チェンマイ独居老人の華麗なる生活1595(盟友逝く)
りっぱな死に方を心得ていない人間というのは、
生前の生きざまが悪かった人間である。
トマス・フラー (17世紀のイギリスの聖職者・作家)
本ブログでは、過去数回にわたりパタヤ旅行の模様をお伝えした。
加えて ”ヤンゴンの切腹” (#159、 2015年1月15日掲載)では、 その恥ずかしい顛末をテーマにした。
これら旅行の団長を務め、 ジジイたちを指導してくださった爺さんが西さん(昭和15年生まれ、 仮名)だ。

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2016年8月、 パタヤの桟橋で、 左が西さん、 右が日野さん。
その西さんが今年7月20日、 あの世へと....(享年79)
死因は虚血性心疾患急性心筋梗塞、 心臓麻痺というやつか。
急性とあるように、 突然に襲われてあっという間に...
西さんはとてもお元気だった。
今年7月上旬、 ミャンマー経済視察団・団長としてヤンゴンに赴き、 観光情勢を実地調査されたばかり。
ジジイも誘われたが、 6月から胃の調子が悪くて断念。
友人の日野さん(70、 仮名)がチェンマイから飛んで合流。
「11月、チェンマイに行くよ」 と話されていたのだが...
西さんは真面目な爺さんで愛妻家(奥さまは日本人)。
10数年居住のチェンマイでは奥さまとご一緒に仲睦まじく...
だからか、 愛人は一切持たなかった。
ゴーゴーバーなどのプロ専門で、 遊び方はとても綺麗。

20バーツ札を数10枚用意し、 おねえちゃんのオッパイを触るごとに渡す。
なので何人ものおねえちゃんが席にやって来た。
おねえちゃんを連れ出すと、 部屋で一緒にビールを飲む。
日本から持参したツマミを食べ、 彼女の乳や太ももを触る。

ジジイと同じで巨乳がお好きな爺さんだった。
そんな西さんは、 ヤンゴンから帰国してほぼ1週間後に死去。
理想的な死に方をなさったと思う。
ボケもせず、 ガンなどを患うこともなく、 寝たきりにもならず、 周りに迷惑をかけず、 日本でピンピンコロリ。
ヤンゴンでコロリといってたら、 ご家族は大変だったろう。
羨ましいりっぱな最期、 欲を言えばせめてあと5年、 お元気でいてほしかった。
西さんと最後にお会いしたのは今年5月5日、 東京でのランチ。
いろいろと思い出が蘇る。
チェンマイで数年前、 奥さまを交えて食事をご一緒した時、 ジジイはこう言った。
「西さんはお酒が大好き、 でも若い女には興味なしだから」
奥さまは笑いながら.....
「気を遣って戴き、 ありがとうございます」
ご冥福をお祈りします。 寂しいネ。
チェンマイって ホントいいですね!