2018年08月20日

独居老人の生活1273(#30忘れられない旅の思い出:カリフォルニア編-2)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活
           (忘れがたい旅の記憶‐30:カリフォルニア編-2)


    国境に万里の長城を造る
                                  トランプ (アメリカ大統領)


生涯残る旅の記憶は、 思いがけない出来事にあると思う。

独居老人の 「忘れがたい旅の思い出・Top‐10」 をシリーズで
お届けしております。

本日はそのTop-9、 昨日の続編・カリフォルニアの旅-2です。

                 * *

1995年8月、 ジジイ(当時50)とリンダ(33)はホテル 「デル・コロナド」 に滞在。 

この日はメキシコのティファナへ行く。

アメリカとの国境にある都市で、 人口約140万人(2005年)。
昼は観光客で賑わう街でもある。

コロナド島からタクシーでサンディエゴにあるトロリー(電車)の停車場へ.....
そこから乗車、 約1時間ほどでメキシコ国境に到着する。
                   ☟
pict-トローリー(電車).jpg



トロリー終点から歩いてメキシコに入国する。
両国の出入国審査なし、 鉄の回転ドアを押してメキシコへ。

但し、 米国 → メキシコの越境のみで、 逆はダメ。
                  ☟
    pict-800__mexico2.jpg


メキシコ → 米国ではパスポートによるイミグレ審査がある。
アメリカ・イミグレによる入国スタンプは押されない。


ちなみにメーサイ(タイ)からタチレク(ミャンマー)に入る場合、 500バーツ(約1750円)を支払うが、 メキシコ入国は無料。

このようにタイ〜ミャンマーの越境とはやり方が異なる。

                  * *

日本人のジジイには簡単なメキシコ → 米国入国。
しかしティファナには、 米国入国を待つ亡命希望者が大勢いる。

2018年現在、 カリフォルニア州側にあるサンイシドロ入国管理所の前には連日、 移民の長い行列ができている。
                    ☟
pict-DSCN4202ティファナ.jpg


しかしたいていは 「対応能力の限界」 を理由に入国拒否に....
米国も 「一時的に入国を制限」 していることは認めている。

亡命希望者の多くは中米諸国の出身だが、 サハラ以南のアフリカや南アジアから来る人も増えている。

アメリカへの亡命申請は昨年度(2017年)だけで14万2000件、 2014年度に比べて3倍に増加。

しかし実際に亡命を認められるのは昨年度実績で2割程度。
トランプ大統領は移民を嫌っているのだ。

で、 入国管理所に 「空きがない」 ことを理由に亡命希望者を門前払い。 (サンイシドロの収容人員は最大300人という)。

批判続出だが、 トランプ政権はさらなる規制強化も検討中とか。
議員たちとの会談の席、 トランプの発言は有名な話。

『なぜアメリカが 「ノルウェーのような国」 ではなく、 アフリカの 「肥だめのような」 国々や 「全員がエイズに感染している」 ハイチなどからの移民を受け入れなければならないのか』

今年6月にもトランプは吠える。
『アメリカは移民のキャンプにも難民収容施設にもならない』


ティファナ国境には高い壁(塀)が作られ、密入国者を阻止。
                  ☟
pict-ティファナの国境の壁.jpg



  密入国者を監視するアメリカの係官。
pict-pict-DSCN4204.jpg
       ☝ 左手がティファナの街、 右側が米国。
         赤の矢印が長く続く国境の壁(塀)。
                                          (source:Newsweek)

海に囲まれている日本、 我々は国境という認識が薄いと思う。
国境を隔てる壁(塀)はないが、 船での密航はいともたやすい。

だから横田めぐみさんたちは、 簡単に連れ去られてしまった。


政府は外国人労働者について、 就労を目的とした新たな在留資格を創設する方針を打ち出している。 事実上の移民政策だ。

2017年で、 技能実習やコンビニなどで働く留学生も含め、 外国人労働者は現在128万人に達している。

彼らには期限が切れた後も、 日本に居座り続ける可能性がある。
ドイツなど欧州の移民政策の失政は、 日本も同じだと思うが...

                  * *

話を23年前に戻そう。
ジジイとリンダはのんびりティファナを観光。

    pict-ティファナ.jpg
         ☝ ティファのダウンタウン。


ティファナでWindow shopping、 ブラブラしてランチ。
ここでリンダは思いがけない物を購入。

実はサンディエゴ出発前に、 ジジイは彼女に200ドル(2万円)を小遣いとして渡していた。

学生の身、 お金もないだろうというジジイの配慮。
というか、 万が一ジジイとはぐれると彼女は困ってしまう。

その小遣いで躊躇なくリンダはショッピング。
何でこんな物を?  ジジイなら絶対に買わない、 重いし....


                 ☟


    pict-36999610-チェス盤.jpg
        ☝ チェス盤と駒(イメージ画像) 


写真のチェスは駒も盤も木製であり、 盤は2つに折り畳み可能。
しかしリンダが買ったチェスは、 石を削って作られた代物。

盤は折り畳めない上にサイズ大、 加えて駒も盤もかなり重い。

これらの石細工を持って、 これからサンフランシスコまで旅行、
ケンタッキーまで帰るのだ。

何を考えてこんな物を買ったのか、 ジジイには理解不能。

重いものを女性に持たせるわけにはいかない。
ジジイがデカい箱に入ったチェスを持ち運ぶ。

ホテルに帰れば、 すぐさまチェスをやろうと言う。

「俺はやり方を知らないからダメ」 

 「私が教えてあげる」 と言われうんざり。

2回やってギブアップ、 「頭が痛くなった」 と嘘を言う。

今ならタイ人女性の身勝手・我儘に慣れてきているが、 当時はとても我慢できない。 チェスなんぞ見たくもなかった。

こんなくだらない事をしっかり覚えているのだから情けない。
旅の忘れられない思い出とはこんなもんか。

                 * *

ホテル・デル・コロラドの前からレンタカーでサンディエゴを出発、 ジジイとリンダは一路サンフランシスコを目指して走る。

借りた車はフォードのリンカーン。
ジジイが運転、 ロサンゼルスを通り過ぎて一気に北上。
  (地図はココをクリック)

サンフランシスコまでは長い距離。
運転しながらジジイは彼女に言う。

 「途中で運転、 変わってよな」

と、リンダは、 思いがけない言葉を発した。


 「私、 免許証、持って来てないの」







まさかジジイが1人で運転......夢にも思っていなかった。


チェンマイって ホントいいですね!




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 12:09| Comment(6) | 旅の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする