2019年03月28日

独居老人の生活1482(中古バイクの嫁ぎ先-2)



 本日は、 3月5日掲載 (#1459)の続編です。


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1482
                         (中古バイクの嫁ぎ先-2)


 人間にとって成功とはいったいなんだろう。

 結局のところ、 自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、

 努力したかどうか、ではないだろうか。

                                         岡本太郎 (画家)


ジジイが18,500バーツで購入した中古バイクに寿命が来た。
どうやってもエンジンがかからず、 諦めて廃棄することに....

代替えのバイクは日本に引き揚げた平さん(仮名)からレンタル。
500バーツ/月と格安、 イイ友人を持つとこういう幸運がある。

そのレンタルバイクが先日2日続けてパンクしたが、 その後は順調、 毎日軽快に走っている。

最初のパンク時に依頼した修理屋が超いい加減だった。


一方、廃棄処分しようとした中古バイクは、 チェンマイ在住の裕福なNさんが買ってくれた。

ジジイが何気なく 「2,000バーツで売るよ」 と言ったら、 Nさんは即答でOK。

クズのバイクに手を施し、 立派に再生させるのがNさんの趣味。
いわば金持ちの道楽、 2,000バーツなど目じゃないのだろう。

「俺のレンタルバイクで牽引して行ってあげるよ」
とジジイは親切に言ったのだが、

「そんな危ないことできませんよ、 怖いこと言いますね」

で、Nさんは先月(2月)上旬、 ジジイのアパートにジャンクバイクを引き取りに来た。 それも何とトラックで...

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       ☝ ジジイのジャンクバイクとトラック。



バイクをどうやって荷台に載せるのか、 板切れも何もない。
2人がかりで前輪を持ちあげて....「ヨイショ!」

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   アレレ、 簡単に載せちゃったよ。
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                    ☝
      こうしてジジイが長年にわたり使用した愛車は、
      金持ちNさんにもらわれていった。

                  * *

そしてNさんと、 彼の友人・ヒロさんによる再生手術が始まった。
ヒロさんのバイク修理技術は玄人はだしだという。


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ではNさんは何をしたか。
ヒロさんの助手、 加えて修理に約1か月半、 ジジイにその過程を実況中継してくれた。

「よくもまあ、 あんなボロバイクに乗ってましたね」

 「動けば乗るのが常識でしょうよ」 とジジイ。

「よくもここまでメチャメチャに放置しましたね」

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「キャブレターの部品が劣化してます。
  スムースに加速できなかったでしょ?」

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「高速でハイウエイーを走ってたら、 100%事故ってましたよ」

「何キロで走ってました?  
  え、40〜50q/h、 だから死ななかったんです」

「盲(めくら)蛇に怖じず....そのものです」

「オイル漏れがありますね」

「ベアリングが消えてなくなってますよ」

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「自動遠心クラッチシューが摩耗して使えない」

「前輪のブレーキパッドが割れてます」

「後輪は軸がズレてます」

「エンジン内部のパーツが2mmもすり減るとは....驚愕です」

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「前輪のタイヤにひび割れ、 バースト一歩手前でしたよ」

「工具がないので、 街の修理屋で借りたりもしました」

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気の毒に...と思ったジジイが 「修理、 手伝うよ」 と申し出る。
しかしどういう訳か、 体よく断られた。


色々言いながらも、 Nさんとヒロさんの表情は活き活きと輝く。

毎日やることが何もない彼らにとって、 毎日が挑戦、 目標に向かって突き進む。

老い先短い彼らに夢が....生きがいができたのである。

そう考えれば、 2千バーツのジャンクバイクは200万バーツの価値あり..と言っていい。

                * *

とまあ、 欠陥が出るは出るはのジャンクバイク。
「マトモだったのは後輪タイヤだけですね」

そりゃそうだろう、 数ヵ月前に取り替えたばかりだから。

そういうことでパーツの交換という問題に直面、 再生可能?
チェンマイ市内の部品屋を探し回り、 時間を食われる。

部品屋に通った回数が何と7回。
結局、 部品購入だけで6,000バーツを支払った由。

詳しくはメカニシャン・ヒロさんのhomepageをどうぞ!
              ☟        
https://hirocustom2019.jimdofree.com/

その中に、 ヒロさん作成のyoutube掲載が幾つかあり。
最初の1つだけでも、 ここでご覧なってください。
                ☟        (1分26秒)
https://www.youtube.com/watch?v=3jYVqmoKQ0E&feature=youtu.be

                * *

ジジイの中古バイクが嫁入りしてから約1ヵ月半後、 ようやくバイクが動いたという報せあり。

3月19日、 まず切れていた税金納入や保険の手続き....
               ☟
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      ☝ 左が生まれ変わったジャンクバイク。
         (民間の検査場で)

ところがクラッチ箇所でまた問題発生。
再チェックが必要となる。

で、3月22日、 完全に蘇ったとの連絡。
「ドイ・ステープ山にも登れます、 80キロで走れます」

彼らの夢が叶った瞬間である。
ジジイはあのバイクでの山登りも80キロ走行も、 1度もやったことがない。

そしてめでたく、 名義変更と相成った次第。
Nさんがジジイに言う。

「元所有者(seller)も一緒に行って戴きたい、
 その方がスムースに事(手続き)が運びますので...」

ジジイも陸運局に出向くことになるのだが、 出かける前にNさんが ”ギョッ” とすることを言い出した。

それは何かって?








ギョッと言っても魚のことじゃない。   (続きは次回にて....)


チェンマイって ホントいいですね!





posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 12:37| Comment(4) | 華麗なる生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする