビーチチェアで昼寝したこと。

潮風に吹かれ、 気持ちよく1時間ほど眠った。
どうでもいいようなことが記憶にあるものだ。

               * *

さてダナン行きの切符(鉄道)を予約せねばならない。
ホテルの部屋にあったガイドブックにツアー会社の広告あり。

電話をかけて訊いたが、 扱っていないと言う。
ならば直接駅に行って買うことに...バイタクでサイゴン駅に到着。

駅の窓口で夜11時頃の発車だったか、 寝台車を予約。
翌日、 ダナンに向けホーチミンを後にした。

              *  *

ダナンまでの乗車時間は15時間30分。
ジジイが眠る寝台車のコンパートメントは、 2段ベッドが通路を挟んで2台。

ということは4人で1部屋というか、 ジジイは下段ベッド。
ところが乗ってから驚いた。

ジジイを除き、 他の3ベッドには複数(ベトナム人)で乗車。
ジジイの上段には若い女性2人、 横の下段では親子3人が寝る。

テト(ベトナムの旧正月)の時期だったようで、 帰省する人で他の車両も大混雑。

ジジイの寝台切符、 よくぞ購入できたもの。
日頃の行いがイイ人間は、 こういう時に物を言うなあと実感。

   pict-DSCN0862.jpg
         ☝ 寝台車の通路でジジイ。
           左側がコンパートメント。


ジジイの横の下段ベッドには家族3人が乗車していた。
どうやって狭いベッドで親子3人が寝るのだろうか、 興味が....

子供は母親と一緒に同じ方向で、 父親は逆方向で眠るのだ。
まあ69スタイル、 つまり母親の足は父親の顔に来る。

足が臭いと堪らんだろう。
父親の職業は医師だと言う(片言の英語でお喋り)。
                  ☟
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深夜にはコンパートメント内がうす暗くなり、 乗客は眠りにつく。
ジジイがその時なぜ目を覚ましていたのか分からない。

ベッドのカーテンを開けたまま横になっていた。
と、 コンパートメントのドアがスーっと10pほど開いた。

通路側から腕がニューっと伸びてくる。
そして女の子2人が眠る上段ベッドに手を入れてモソモソと....

あ、これはスリだな...バカでも分る。
ジジイはベッドで起き上がり、 ドアを静かに閉める。 腕はサッと引っ込められた。

旅の記憶ってこんなもの、 よく覚えている。

               * *

寝台列車は朝になってもベッドのまま。
なので上段の乗客はずっと寝たままの状態だ。

勿論、これではキツい、 通路に出て休んだりしていた。

午後3時頃、 列車はダナン駅に到着。
                 ☟
pict-DSCN0865.jpg


駅からタクシーに乗り、 ガイドブックに載るホテルに移動。

予約なしだから、 空き部屋確認までタクシーを待たせておく。

1,500円/泊でチェックイン、 ほっと一息。

当時はビーチエリアがまだ開発されておらず、 高層ビルは見えなかった。

ダナンでは観光も何もせず、 ただブラブラして過ごす。

pict-DSCN0866.jpg
      ☝ 独居老人57歳、 テトなので飾り付けが....


夕食後に何となく入ったバー、 そこのカウンターで働く女性が咳をゴホンゴホン。

移されちゃ堪らないと、 早々に引き揚げたことを覚えている。


では、 忘れられない旅の思い出とは何だったのか?

ジジイはこのように隣のベッドにいた医師家族の写真を撮った。

pict-DSCN0864.jpg
           ☝ 品の良さそうな奥さんだ。

そして 「日本から写真を送ります」 と約束。

医師は自分の住所を書いたメモをジジイにくれた。
しかし帰国後そのメモが捜すが見当たらず、 結局 送れず仕舞い。

「日本人てぇのはいい加減だ」 と思われているかも。

旅って、 こういうことは往々にしてあるもの。







とは言え、 申し訳ない気持ち....忘れられない。


チェンマイって ホントいいですね!
posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 11:30| Comment(2) | 旅の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする