チェンマイ独居老人の華麗なる生活1550
(ウタラディットに行ってみた)
人間の一生は誠にわずかの事なり。
好いた事をして暮らすべきなり。
夢の間の世の中に、 好かぬ事ばかりして、
苦しみて暮らすは愚かな事なり。
山本常朝 (江戸時代の佐賀鍋島藩士)
昨日(6月12日)午前9時45分、 ナコンラチャシーマ(コラート)行きは予定通りチェンマイ・アーケードバスステーションを出発した。
ジジイがそんな遠くまで行くわけもなく、 目指すは途中下車でUttaradit(ウタラディット)。
なぜウタラディットなのか、 まだ1度も行ったことがないから。
(地図はココをクリック)
計画した時、 鉄道利用を考えたのだが、 乗車時間が結構長い。
加えて以前、 チェンマイ → ランパーンで鉄道を体験済み。
ならばトイレ付きのバス旅行がベターということで....
チェンマイ → ウタラディット乗車賃は207バーツ(片道)。
特に観光名所らしきものがある訳じゃなく、 友人を誘っても拒否されるだけ。 で、 気楽な1人旅となった次第。
* *

車内では洋画を上映、 これで2時間近くを暇つぶし。
イヤホーンではなく、 スピ−カーから大音量で響いてくるので、 どうしても観るようになる。
トイレ付きなので安心して水分補給、 4時間半の乗車で計3回のオシッコ。
午後2時15分、 バスはウタラディットに到着。
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近くでビール補給をした後、 予約のホテルにチェックイン。
「Friday Hotel」 地図はココ。

☝ 1階がスーパーマーケットのホテル。
宿泊代は1泊500バーツ(朝食込み)足らず、 地方だと安い。
予約は「agoda」 を利用。
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☝ 室内がすごく広い、 1人では勿体ない感じ。
バスタブがあってジジイは大喜び。

午後6時半、 夕食に出かける。
ホテル5階には和食レストランなどがあるが、 旅人は街中に興味あり。
「Friday Hotel」 の前がメインストリート、 1番の繁華街
ゆっくり歩いてもレストランにぶつからない。

仕方なく通りにいた人に訊いて.....
やっとここに辿り着く。

☝ メイン通りにあるレストラン。
冷蔵庫にあるBBQを客が選んで焼いて貰う。
”かちょう” と何でまた平仮名が・・

ジジイの注文はBBQ4串とこれ。

☝ Beer Chang大瓶:80バーツ、
音楽を聴きながら3本空ける。
ここは韓国人お断りの店だった。
韓国人が来店しても、 座らず帰ってしまうだろう。
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☝ 左側に大きな旭日旗が見える。
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街を歩いても、 カラオケ店も置屋らしき店も全く見当たらず。
ビール3本でかなり酩酊、 疲れもあって早々に就寝。
ジジイ 74歳、 昔の元気はもうないか。
一夜明けて、 朝食は7時からスタート。
だが6時半頃から5階のレストランからざわめきが.....
ジジイは7時前に部屋を出て、 6階から下の5階を見下ろすと....
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☝ 全員が黒装束の団体さんでいっぱい。
ジジイが朝食券を提示すると、 「向こう側です」 と係員。
どうもバフェは団体さん専用のようで....
「バフェ、 OK?」 とジジイ。
一瞬躊躇した係員だが 「OK」。
で、ジジイは料理を皿に載せて遠くのテーブル(席)まで運ぶ。
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食ったものは、 炒飯、 トースト1枚、 目玉焼き、 ハムとウィンナー少々、 野菜スープ、 サラダ、 スイカ、 紅茶、 コーヒー。
ジジイが食い終えて、 5階から6階に上がって眺めれば、 団体さんは既に出発していてガラーン。 係の人が後片付け中。
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黒装束の出で立ち、 学生ではない、 オバさんが圧倒的に多い。
さて、 何の団体さんで、 何の目的だったのか?
ウタラディットを見るにつけ、 この街の魅力は何だろうか、 考えてしまう。
たとえどんな美女に誘われようとも、 ジジイには無理。
こんな退屈しそうな田舎町にはよう住めない。
やっぱし 華のある街で、 好いた事して暮らしたい。
そう......
チェンマイって ホントいいですね!