2019年03月31日

独居老人の生活1485(みんな遠くに・・)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1485(みんな遠くに・・)


  どんな人でも生きているかぎり

  存在の必要がある。
                           エマーソン (米国の思想家)


「ダニー飯田とパラダイスキング」 は1955年に結成。
1990年代末まで活動したバンドで、 70歳前後より上の世代にはお馴染みだと思う。

ボーカルにはキューピーこと石川進、 佐野修、 増田多夢らがいたが、 水原弘も一時所属していたという。

pict-石川進・パラキン.jpg
        ☝ 左から増田多夢、 佐野修、 石川進


では九重佑三子のボーカルで 「シェリー」 をどうぞ!
              ☟
https://www.youtube.com/watch?time_continue=45&v=fzvIhSH-t_8


そして最も人気を博したのが坂本九。

pict-ダニー飯田とパラダイス・キング.jpg
         ☝ みんなあの世に行っちゃった。

ちなみにダニー飯田は享年65、 坂本九が享年43、 石川進が79。

増田多夢は一時、 大映のトップスター菅原謙次の家に居候していたが、 1991年に早世した。

   pict-菅原謙次.jpg
      ☝ 若尾文子と菅原謙次(享年73)


石川 進(1933年生まれ)は坂本九とのボーカルで人気を博したが、 パラキンから4年でソロとして独立。

1965年、テレビ 『オバケのQ太郎』 の主題歌を歌い大ヒット。
1989年、 56歳の時、 暴力行為で愛知県岡崎警察署に逮捕。

「元パラキンの石川進逮捕 ・ラブホテル乗っ取り」 でメディアを賑わした。
2012年に胃がんと肺気腫のため死去(享年79)。


で、ボーカルで最後になったのが佐野修、 今年1月20日に死亡。
ジジイより10歳は年長だと思うので、 享年80代半ばか。

その佐野修を送るライブが新宿のライブハウス・ケントスにて開かれた。

pict-佐野修さんの「送る会」.jpg
     ☝ 唄っているのは田辺靖雄・九重佑三子夫婦。



故人を偲ぶ昔のスターがステージに登場。
pict-DSCN5385.jpg                 
  
  懐かしい!  3人とも70代。
pict-DSCN5386.jpg


田辺靖雄は1973年、 TVドラマ 「コメットさん」 で人気絶頂だった九重佑三子と結婚。

    30歳頃の九重佑三子はまだ可愛いかった。
  pict-九重佑三子1976.jpg



     田辺靖雄も二枚目だった。
  pict-田辺靖雄.jpg
       ☝ みんな例外なく年を取る。

現在は夫婦で活動を続けており、 国内クルーズ船飛鳥のステージに出演したりする。

クルーズ船の客は高齢者が多く、 まだまだお呼びがかかるのだ。

ジジイも板橋区内のホールで、 年取った2人のライブを観たことがある。


柏木 由紀子(71)は1971年12月、 まだ23歳の時に30歳目前の坂本九(享年43)と結婚。
                     ☟
pict-柏木由紀子(23).jpg


夫婦でハウスバーガーヘルプのCMに出ていた。
ではハウス食品CM集、 9分からが坂本九夫婦が登場。
                ☟
https://www.youtube.com/watch?v=Q_zZUXKM6OY


ステージ中央の仲本工事はドリフターズのメンバー。
30ほど年下の歌手と3度目の結婚、 今も元気。

アントニオ古賀も2003年に30歳年下の女性と再婚、 翌2004年に63歳で男児をもうけている。

右端のささきいさお(76)の頭髪は黒々、 これはカツラ。
「この先、 もう仲間の顔は見れなくなるので来ました」

加えてジェリー藤尾もこのライブに顔を見せている。
そう、 「送る会」 は自分たちの 「送られる会」 にもなるのだ。


ではここで 「ヘイ・ポーラ」 田辺靖雄・九重佑三子でどうぞ。 
佐野修、 渡辺 友子、 石川進もご登場(1996年)
                 ☟
https://www.youtube.com/watch?v=mcq691QQTyw

                 * *

ここで渡辺 友子(74歳)に触れておこう。
旧芸名=渡辺トモコ、 渡辺ともこ。

1964年、 20歳で歌手・ジェリー藤尾と結婚。

pict-ジェリー藤尾の結婚と離婚 元妻.jpg


22年後の1986年、 42歳で藤尾と離婚。
円満離婚ではなく、 騒動が起きた。

2人の娘が共にジェリー藤尾の側に味方、 長女が渡辺友子の素行や男性関係を暴露して泥沼。

実際の離婚原因は渡辺友子の不貞であったとか。
ジジイが聞いたのは、 TV主演でのプロデューサーとの不倫。

プロデューサーはテレビ東京の社員であったが、 その後結婚したという話はない。 恋多きオンナ、 別れちまったのであろう。

ジェリー藤尾との離婚劇は、 後に財産分与問題で揉める。
渡辺友子はジェリー藤尾に2億円の慰謝料を請求。

これに対し、夫婦の長女は、
「父は沈黙しても私は許せない」 と不倫相手の実名を挙げて母親を糾弾。

何せ渡辺友子は、 子供2人を置いて出て行っちゃったから。
子供からすれば恨みつらみもあったろう。


財産は結局、 ジェリー藤尾が田園調布の自宅売却代金の35%を支払うことで決着。

こんな可愛い清純そうな渡辺友子、 女は分からないネ。
結婚して20数年経過、 もう夫婦の営みがなかったのでは.....
                   ☟
pict-渡辺友子2.jpg



渡辺友子は今も芸能活動を続けている。
              ☟
  pict-渡辺友子(2018)2019年は芸能生活60周年.jpg
     ☝ 2019年は芸能生活60周年とか。


元亭主・ジェリー藤尾は今、 千葉県の老人ホームに入居中。
娘の世話になりたくないからという。
               ☟
   pict-ジェリー藤尾”さんの現在.jpg
       ☝ 現在のジェリー藤尾(78歳)。


別れた渡辺友子のことを聞かれると...こう語る。

「名前を聞いただけで嫌になる。 本当に嫌な別れ方したからね。
 だからぼくは名前も呼びたくない。
 それぐらい嫌なことされたからね.......」


男女の仲は色々あら〜な。

そんなことをやりながら、 みんな遠くへと行くのです。
                 ☟
https://www.youtube.com/watch?v=v3ithOl1n90


上が消去されていたら倍賞千恵子でどうぞ。                 
https://www.youtube.com/watch?v=oWMuyffXSQU


 「遠くへ行きたい」 








 ハイ、 安らかにあの世へ....


チェンマイって ホントいいですね!




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 13:42| Comment(5) | バラエティー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月30日

独居老人の生活1484(男も女も騙します)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1484(男も女も騙します)


 外観というものは、一番ひどい偽りであるかもしれない。

 世間というものはいつも虚飾に歎かれる。

                                       シェイクスピア


@ ワット・クータオの祭り。

昨日からポーイサーンローンが開かれている。
毎年本ブログでも取り上げており、 説明は省略。

まだポーイサーンローンをご存知ない方は、 新明天庵さんのブログ(ココ)でどうぞ。

では今年の祭りを写真でご覧なってください。
 (2019年3月30日午前7時15分撮影)
pict-P_20190330_071052タイヤイ祭り (4).jpg
           ☝ 出家する男の子が主人公。



pict-P_20190330_071052タイヤイ祭り (5).jpg



  なぜ番号がふってあるんだろう?
pict-P_20190330_071052タイヤイ祭り (2).jpg



   人出を見込んで店が出る。
pict-P_20190330_071052タイヤイ祭り (3).jpg
      ☝ タイヤイ族の衣装が祭りを盛り上げる。



   テントで寝泊まりする出店者。
pict-P_20190330_071052タイヤイ祭り (1).jpg

   ********************


A パタヤで日本人が日本人を騙す。

タイに振り込め詐欺の拠点 邦人15人逮捕、日本に電話。

タイ警察は昨日(29日)、 パタヤの振り込め詐欺の拠点を捜索し、 関与していたとみられる日本人15人を逮捕した。

pict-振り込め詐欺の拠点.jpg


日本国内に詐欺の電話をかけるコールセンターの役割。
海外で振り込め詐欺の拠点が摘発されるのは極めてまれという。

タイで日本を狙った振り込め詐欺の拠点が見つかるのは初めて。

関係者によると、 日本人の詐欺グループの拠点があるとの噂は以前からあったといい、 タイ警察が捜査を進めていた。


パタヤから日本へ振り込め詐欺の電話をし、 カネをせしめたらパタヤで豪遊する。

優雅で最高のお仕事と言えようか。
こういう連中がチェンマイに居ても不思議ではない。

電話なんて何処からかけても同じ。
逮捕された15人は、 タイのどんなビザを取得してたのかな。


それにしても....タイの警察って、 なかなかやるね。

   ******************


B パタヤでインド人がインド人を騙す。

今週、 インド人観光客の男性がパタヤのウォーキングストリートをブラブラ探索していた。

するとインド人男性とタイ人女性のカップルが近づき、
「オーナーを知ってるパブがある、 今から一緒に行きませんか?」

で、観光客はそのパブに入り楽しんだまでは良かった。

深夜の1時に勘定となる。
これにはカップルの飲み物も含まれている。

誘った男は、「請求は6,000バーツだが、 20%値引くようオーナーと交渉する」 と言う。

そして観光客からカネを受け取り、 パブに支払ったように見せかけた(代金は5,521バーツに...)

観光客は外に出たが、 腑に落ちずパトロール中のパタヤ警察に届け出る。

パタヤ警察は迅速対応、 近くのレストランにいたカップルを逮捕。

pict-deceiving Indian tourist in Pattaya.jpg
                  ☝
   容疑者のインド人(26)とその恋人のタイ人女性(32)。


インド人の男は、 724日(約2年)のオーバーステイ中。
警察は容疑者のカップルから5,350バーツを取り戻した由。


インド人観光客は、 同胞の男がタイ人女性と一緒だったので、
より安心したのかもしれない。

タイ人女性だって悪いことはやるさ。
日本人爺さんがどんだけ騙されているか.....結構いるね。

騙されていると気付かない爺さんも多く、 知らぬが幸せか。
「パパ〜、 愛してるわ」 の素振りは女の騙しのテクニック。


   貢いだジジイがバカなのか ♬
   だました女が悪いのか

   ハゲた頭に 帽子をかぶり
   スモッグの街で むせび哭く

   恋に狂った チェンマイブルース

               ☟
https://www.youtube.com/watch?v=U7saGN42Okw



チェンマイって ホントいいですね!

  <お詫びと訂正>
昨日、 バイクの所有者名義変更で、 陸運局の手数料を無料と
書きましたが、 145バーツを支払っておりました。
ここに訂正し、 お詫び申し上げます。   以上。




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 12:20| Comment(2) | 観光 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月29日

独居老人の生活1483(中古バイクの嫁ぎ先-3、 名義変更編)



  前日(#1482)からの続きです。


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1483
                         (中古バイクの嫁ぎ先-3)


 この瞬間、瞬間に、 若さとか、 年寄りとか、 才能とか、

 力があるないとか、 金とか、 あらゆる条件を超えて、

その持てるぎりぎりいっぱいの容量で挑み、生きるということだ。

                                        岡本太郎 (画家)


ジジイが2,000バーツで売ったジャンクバイクは1ヵ月半後、 見事に蘇った。

で、ようやく所有者の名義変更の運びとなる。
新オーナーのNさんと一緒に陸運局へ出向くことに....

Nさんが言う。
「私の居住証明書は領事館で取ってきました。
 独居さんはパスポートを忘れずに持って来てください」

ここまでは良かったのだがその翌日、思いがけないことを言う。

「実は今、知ったのですが、 車の売買では売り手(seller)の居住証明書も要るんです。 半年前にルール変更があったとか」

冗談じゃない、 居住証明書(英文)の発行には640バーツかかる。
2,000バーツで売った二束三文の中古バイクに....

「車のルールがそうなら、 バイクも同じだと思います。
 すぐ領事館に行き、 証明書を取ってきてくれませんか」

こんなバカバカしいことはやってられない。

「取り敢えず俺の居住証明書は持たずに行ってみようよ。
  もし必要だったら、 その時また考えよう」

ということで3月26日午後、 ランプーン街道沿いにある陸運局へと出向いた次第。  (地図はココ)。 

                  * *

2人は先ず陸運局インフォメーションカウンターに行く。
ここで名義変更届の用紙をもらう。

ところがこの用紙、 全てタイ文字、 英語併記がない。
インフォメーション係員が鉛筆で、 sellerとbuyerとのサイン箇所を示してくれた。

テーブルを探してサインをし、 その下にある空欄が住所記入ではと推察。
ジジイが自分の住所を書き、 そのあとNさんも同様に記入。

実にいい加減なもんだ。
で、記入し終えた用紙をインフォメーション係に提示すると、 隣の建物に行けと言う。

そこは車検場になっている。
              ☟
pict-P_20190326_14354バイク名義変更4 (6).jpg



バイクの検査終了 → カードが渡され → 入り口近くで待機。
                   ☟
pict-P_20190326_14354バイク名義変更4 (5).jpg



検査済みの用紙を貰い、 再びインフォメーションへ.....
すぐ4番カウンターへ行けの指示 → 手続き開始。
                    ☟
pict-P_20190326_14354バイク名義変更4 (4).jpg


ここで売り手(ジジイ)の居住証明書も要求されるか、 ジジイは
内心ハラハラして見守る。

もし必要となると、 その発行手数料(640バーツ)をどっちが負担するかが問題に...

Nさん金持ちだが、 払ってくれそうにはとても見えない。
ジジイもカネを出すつもりは端からない。


結果、 杞憂に終わってホッとする。
ジジイはパスポートを提示しただけ。

簡単に名義変更手続きが完了(変更代:145バーツ)。
そして係員から貰ったのがこのカードと用紙。
               ☟
  pict-P_20190326_14354バイク名義変更4 (3).jpg
               ☝
  2日後にバイクの車両登録書を取りに来いということ。

ここでジジイの役目は終了。
このあと外に出て、 陸運局内で試乗して記念撮影。

動かなくなって早や2ヵ月経過したジジイの元愛車、 今ではNさんの手に....懐かしんで乗ってみた。
                ☟
   pict-P_20190326_14354バイク名義変更4 (2).jpg



   pict-P_20190326_14354バイク名義変更4 (1).jpg
       ☝ 颯爽と元愛車にまたがるジジイ(73)。


Nさんが誇らしげに言う。

「凄いでしょ?  ガラクタを新車レベルに再生したんですから。
 独居さんも、 あれだけの不良バイクによく乗ってましたね。
 まさに怖い物知らず、 死なずに良かったですよ」

「そうじゃない、 俺はボロバイクを巧みに乗りこなしてたんだ。
  それも高度なスキル、 天才的ライダーと言って欲しいな」

そしてジジイは元愛車に乗ってスーパーハイウエーに出る。
生まれれ初めて、バイクで時速80kmの疾走。

試乗を終えてジジイは言う。

「バイク、 6,000バーツで買い戻すよ」

「それを、 濡れ手に粟って言うんですよ!」


初めてバイクのオーナーになったNさんだ、 恋人のようにして可愛がることだろう。


ジャンクバイクを再生するという夢を叶えた独り暮らしのNさん。
次なる夢に向かって新たな挑戦が始まる!

それはそのバイクでドライブすること。

このようにして.....


                ☟




                ☟





pict-1552964007870ボロバイク (2).jpg
      ☝ 女の子にモテモテのNさん(イメージ画像)。



 この夢が叶うことは......まずないだろう。


チェンマイって ホントいいですね!




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 12:13| Comment(4) | 華麗なる生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする