2019年02月28日

独居老人の生活1454(厳かなるイベント)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1454(厳かなるイベント)


  貧乏であれ、 豊かになれば必ず志を失う。

  一世世俗に背くべし。
                               道元 (曹洞宗の開祖)


チェンマイで1人暮らしのジジイは毎朝お茶を飲む。
これでもジジイにとっては、 厳かなる朝の行事なのだ。

で、電熱ヒーターで湯を沸かす → その間パソコン使用。
沸騰 → 以前はピチャと音が聞こえた → スイッチを切りに行く。

ところが最近その音が聞こえない → 耳が遠くなっていたのだ。
精力とともに、 耳にも少しずつ老衰が訪れている。

                  * *

2月24日、 日本文学研究者のドナルド・キーン氏が亡くなった
(享年96)。
日本文学を世界に伝える一方、 日本人にも古典文学の魅力を再確認させた。

写真は今から57年前の1962年、 菊池寛賞受賞の祝賀パーティの模様。
                   ☟             (週刊文春より)
pict-DSCN5221ドナルド・キーン.jpg
                   ☝
   左から、 高見順、 三島由紀夫、 大蔵弥太郎(狂言師)、
         ドナルド・キーン、 有吉佐和子。

ジジイがまだ16歳の頃だ、 写真の5人は全て鬼籍に.....
あの世行き、そろそろジジイの番がまわって来る。

   *********************

同じドナルドでも、 こちらの方は意気軒高というか賑やかだ。
昨日(27日)はハノイで2度目となる米朝首脳会談。

  そして夜は2人の夕食会。
2回目の米朝首脳会談.jpg
       ☝ サーロインとキムチが出たそうな。


トランプ大統領をノーベル平和賞に推薦したことがバレてしまった安倍首相。
野党やメディアは 「恥さらしもいいとこ」 と安倍首相を批判。

ちょっと待ってくれ。 推薦して何が悪いのか?
オバマなら推薦OKだったの?

習近平、 文在寅、 金正恩....皆ノーベル平和賞に相応しい?
野党や日本のメディアは推薦する安倍首相を持ちあげるかも。

金大中は2000年6月、 史上初の南北首脳会談を実現。
そして彼は、 その半年後にノーベル平和賞を受賞する。

しかし後でバレてしまった。
金大中が組織的な 「受賞工作」 を行い、 北朝鮮に5億ドルを不法送金していたことが....

トランプは2度も米朝首脳会談をやっている。
それだけでもノーベル平和賞受賞に値すると思う。

アメリカ大統領から、 「推薦してよ」 と頼まれれば、 日本の首相は機嫌よくOKすればいい。 

推薦なんてカネもかからず、 最高のヨイショだと思う。

核を持たない日本、 米国の核の傘があればこそ。

米国追随、 アメリカのポチと批判されようが、 日米安保があるから日本の平和が保たれている...これが現実だ。

もし北朝鮮が次の要求をしてきたら、 日本はどうするのか。
「100兆円の補償金を払え、 払わなきゃあ、 核をぶち込むぞ!」

口先だけの平和なら、 オバマやジジイにだって言える。
核を保有せず米国頼みの日本の防衛、 推薦状を100枚出したって損はない。

こうして揶揄するメディアもある。
                  ☟
pict-DSCN5214メダルのトランプ.jpg

しかしトランプは、 経済戦争や国境の壁をやり出したが、 武力侵攻(戦争)は1度も始めていない。

彼の言動や政治手法に疑問な点もあるが、 ノーベル平和賞に推薦した程度でガタガタ言うな。

ノーベル平和賞なんて...ただの政治ショーじゃないか、
ジジイはそう思っている。

                 * *

今ベトナムの若者に人気なのがこんな髪型。
トランプヘアーモードじゃないよ。

                ☟

pict-DSCN5219ベトナム (1).jpg



  金正恩カットなのだ。
pict-DSCN5219ベトナム (2).jpg


チェンマイの日本人爺さんもこの髪型にしたらイイと思う。
若い女性にモテるかも....あっ、 もう髪がないか。

   *********************

トランプ大統領を推薦した安倍首相は忙しい。
2月24日は国立劇場にお出まし。

「天皇陛下御在位30年記念式典」 の開催だ。
劇場入り口でお出迎えする安倍首相と菅義偉官房長官。
                ☟                 (週刊新潮より)
pict-DSCN5217天皇と安倍 (1).jpg
10周年は小渕恵三、 20周年は鳩山由紀夫首相の時だった。
過去は即位の礼が行われた11月12日に開催。

しかし4月30日で退位される平成天皇、 11月までは待てない。
で、 2月開催となった次第。


式典では 「歌声の響き」 が唄われた。
作詞:天皇、 作曲:皇后、 伴奏者:皇太子。

  歌ったのは沖縄出身の歌手・三浦大知。      (週刊文春より)
pict-DSCN5217天皇と安倍 (2).jpg
         ☝ 左端に安倍首相の姿が見える。

                  * *

安倍首相は今年2月23日で在職日数2617日を迎え、 吉田茂を抜いて歴代4位に浮上。

昨秋の総裁選で3選を果たした安倍首相は、 再来年の9月までその座を維持できる。

これまで内閣改造を含め、 計10回の組閣を実施。
そのうち9回も入閣した菅官房長官(70)は、 目下在職歴代1位を更新中。

安倍首相は次の期日で首相在位日数を抜いていく。
2019年6月に伊藤博文、 同年8月に佐藤栄作を....

2019年11月22日には、 桂太郎(在職2886年)を抜いて歴代
1位に躍り出る。

こうなったらジジイは何としても、 安倍晋三の名が歴史に刻まれる瞬間を見てみたい。    (SOURCE : 週刊新潮)

   ********************

トランプ/金正恩両首脳の夕食会には及びもつかないが、 チェンマイの和食店も侮れない。

  サクラで食った中華丼(70バーツ)
pict-DSCN5215サクラ (2).jpg

「サクラ」 で嬉しいのはビールが値上げなし、 今も安い。
Beer Chang大瓶が70バーツ、 おまけにピーナツのツマミ付き。

ここよりビールが安い店は 「サムライキッチン」 の59Bだけ。
あの 「憩」 だって今は69バーツする。

中華丼も70バーツと安いので、 貧乏人のNさんにその価格を教え、 先日サクラで一緒にランチ。

するとNさんはカツ丼を注文。
その勘定が140バーツ、 貧乏人Nさんが仰天したのは当然。

彼はメニューを見ずに注文、 カツ丼も70バーツと勘違い。
なるほど親子丼は70バーツ、 しかしカツ丼だけは違うのだ。

「サクラ」 の1品は量がとても多い。
Nさんは食べてる途中で 「半分は持ち帰るよ」 と....

勘定の際、 ジジイはホッとする。
これで彼は、 昼70、 夜70バーツの食事代で収まった。

やはり貧乏人は、 しっかり値段を確認してオーダーすべし。
 「サクラ」 の地図はココをクリック。


ドナルド・キーン祝賀パーティ、 ノーベル平和賞、 米朝首脳会談夕食会、 天皇在位30年式典と続いたが....








 最後でせこく...なっちゃった。


チェンマイって ホントいいですね!




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 12:29| Comment(4) | 社会思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月27日

独居老人の生活1453(落書は芸術だ)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1453(落書は芸術だ)


  偉大な芸術とは、

  芸術的才能による純粋な魂の表現である。

                            ジョン・ラスキン (英国の美術評論家)


昨夜(2月26日)、 ターペ門広場はイベントで盛り上がっていた。
広場前のイルミネーションが観光客を迎えてくれる。

pict-P_20190226_204757.jpg



  ターペ門には椅子が用意され、 舞台を楽しむ。
pict-P_20190226_204837.jpg



ステージではライブコンサートかと思いきや、 ちょっと違った。
                   ☟
pict-P_20190226_204928.jpg
              ☝ マジックショー。

ほかに子供のダンスパフォーマンスも繰り出し、 さすがは観光の街チェンマイだ。

このように観光イベントを楽しめばよいのだが、 若者はいたずらをしたりする。
それが昨日お伝えしたターペ門外壁への落書き。
                   ☟
pict-Brit and Canadian Prosecuted.jpg
                   ☝
昨年、イギリス人とカナダ人のカップルがターペ門の壁にスプレー、 10万バーツの罰金をくらう。

これでは観光どころの話ではなく、 泣きの涙だろう。

                  * *

壁や建物などに落書きすればお咎めを受ける。
落書きする方は芸術家のつもりでも、 される方は堪らない。

グラフィティアートとは落書きをする者が言うこと。
これだって立派な芸術?

                ☟

pict-落書き2.jpg
           ☝ ブラウンくんのウンチか。


  
  消すにも大変、 手間暇にカネがかかる。
pict-落書き3.jpg
          ☝ 落書きは犯罪...と言いたいところ。

                   * *

バンクシー(Banksy)という人物をご存知ですか?
イギリスのロンドンを中心に活動する覆面芸術家で正体不明。

社会風刺的グラフィティアート、 ストリートアートを世界各地にゲリラ的に描くという手法を取る。

バンクシーは自分の正体を隠そうとしており、 不明な点が多い。

2018年時点で現存する作品は英国外を含めて約170ヵ所ある。

2005年、 自作を世界各国の有名美術館の人気のない部屋に無断で展示、 暫くの間誰にも気づかれずに展示されていたという。

最近、 自分の作品がオークションで落札された直後、 額縁に仕掛けたシュレッダーで裁断。

絵画の半分ほどは残っており、 さらに価値が上がりそう。
      その絵がこれ。
pict-バンクシーの細断絵.jpg
                 ☟
オークションの模様です(約2分18秒)
https://www.youtube.com/watch?v=9B0PuzdJdkE


このバンクシーの作品も落書き。
ところが世間で評価/人気が高まると、 落書きは値打ちが上がる。

上記のバンクシーの絵には1億5千万円の値がついたという。
こうなると、 誰だって落書きしまくりたい。

ここでバンクシーの落書きを覗いてみよう。
これなら俺でも書けるよ..という人がいるかも。

pict-バンクシー(Banksy).jpg



pict-バンクシー(Banksy)2.jpg

   2つ一緒に・・
pict-バンクシー7.jpg



   pict-バンクシー4.jpg



pict-バンクシー8.jpg

                  * *

2月12日、 東京・新橋の電子タバコ専門店の前に、 ネズミの落書きを発見。
                     ☟       (週刊新潮より)
pict-DSCN5190.jpg
           ☝ 黄色の矢印のところに落書き。



 近づいて見ると、 なるほどバンクシーの落書きのよう。
pict-DSCN5191.jpg
                   ☝
  お店の期待に反し、 残念ながら一般的落書きだったとか。


しかしこちらはどうも本物のバンクシー作品らしい。
東京・港区の 「日の出防潮扉」 で見つかった落書きがそれ。
                  ☟
pict-東京にバンクシー.jpg



喜んだのが小池百合子都知事、 この落書きをSNSに投稿した。
                 ☟
  pict-東京にバンクシー4.jpg
         ☝ 本物と期待がかかる。


バンクシーの専門家はこう言っている。
                 ☟        (2分)
https://www.youtube.com/watch?v=RYHfekMwwq4


同じ落書きでも、 お咎めもあれば大歓迎もある。

OLが憧れの男性社員から 「君の唇、 可愛いネ」 と言われれば歓喜に涙す。
嫌な部長から 「君の唇、 可愛いネ」、 同じ言葉がセクハラで訴えられる。

世の中、 いい加減なもんだ。

                * *

で、 バンクシーって誰なの?  その正体は?
イギリス人観光客が、 偶然にも落書き中の男を撮影。

この男がバンクシーではないかと言われている。
               ☟
   pict-バンクシーの正体.jpg


撮影場所は、パレスチナのヨルダン川西岸、 ベツレヘムにあるカトリック礼拝堂。

バンクシーは、英国の人気音楽Gr.マッシヴ・アタックのロバート・デル・ナジャではないかと.....

       この男性。
   pict-バンクシー.jpg
      
                  * *

現在もバンクシーの正体は明らかになっていない。
上記ロバートもまだバンクシーだとは肯定せず。

ここでこのジジイが出るのはおこがましいが、 ジジイも覆面(独居老人)だから好き勝手に書いている。

で、覆面バンクシーに触発され、 ジジイも落書きに挑戦したい。
ジジイも絵画には自信がある(隠れた才能です)。

バンクシーのように社会風刺を真摯に描く。
早速、 どなたかの家の塀にグラフィックアートを残してきた。

申し訳なく思うが、 この落書きも将来、 必ずや5千万バーツの
値がつくものと思う。  ご勘弁戴きたい。

ただの落書きではない、 まさに芸術的表現。 

我が日本の伝統を描写、 これぞジジイの魂だ!


                  ☟




                  ☟





         バンクシーになれるかな。

Inkedpict-落書きNew.jpg


チェンマイって ホントいいですね!




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 13:17| Comment(2) | バラエティー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月26日

独居老人の生活1452(私は何も知らない)


 本日2度目のアップです。


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1452(何も知らない)


  他人の罪は目の前にある、

  自分の罪は背中の後ろにある。
                                セネカ (ローマ帝国の政治家、 哲学者)


@ 赤ちゃんは何も知らない。

昨日(25日)、 チェンマイ警察署内のトイレに掃除婦が入ったところ、 赤ん坊の泣き声が聞こえた。

  pict-baby was abandoned.jpg

現場には血痕があり、 赤ん坊(女児)にはへその緒が付いて....
生まれたばかりの赤ちゃんはすぐスアンドーク病院に運ばれたが、 様態が不安だとか。

警察では今、 母親を探している。

皆さまに母親の心当たりがありませんか?
 「別れた彼女じゃないだろうか.....」

   *******************


A 観光客は何も知らないか?

チェンマイのお堀にある歴史ある壁の上で、 飲みながら語らう
白人カップル。
                   ☟
pict-Foreign couple photograp.jpg
                  ☝
撮影者はこれをSNSに投稿し、 「当局は対処せよ」 と言う。

写真を見たネチズン(ネット市民)には、 こんな意見も....

「写真を撮るだけでなく、 注意して降ろさせろ、
 そして過ちを教えてやったらどうか」  (source : The Nation)

                  * *

壁に上ったらダメ、 これを知らなきゃ写真のようになる。
特に現在、 堀のWall(壁)は工事中、 歴史的遺産とは気づかないかも....

pict-DSCN5206お堀のWall (1).jpg


新しいレンガを積み上げ、 壁を高くし横幅を拡大している。
昨日積んだレンガだって、 一瞬で歴史的になるのだ。

内堀の通り(一方通行)東側を南から北へ歩くと北東の角。
するとこんな看板が見えてくる。
                 ☟
pict-DSCN5206お堀のWall (2).jpg



  近づいてよく見ると・・
pict-DSCN5206お堀のWall (3).jpg
                  ☝
  壁の上に昇るな..と書いてある(タイ語・英語・中国語)


  しかし内堀通りを西から東に歩いてくると・・
pict-DSCN5206お堀のWall (4).jpg
                   ☝
   ご丁寧に階段があるが、 「昇るな!」 の看板はない。
   これじゃあ観光客は昇ってしまうだろう。


昨年、イギリス人とカナダ人のカップルがターペ門の壁にペイントで落書きし、 10万バーツの罰金をくらった。

こういった観光客は、 お堀の壁や遺跡が文化財として指定(保護)されていることを知らないのだと思う。

無知でも法や条例に違反すれば罪になる。

15、 16ハイティーンの女の子を口説いてセックスし、 淫行で捕まった男もいる。

逮捕され、 「20歳だと思った」 と言い訳してもダメ。
身の安全を保つには、 見かけ40〜60代の女性を口説けばいい。

ジジイはそのように心掛けております。

  **********************


B 昨日の晩ご飯。

「JAZZ CAFE」 というレストランが新規オープンした。
場所はチャンクラン通り、 パークホテルの南250mほど。
(地図はココ

ここは以前もタイレストランだったが、 店内を改装し、 豪華でお洒落な雰囲気に生まれ変わった。

pict-P_20190217_214002.jpg



pict-P_20190217_200300.jpg



   店内。
pict-P_20190217_200348_1.jpg


pict-P_20190217_202420.jpg



  Beer Chang大瓶が80バーツ、 鍋は120Bだったかな。
pict-P_20190217_202358.jpg



  ライブは2バンド(入れ替え)が演奏していた。
pict-P_20190217_200329.jpg



  タイと洋モノの曲をやる。
pict-P_20190217_212328.jpg


無理して混み合うコンサートなどに行かなくても、 こうしたレストランのライブで十分楽しめる。

大人の雰囲気、 ロマンチックなのだが....






ジジイが1人、ポツンと.........これって寂しいもんだ。


チェンマイって ホントいいですね!




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 12:47| Comment(0) | 食べる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする