2019年02月27日

独居老人の生活1453(落書は芸術だ)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1453(落書は芸術だ)


  偉大な芸術とは、

  芸術的才能による純粋な魂の表現である。

                            ジョン・ラスキン (英国の美術評論家)


昨夜(2月26日)、 ターペ門広場はイベントで盛り上がっていた。
広場前のイルミネーションが観光客を迎えてくれる。

pict-P_20190226_204757.jpg



  ターペ門には椅子が用意され、 舞台を楽しむ。
pict-P_20190226_204837.jpg



ステージではライブコンサートかと思いきや、 ちょっと違った。
                   ☟
pict-P_20190226_204928.jpg
              ☝ マジックショー。

ほかに子供のダンスパフォーマンスも繰り出し、 さすがは観光の街チェンマイだ。

このように観光イベントを楽しめばよいのだが、 若者はいたずらをしたりする。
それが昨日お伝えしたターペ門外壁への落書き。
                   ☟
pict-Brit and Canadian Prosecuted.jpg
                   ☝
昨年、イギリス人とカナダ人のカップルがターペ門の壁にスプレー、 10万バーツの罰金をくらう。

これでは観光どころの話ではなく、 泣きの涙だろう。

                  * *

壁や建物などに落書きすればお咎めを受ける。
落書きする方は芸術家のつもりでも、 される方は堪らない。

グラフィティアートとは落書きをする者が言うこと。
これだって立派な芸術?

                ☟

pict-落書き2.jpg
           ☝ ブラウンくんのウンチか。


  
  消すにも大変、 手間暇にカネがかかる。
pict-落書き3.jpg
          ☝ 落書きは犯罪...と言いたいところ。

                   * *

バンクシー(Banksy)という人物をご存知ですか?
イギリスのロンドンを中心に活動する覆面芸術家で正体不明。

社会風刺的グラフィティアート、 ストリートアートを世界各地にゲリラ的に描くという手法を取る。

バンクシーは自分の正体を隠そうとしており、 不明な点が多い。

2018年時点で現存する作品は英国外を含めて約170ヵ所ある。

2005年、 自作を世界各国の有名美術館の人気のない部屋に無断で展示、 暫くの間誰にも気づかれずに展示されていたという。

最近、 自分の作品がオークションで落札された直後、 額縁に仕掛けたシュレッダーで裁断。

絵画の半分ほどは残っており、 さらに価値が上がりそう。
      その絵がこれ。
pict-バンクシーの細断絵.jpg
                 ☟
オークションの模様です(約2分18秒)
https://www.youtube.com/watch?v=9B0PuzdJdkE


このバンクシーの作品も落書き。
ところが世間で評価/人気が高まると、 落書きは値打ちが上がる。

上記のバンクシーの絵には1億5千万円の値がついたという。
こうなると、 誰だって落書きしまくりたい。

ここでバンクシーの落書きを覗いてみよう。
これなら俺でも書けるよ..という人がいるかも。

pict-バンクシー(Banksy).jpg



pict-バンクシー(Banksy)2.jpg

   2つ一緒に・・
pict-バンクシー7.jpg



   pict-バンクシー4.jpg



pict-バンクシー8.jpg

                  * *

2月12日、 東京・新橋の電子タバコ専門店の前に、 ネズミの落書きを発見。
                     ☟       (週刊新潮より)
pict-DSCN5190.jpg
           ☝ 黄色の矢印のところに落書き。



 近づいて見ると、 なるほどバンクシーの落書きのよう。
pict-DSCN5191.jpg
                   ☝
  お店の期待に反し、 残念ながら一般的落書きだったとか。


しかしこちらはどうも本物のバンクシー作品らしい。
東京・港区の 「日の出防潮扉」 で見つかった落書きがそれ。
                  ☟
pict-東京にバンクシー.jpg



喜んだのが小池百合子都知事、 この落書きをSNSに投稿した。
                 ☟
  pict-東京にバンクシー4.jpg
         ☝ 本物と期待がかかる。


バンクシーの専門家はこう言っている。
                 ☟        (2分)
https://www.youtube.com/watch?v=RYHfekMwwq4


同じ落書きでも、 お咎めもあれば大歓迎もある。

OLが憧れの男性社員から 「君の唇、 可愛いネ」 と言われれば歓喜に涙す。
嫌な部長から 「君の唇、 可愛いネ」、 同じ言葉がセクハラで訴えられる。

世の中、 いい加減なもんだ。

                * *

で、 バンクシーって誰なの?  その正体は?
イギリス人観光客が、 偶然にも落書き中の男を撮影。

この男がバンクシーではないかと言われている。
               ☟
   pict-バンクシーの正体.jpg


撮影場所は、パレスチナのヨルダン川西岸、 ベツレヘムにあるカトリック礼拝堂。

バンクシーは、英国の人気音楽Gr.マッシヴ・アタックのロバート・デル・ナジャではないかと.....

       この男性。
   pict-バンクシー.jpg
      
                  * *

現在もバンクシーの正体は明らかになっていない。
上記ロバートもまだバンクシーだとは肯定せず。

ここでこのジジイが出るのはおこがましいが、 ジジイも覆面(独居老人)だから好き勝手に書いている。

で、覆面バンクシーに触発され、 ジジイも落書きに挑戦したい。
ジジイも絵画には自信がある(隠れた才能です)。

バンクシーのように社会風刺を真摯に描く。
早速、 どなたかの家の塀にグラフィックアートを残してきた。

申し訳なく思うが、 この落書きも将来、 必ずや5千万バーツの
値がつくものと思う。  ご勘弁戴きたい。

ただの落書きではない、 まさに芸術的表現。 

我が日本の伝統を描写、 これぞジジイの魂だ!


                  ☟




                  ☟





         バンクシーになれるかな。

Inkedpict-落書きNew.jpg


チェンマイって ホントいいですね!




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 13:17| Comment(2) | バラエティー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする