2018年08月26日

独居老人の生活1278(73年の人生で初めての経験)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1278(73歳で初めて経験)


  効率や損得にとらわれると、 人間が小さくなる。

                                        斎藤茂太 (精神科医)


先週(8月22日)、 ジジイが自宅で夕飯を食べていた時だ。
                   ☟
    pict-P_20180823_192142進晩飯.jpg
      ☝ 豚の耳(30バーツ)にキャベツ等を添えて。
         (お粗末な夕食でお恥ずかしい)


ピポンとLineが着信、 Sさん(64)からのものだ。
”今、 Diamondにいます、 よかったら来てください”

Sさんは日本からの旅行者、 チェンマイに12日間滞在予定。

丁度夕食が終わった頃、 ジジイはすぐさまカラオケスナック・ダイアモンド(ココ)へと足を向ける。

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店内では下戸のSさん、 酔っているかのように唄っていた。
隣には初顔のF嬢(30)を侍らせてご機嫌。
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客はジジイたちだけ、 練習しようとジジイは新曲に挑戦・唄う。
ジジイにもホステスが付き、 ママさんも加わり楽しいカラオケ。

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            ☝ 超ボインのママさん。


さて、 勘定となって驚いた、 2人で約2千バーツの請求だ。
 「えーっ、 高いよ」 とジジイ。

「女性がドリンク取ってますので」 とママさん。

「私が女の子に、 好きに飲んでいいって言いましたので.......
 ここは私が払います」

Sさんは気持ちよく、 2千バーツの勘定を済ませた。
尚、 後でジジイは基本料金の300BをSさんに支払う。

それにしてもこんなに高いのは初、 1人当たり千バーツも.....
勿論、 ジジイはホステスにドリンクを奢っていない。

                 * *

翌日(23日)、 今度は現役大学教授・Aさん(66)からLine。
Aさんは3週間、 チェンマイに滞在予定のツーリストだ。

 「Diamondに行きましょう!」

ということで、 ジジイは連夜のダイアモンド詣でとなった。
昨夜ご一緒したSさんにも連絡、 お暇なら来てよねと.....

約束の8時半に店に到着、 すると待っていたのは日野さん(70、仮名)が1人。 2人で歌の競演、 客は今夜もジジイたちだけだ。

そうこうする内にSさんが現れた。
Sさんの姿を見るや否や、 F嬢はSさんにベッタリ。

Sさん、 昨夜 F嬢にイイことしてあげたのかも......
F嬢の肩を抱いて熱唱するSさん、 幸せそう。
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今夜の発起人、 A教授が1時間数10分遅刻でやって来た。
Aさんはタイ人以上にいつも時間にルーズ、 珍しい日本人だ。

73年生きてきたジジイだが、 これほど時間的観念のない日本人
は初めて。                
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               ☝ A教授(66歳)



   これで4人、 全員集合。
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            ☝ 右端が日野さん(70歳)


ジジイがふと目にしたのが1人のホステスの行動。
ビール(大瓶)をカウンターから取り寄せて、 氷などを乗せる小さなテーブルにそっと置く。

で、ジジイは爺さん各人に 「ビール、注文しましたか?」 と訊く。
誰もオーダーしていない、 女が勝手に持ってきたのだ。

勘定のとき分かったのだが、 ホステスたちはこのビールから自分の細長い小グラスに黙って注ぐ。

そしてグラス1杯当たり150バーツを請求するのだ。

「注文してない物を勝手に取っちゃダメだよ」 とジジイ。

栓を開けたビールは冷蔵庫に戻されたが、 後の支払いで仰天。
合計3,300バーツの請求。

ホステス3人は、 いつの間にか3杯/人のドリンク(Beer)を飲んでいた。  150B x 3杯 x 3人 =1350B。

加えてママさんもジュースのドリンクを1杯(150B)。
女性のドリンク代だけで計1,500バーツ(約5,200円)。

爺さん4人分だけで計1,800B(450バーツ/人)の勘定。
これもなんかおかしな感じ。

ジジイはママさんに言う。
「ドリンクも勝手に飲んじゃダメ、  客のOKが必要だよ」

「彼女たちも飲んだ方が、 みんな楽しくなると思って......」

バカたれ、 楽しいのは店とホステスだろうよ。

勘定は、 Sさんが300B、 残りの3,000BをAさん、 日野さん、
ジジイで1人1,000Bずつ支払った。

我々3人が帰ったあと、 Sさんがママさんに訊いたそうな。

「なぜ勝手に飲んだりしたの?」

「日本人はお金持ちだから、 そのくらい問題ないでしょ?」


請求金額の上乗せなら、 僅かな額でこれまでにもあった。

しかしジジイは73年の人生で生まれて初めて、 注文もしていない品を勝手に出されて請求された。 

これをボッタクリというのであろう。
日本でもチェンマイでも経験しなかったこと。

黙って払った日野さんが後で言う。 「2度と行かない」

ジジイも同じ、「ダイアモンド」 には絶対に2度と行かない。

                 * *

ダイアモンドを出たジジイと日野さんは、 気分直しにもう1軒ハシゴする。

「ダイアモンド・リバーサイドホテル」 の前にあるオカマパブがちょうどショーの真っ最中。 (地図はココ

       この人形が目印。
    pict-DSCN4368.jpg



       オカマの唄と踊り。
    pict-P_20180823_223743.jpg



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でも、 やはり本物の女性がイイネ!
で、隣の席にいた客の女の子に話しかける。
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上海近くに住む中国人で、 1週間のチェンマイ旅行とか。
Facebookに出していい?  OK!  とても気さくな彼女たち。

ジジイとの写真に嫌な顔もせず、 Vサインで 「イエー!」
連れて帰りたくなるんです。

ジジイが政治家だったら、 すぐハニートラップにかかるだろう。
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        ☝ いい歳して脂(やに)下がるジジイ。


この店の料金は、 ビール小瓶:160バーツ、 これだけ。
他は一切かからない、 飲み物と引き換えにお金を払う、 ボッタクリなし。


気分も晴れ、 夜は12時近くになっていた。

ド助平の日野さんは明日彼女が来るそうで、 今宵は精力温存。

精力枯れかかるジジイはいつも通り、 1人静かに眠りにつく。


寝る前に、 ダイアモンドのママさんに言っときたい。

チェンマイの日本人は......








 貧乏暮らしが多いんだぞ!


チェンマイって ホントいいですね!

 <後記>
カラオケスナック 「ダイアモンド」 のオープン当初は、 女性2人の共同経営だったようです。

しかし分裂し現在は1人だけ、 つまり経営のやり方が変わったということです。
行かれる方は、 料金にくれぐれもお気をつけください。 以上。





posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 12:49| Comment(10) | 食べる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月25日

独居老人の生活1277(#32忘れられない旅の思い出:カリフォルニア編-4)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1277
           (忘れがたい旅の記憶‐32:カリフォルニア編-4)


  For those who come to San Francisco
  Summertime will be a love-in there

  In the streets of San Francisco
  Gentle people with flowers in their hair

       (和訳)
      サンフランシスコにやって来る人たちへ、
      夏にはこちらで愛の集いがあるよ
      サンフランシスコの通りでは
      髪に花をまとった優しい人たちがいるんだぜ
                           花のサンフランシスコ (唄: スコット・マッケンジー)


生涯残る旅の記憶は、 思いがけない出来事にあると思う。

独居老人の 「忘れがたい旅の思い出・Top‐10」 をシリーズで
お届けしております。

本日はそのTop-9、 昨日の続きでカリフォルニアの旅・最終回
をどうぞ!
                  * *

ジジイ(当時50)とリンダ(33)はサンフランシスコのダウンタウンにある 「ヒルトンホテル」 にチェックイン。

前夜、 サンタクルーズのホテルから予約しておいた。

部屋に荷物を置き、 すぐさまランチに出かける。
この旅では初めての和食で、 寿司屋に入った。

2人とも同じ握り寿司セットを注文。
出てきた寿司を見て、 リンダはカウンターの中の板前に言う。

「これを半分に切って欲しい」

日本人の板前は心得たとばかりに、 握った寿司を全て2等分してリンダに戻した。 
嫌な顔を少しも見せず、 手際よく客の要望に応じる板前。

ジジイはいたく感心...このような客は結構多いのかもしれない。

                  * *

ランチを終えてすぐホテルに戻る。
ジジイはレンタカーを返しに行かねばならない。

サンフランシスコの市内観光なら車は不要、 ケーブルカーやタクシーを利用すればいい。

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ホテルの駐車場に行くと係員がいて、 ジジイに声をかける。
「お出かけですか?」

 「空港まで行くんだ、 この車を返しにね.....」

「それならこの近くのレンタカー営業所に返却できますよ」

係員はメモに地図を書いて説明してくれる。
ダウンタウンにあって、 ヒルトンからとても近い。

オッ その手があったのか....ジジイは思いがけない助言に喜んで
5ドル(約500円)のチップを張り込んだ。

実際にこんなありがたいことはなかった。
チップに大喜びした若い係員の表情が忘れられない。

                   * *

ジジイのサンフランシスコ訪問は今回で2度目。
大概の観光地は既に訪れていたが、 リンダのために再訪する。

まだ行ってなかった 「アルカトラズ島」 に今度こそと思い、 発着場まで出向いたのだが大混雑、 チケットを買う人の長い列。

待つのは嫌いなので今回も諦めた。

   pict-アルカトラズ2.jpg
      ☝ 遥かに見えるアルカトラズ島。


クリント・イーストウッド主演の映画 『アルカトラズからの脱出』 (1979年公開)を見ていたので、 興味はあったのだが.....

仕方なくベイストリートをブラブラしたり......ただの観光。
                  ☟       
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         ☝ こんなくねくね坂道を車が走る。

                   * *


明日はリンダともお別れ、 ジジイは日本へ......
彼女はサンフランシスコに住む友人宅に行き、 2日ほど滞在するという。

リンダとの最後の夜はジジイも燃えた。
素面(しらふ)の H がベスト、 夜6時頃には熱戦スタート。

50歳のジジイはまだ元気、 精力増強剤など考えもしなかった。
終了後、 2人で ”最後の晩餐” に出かける。


では、ジジイの人生初体験、 最初にして最後(となろう)。
” 記憶に残る口惜しい思い出” はいつ起こったのか?

それは一夜明けた帰国日の当日、 午前中のこと。

名残惜しいジジイは、 ホテルをチェックアウトする前に最後の一戦を試みた。 リンダも当然の如く応じる。

今でもはっきり覚えている。
ジジイが上になり(正常位)シコシコ、 燃え上がるその時だ。

突然、ドアが開き、 掃除婦が部屋に入る寸前。
リンダが 「****** !!」 と何やら叫ぶ。

掃除婦は慌ててバタンとドアを閉めた。

閉まった時には、 ジジイのムスコは萎えていた。
そのあと再戦・回復を試みるが、 ムスコの勢いは戻らず。

結局、 リンダとの最後の想い出は中途半端のままで終了。

忌々しいヒルトンの掃除婦め、 ジジイのヤル気をどうしてくれる!
チェックアウトした事を確認してから掃除に来い!


チェックアウト後、 ジジイとリンダは最後のお別れ。
小遣いとして100ドル(約1万円)をリンダに渡す。

ジジイが乗ったタクシーはホテルを離れていく。

手を振ってジジイを見送るリンダ。


その姿が彼女を見る最後、






既にジジイは.....別れを決めていた。


この歌を聴くと23年前の、 あのときの記憶が蘇る。
                  ☟
https://www.youtube.com/watch?v=sinn6WKU6Dk






     pict-DSCN0673Ronda.jpg
            ☝ リンダ(33歳)、 金門橋で......



チェンマイって ホントいいですね!





posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 09:52| Comment(12) | 旅の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月24日

独居老人の生活1276(#31忘れられない旅の思い出:カリフォルニア編-3)



チェンマイ独居老人の華麗なる生活1276
           (忘れがたい旅の記憶‐31:カリフォルニア編-3)


 私は、本当に好きな事しか続けられないと確信している。

 何が好きなのかを探しなさい。

 あなたの仕事にも、 恋人にも。
                                 スティーブ・ジョブズ(アップル創業者)


生涯残る旅の記憶は、 思いがけない出来事にあると思う。

独居老人の 「忘れがたい旅の思い出・Top‐10」 をシリーズで
お届けしております。

本日はそのTop-9、 前回の続編・カリフォルニアの旅-3です。

                 * *

1995年8月、 ジジイ(当時50)とリンダ(33)はレンタカーで
サンディエゴを出発。
国道5号線を北上、 目指すはビーチの街・サンタクルーズ。

一気にサンフランシスコまで行く手もあったが、 まだ1度も見たことのないサンタクルーズで1泊することに.....

運転免許証を持たずに来たリンダ、 これにはジジイ、ガックリ。
運転手はボクだ、 車掌はキミだ....こんなドライブになった。

      pict-Screenshot_20180824-042224サンタクルズ.jpg

ジジイが運転中、 リンダはダッシュボードの上に靴下をはいた足を投げ出す。  いかにもアメリカ人といったところ。

日本人のジジイには、 女性のこんな姿は見たくもないが.....
足を下ろすと今度はラジオをつけ、 クラシック音楽にチャンネルを合わせた。

リンダはオペラやクラシックファン、 必ず聴きながら運転する。
ジジイはそうはいかない、 眠くなって来る。

「居眠り運転はしたくない、 ポピュラーに変えてくれ」

助手席のリンダは素直にチャンネルを変えた。
運転者優先....ちょっと意地悪かなと思ったが仕方ない。

                 * *

サンタクルーズへは国道5号から152号線に曲がり西へと走る。

pict-DSCN4370サンタクルズ地図.jpg
        ☝ 赤矢印から西に → サンタクルーズへ。


そこまでは良かったが、 途中、街に入って道が分からなくなる。

たむろしていた中・高校生らしい数人に訊こうと車を寄せる。 
と、その時リンダが言った。

 「子供に訊いちゃダメ、 危険だから」

ジジイは、 停めかけた車をすぐさま走らせる。
子供らは集団で、 悪さを仕掛ける可能性があるからだと言う。


サンタクルーズに到着したのは夕方近くだったろうか。
ホテルの予約なし、 「地球の歩き方」 で目星をつけていたホテルに飛び込む。

宿泊代が幾らだったか、 全く記憶にない。
「ウエスティン」 や 「デル・コロナド」 より安かったことだけは覚えている。
                 * *

サンタクルーズはモントレー湾の北端にあり、 サンフランシスコ市からは南約115 kmにある。

人口は約6万人(2010年)、 2000年に比べ10%増加。
アメリカでも指折りのサーフィンスポットだ。

ジジイたちはここに1泊だけ、 然(さ)したる思い出はない。
それでも1つ、 リンダと夕食で行ったレストランだ。
                  ☟
pict-DSCN4354サンタクルズ.jpg



写真では ビーチ沿いのレストランのように見えるが、 これが桟橋の上なのだ。
pict-DSCN4355サンタクルズ.jpg
      ☝ この桟橋のずっと奥にレストランなどがある。



この埠頭は1世紀以上も前に作られたもので、 サンタクルーズワーフと呼ばれる。
アメリカ西海岸で最も長い木製の埠頭で、 全長823メートル。
                   ☟
pict-サンタクルズ4.jpg


ここのレストランで何を食べたのか、 全く覚えていない。
ただ、夕食後のHを考え、 ビール1本だけにした記憶がある。

                   * *

翌朝、 寝ぼけ眼(まなこ)でいるリンダを部屋に置き、 「車で街を
見て来るよ」 とジジイは出かける準備。

出がけにリンダが、
「新聞、買って来てくれる?」、  「OK」

ロサンゼルスで会って以来 毎日、 リンダとは朝から晩までずっと一緒。 一人になりたいという気持ちが湧いていた。

ジジイは1時間ほど、 ドライブしたりサファーたちを見て寛いだ。

部屋に戻るとリンダが、 「新聞は?」 
ジジイはすっかり忘れていた......新聞もリンダのことも。


午前10時過ぎにサンタクルーズを出発、 最終目的地サンフランシスコへと向かう。

当時はスマホもなく、 車にはカーナビも付いていなかった。
頼りは大まかな地図だけ。

AAA(全米自動車協会) 発行の地図なら分かりやすいのだが、 それも持たず。


リンダの助けを借りながらどうにか辿り着いたのが 「金門橋」。

英語名 「Golden Gate Bridge」、 長さ2700m、 サンフランシスコの名物だ。
pict-Golden Gate Bridge.jpg
        ☝ ジジイは初めてこの橋を車で走る。


ではここでムードを盛り上げて.....「霧のサンフランシスコ」
                ☟            (2分54秒)
https://www.youtube.com/watch?v=OIhjd3f2cs4


ジジイにとっては2度目の金門橋、 でも撮影は初めて。
                  ☟
    pict-DSCN0699すすむ.jpg
        ☝ 23年前のジジイです(当時50歳)



ついでにリンダ(33歳)も.......

             ☟

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リンダの顔を真正面から見せろ....ごもっともで、 次回に掲載。

ということで、 「金門橋」 観光を済ませたジジイたちは、 前日予約しておいた 「ヒルトンホテル」 に向かう。


このサンフランシスコにおいて、 ”忘れられない旅の記憶” が作られようとは、 このとき予想だにしていなかった。

ジジイが生まれて初めて経験した....あの悔しい思い出。








それは次の最終回に続きます。


チェンマイって ホントいいですね!




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 12:56| Comment(2) | 旅の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする