チェンマイ独居老人の華麗なる生活1433(温泉で疲れを癒やす)
偉大な人たちは概念について話し合い、
凡庸な人たちは出来事について話し合い、
狭量な人たちは他人のことについて話し合い、
瑣末な人たちは自分たちについて話し合い、
老人たちは自分たちのボケについて話し合う。
エレノア・ルーズベルト (F. ルーズベルトの妻) のパロディ
昨日(2月7日)は快晴、 靄(もや)も見えないくらいに爽やか。
午前9時半、 日野さん(70)の車がジジイ宅に到着。
次に車は西さん(78)が滞在するアパートへと移動。
そして9時45分、 平均年齢74歳の老人3名は、 ドイサケット温泉に向かった。(地図はココ)
1時間足らずで到着、 3人は大浴場(30分:50バーツ/人)へ.....
この大浴場には大風呂と小風呂の2つがあって、 小風呂には既に1人の外国人が入浴中。
ここに4人が浸かるには狭すぎる。
しかし小風呂の横にある大風呂には湯が溜まっていなかった。
西さんが大風呂に湯を出し、 係員のオバさんに、
「30分後にまた来るから、 湯を溜めておいて...」
と言って我ら3人はレストランに向かう。
大風呂に湯を溜めるまでには20〜30分くらいかかり、 浴場内で待っていたらそれだけで利用時間の30分に達してしまう。
ということで爺さん一行は入浴前から宴会を始める。
レストランは以前の場所から30m移転、 新たにオープン。
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ビールなどの飲み物はこちらの店で買う。

我々は店内ではなくこの小屋で飲食。

入浴前に早や乾杯。

☝ ジジイ(左)と西さん(仮名)
注文した料理と持参したツマミ、 ビールが旨い。

☝ 日野さん(仮名、 70)。
尚、Beer Chang大瓶:65バーツ、 缶ビール小:45バーツ。
飲んでいるとすぐに30分経過。
残った料理に蓋をして、 我らは大浴場へと歩いて行く。
大風呂にはお湯がたっぷり....さあゆっくり浸かろうぜ!
しかしむなしい期待、 何と湯が抜かれており浴槽はからっぽ。
どうなってんだ!
運悪く、 小風呂にはまた別の客1人が入浴中。
20〜30分も待てない。 日野さんとジジイは大風呂を断念。
西さんを置いて個室浴場へと移動。
新たに個室(7部屋)が完成している。

30分で70バーツ/部屋(2人でも70B)

1人ならこれで十分の広さ。

☝ 既に湯がいっぱい、 すぐにザブン。
ジジイは1人で入り、 持参した踵こすりで角質をゴシゴシ削る。
入浴中は窓のカーテンを開け、 風通しを図った。
入浴終了、 大浴場から戻って来た西さんと合流。
再び宴会が本格的にスタート。
西さんは、 「結局、大風呂には入れなかったよ」 という。
1人の大風呂はダメ(湯を入れてくれない)とか。
飲んでいると、 個室浴場の係の女の子がやって来て、
「忘れ物です」 とジジイにメガネを差し出す。
「ああボケたか、 恥ずかしい、 メガネを置き忘れるとは....」
「いやあ、年取るとみんな忘れっぽくなりますよ」 と日野さん。
このあと5分もしないうちに別の係の女性が現れて、
「忘れ物です」 と日野さんに野球帽を渡す。
日野さんがトレードマークの帽子を忘れるとは.....
”物忘れ みんなでボケてりゃ 怖くない”
ここでジジイが感心したのは、 係員が誰がどの部屋を使ったか、 ちゃんと知っていたことだ。
* *
ランチが済むと、 西さんは再び大浴場へ。
50バーツを払って2度目の入浴(大浴場の小風呂)。
(注)大浴場入浴には海パン着用がルール。
持参しなくてもレンタル(20Bだったかな)あり。
日野さんとジジイはタイマッサージ(150バーツ/h)。
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☝ ジジイはチップ20バーツを渡す。
按摩より睡眠、 爆睡中の日野さん。

マッサージと再入浴が終われば仕上げの一杯。
日野さんは帰りの運転があるため我慢。
* *
帰途、 ジジイは車中でぐっすり眠る。
ジジイのアパート到着は午後5時30分、 8時間の温泉旅行終了。
夕飯は缶ビール(小)3個と竹輪2本、 白菜などで軽く済ませる。
そして夜8時半には睡魔がどっと....早や就寝。
ジジイが昨日温泉場で飲んだビールは、 大瓶2本、 缶(小)1個、
缶(ロング)1個。
温泉で身体を癒やしたというよりも.....
こりゃ1日、 飲み疲れ。
チェンマイって ホントいいですね!