2019年01月05日

独居老人の生活1401(引き揚げ者たち-8:どっちが幸せ?) )


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1401
                  (引き揚げ者たち-8:どっちが幸せ?)


  とにかくやってみよう
  否定ではなく 肯定を起点にしよう。

  自分に挑戦しよう  楽しもう。

  変化を起こそう
  自分の足で立とう 忠実でいよう。

  冒険のないところに 得るものはない。

                      リチャード・ブランソン (ヴァージン・グループの創設者)


@ 引き揚げ者:東京 → 故郷へ。

ジジイの元会社の後輩Aくんは(67)60歳で隠居、 勤務地の東京を引き揚げ、 故郷(雪国の町)に戻った。

Aくんは結婚歴なし、 生涯恋人なしの独身。
かってジジイが2人ほど女性を紹介したがいずれも振られた。

そんなAくんが昨年2月、 ゴルフ仲間と初めてチェンマイへ.....
1週間の滞在だったが観光なし、 ゴルフだけを楽しんだ。

夜だけは数回 ジジイと夕食、 オカマショーやライブにも行った。 但し夜の女性には興味なし。 (本ブログで掲載済み)

   pict-P_20180203_224244.jpg
      ☝ オカマ嬢を挟んでAくん(左)とジジイ。

               * *

そのAくんからLineが届く。

 「チェンマイのお正月はどうですか?
  こちらは珍しく、 雪のない正月です」

で、ジジイは初詣(本ブログ1月2日掲載)の写真を送って説明。

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そこに友人・日野さんカップルの姿もあって興味を引く。

「70と29、 10年目に入るけど仲睦まじいよ」

 「うーん、 60と19で知り合った.....」 とAくん。

「チェンマイでは驚かない、 歳の差カップルは大勢いるよ」

するとAくんはこんな事を書いて寄こした。

 「何のために一緒になるんでしょう?」 

独身を貫くAくんには、 なぜ若い外国人をパートナーにするのか、 理解が難しいようだ。

”のんびりゴルフでもして、 1人で暮らした方が気楽。
老いて結婚し、 敢えて苦労しなくてもいいだろうよ”

素朴な疑問をぶつけられたジジイは一瞬戸惑ったが、 こんな返事を送った。

「女性を好きになり、 幸せにしてあげたいと.....
 そして自分も一緒に余生を楽しみ、 幸せになるんです」

そのあとにこんな質問を投げかけた。

「Aさんは、 何のために1人でいるんですか?」

その回答が、

 「何となく、 こうなってしまった....」

               * *

チェンマイには連れ子の女性と結婚した爺さんだっている。

国籍、 言葉、 歳の差、 連れ子、 外国暮らし、 文化・習慣。
異なることが多く、 チャレンジする課題ばかり。

そんなリスクを抱え込んで何でまた.....日本で安穏と暮らす独身爺さんには理解困難。

Aくんの言葉のように、「何となく、 こうなってしまった....」 ことからタイ人女性と暮らす爺さんがいるかもしれない。

何となく...は同じでも、 片や独身、 片やパートナーと一緒。

人それぞれ、 これが正しい..という明解な答えはなさそうだが...

                * *

A 引き揚げ者:チェンマイ → 日本。

本ブログで既に2度も取り上げている平さん(67)ご一家。
昨年9月下旬にチェンマイを引き揚げ日本に移住した。

奥さん(42)は地元企業にパートで就職、 娘さん(小学3年生)は学校へと元気に通う。

    pict-1537042211641相楽宅と家族 (2).jpg
        ☝ 奥さんとお嬢ちゃん。


そして奥さんは初給料(12月分)を手にした。

給料95,365円ー雇用保険286円 = 手取り95,079円。
出勤日数:20日、 基本給4,800円/日(900円/h)。

お祝いで家族そろって近くの街のタイ・レストランへ行った由。
勘定は約5,000円、 奥さんがその日もらった給料から出す。

初めて奥さんに奢られた平さんは嬉しそう。
ちなみに奥さんの給料は全て奥さんの懐に...生活費は平さんの年金を当てている。

平さんも家計の足しになるようにと、 ネット検索で地元のアルバイトを探す。

で、現在見つかったのがガソリンスタンド、 仕事は40q先に軽油を運搬すること。

軽油やガソリン運搬は誰でもができる仕事ではない。
平さんは危険物取扱者(国家資格)と大型運転免許証を所持。

その割には賃金(アルバイト)が安くて、 時給1,000円。
子供が学校に行っている時間帯だけ働くそうで、 双方がウイン・ウインかも....
                * *

平さんは57歳の時に今の奥さんと結婚(2人とも初婚)。
当初は奥さんの故郷・イサーンで所帯を持つ。

そこで土地付き中古住宅を購入、 5年後チェンマイに引っ越す。
その自宅(イサーンの土地)を最近売却した。

土地価格の上昇があって、 50万バーツの利益が出たという。
思わぬ収益にホクホクの平さん、 寒い気候も懐も暖まった感じ。

大晦日は一家団欒で、 NHK紅白歌合戦を見て年を越す。


一方のAくんは、 アルバイトなど必要なし。
気楽にひとり、 田舎の町で同じく紅白歌合戦を視聴。

「最近の紅白歌合戦は面白くないですね」 とのLine。

平さんもAくんも結婚歴はなかった。
ところが57で結婚した平さんは、 67歳でアルバイト開始。

片や、 今も独身のAくんには何の苦労もない、
「何のために一緒になるんでしょう?」 の疑問も一応分かる。

               * *

日野さんもAくんも同じ60歳で会社を辞めた。
日野さんはチェンマイに移住、 今の恋人と巡り会って10年目。

大晦日前から彼女と2人で過ごし、 SEXを終えて初詣も一緒。

   pict-1512962432223.jpg
       ☝ 日野さん(70)と恋人(29)


一方のAくんは田舎に戻って独身生活を継続、 1人静かに新年を迎えた。
お金を使うこともなく、 雪降る町で孤独を楽しむ。

日野さんや平さんがこの先どうなるのか、 読めない部分がある。
家族のこと、 恋人との関係、 波瀾万丈があるかもしれぬ。

しかし独居・Aくんの今後は高い確率で見えてくる。
病気と天災を除けば、 Aくんは安寧の中、 朽ち果て孤独死する。

そこには冒険も何もなく安定....これが日本の普通の余生。

どっちがいいとか、 幸せかとか、 こんなものはそれぞれが棺桶に入るまで分からない。


しかしジジイは次の言葉に共感を覚える。

本ブログで何度か取り上げたが、 今日もまた書かせて戴く。








 ”リスクのない人生は つまらない”    曽野綾子 (作家)


チェンマイって ホントいいですね!

  <後記>
我々とってのリスクの1つは結婚だと思う。
相思相愛でも、 失敗して離婚する人がいる。

しかし結婚しなければ、 幸せな家庭もなければ失敗もない。

チェンマイ生活でも同じ。
タイ人女性とハッピーになるか、 あるいは失敗するか。

たとえ女性に貢いで失敗したとしても、 ある期間は幸せを楽しんだのだ。

それでいいと思う、 あの世にカネは持ち込めない。   以上。




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 13:10| Comment(8) | 老い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする