2018年03月26日

独居老人の生活1146(借金は美徳です)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活1146(借金は美徳です)


   借金を返すということは収入の問題ではない。

   性質の問題だ。

                          ローガン・P・スミス(アメリカの随筆家・評論家)



日本には貸与型の奨学金制度がある。
運営は日本学生支援機構(JASSO)。

大学・短期大学・高等専門学校・専修学校および大学院で学ぶ人を対象とした、国が実施する奨学金で、 学生本人に貸与される。

延滞した場合、 委託された債権回収会社が、 電話、文書および自宅等への訪問により督促。

社会人になった後に返済しない人が結構いて、 社会問題として
浮き彫りにされている。

                * *

同様のシステムがタイにもある。
それが 「タイ・学生ローン基金」。

家庭の収入が年20万バーツ以下という条件で申請可能。
ローンの条件が緩いので多くの学生が利用している。

しかし滞納者が続出、 未払い額が膨らみ社会問題に.....

そもそも積極的に借金を返済しようなんて気持ちがタイ人にあるんかいな(失礼)。

タイ人にとって貯金する人は愚者(悪徳)、 借金は賢者(美徳)....ジジイにはそう思えてならない。


とにかく日本でもタイでも、 奨学金制度は政府の甘い人気取り
政策の1つといえよう。


    pict-タイの女子大生.jpg
           ☝ イメージ画像。


              * *


ジジイがこの件を知ったのは、 2018年3月12日の毎日新聞の
記事による。  以下はその記事を参考に......


タイ政府系の 「学生ローン基金」 は、奨学金の返済金を勤務先の給与から天引きし、 強制的に回収する計画を進めている。

滞納者が230万人、 滞納総額も680億バーツ(約2300億円)に膨らんだため。

6月から一部国家公務員を対象に試験導入し、 その後大企業の社員らへと順次拡大する。

基金側は 「制度の危機だ」 と利用者に理解を求めている。

                * *
 
基金の制度は1996年に始まり、 高校生や大学生、 職業訓練生を支援してきた。

年利約1%という超低金利ローン、 借りなきゃ損って感じも....

2017年末までに540万人が利用し、 貸与総額は5640億バーツ(現レートで2兆円に近い)に上る。

返済の必要がある人は356万人だが、 このうち滞納者の割合は64%。
マトモに返済している人は公務員か大企業の社員くらいかも。


基金はこれまで、 滞納者約120万人を相手に返還訴訟も起こす。

さらに回収を進めるため、 天引き制の導入を決定し、 必要な法整備も昨年実施。

雇用主が天引きした返済金を基金に送る仕組みだが、 返済期日に遅れた場合は、 雇用主に対して延滞料を課す。


基金のマネジャーが言う。

「教育の機会を学生に提供するには原資が必要だが、 政府に
  支援を仰ぐばかりではいられない。
 利用者も滞納額がかさみ、 突然の訴訟に直面するリスクを
  避けられる」 と強調。

ちなみに最多の滞納者は、 医学部、 看護学部の学生とか。


ある利用者(29歳)は軍に勤務。
大学時代に33万バーツを借り、 15年計画で返済中。

これをベースに計算すると、 この方の返済額は約1,800B/月。
 

またある人(26歳)は、 毎月4000Bの仕送りでは不足、 2200Bの学資ローンを生活費に.....

学生時代のローン総額は14万6000Bで、 金利を含めると約16万B(約54万円)。  現在10年以内の計画で返済中。

この人の返済額は、 1,333B/月になる勘定。


一方、 長期滞納で基金から起訴されているという女性(40)は、 家計には返済に回すだけの余裕がないと、 頭を抱える。


では勤務先のない自営・自由業の人に対してはどうするか。
滞納者には金利を2倍に上げるという罰則措置をとるようだ。

              * *

学生ローンを利用する場合、 当然保証人が必要となる。
大概は両親や親戚などだが、 友人でも恋人でもOK。

基金のローン担当者は言う。

「債務者に返済能力がなければ、 保証人の資産を没収する」

一方で 「できれば没収は避けたい」 と....


尚、 我々外国人は保証人になれない.....皆さまご安心を。

というか貴方の恋人が女子大生なら、 既にローンを利用中かも。
返済は卒業後になるので、 影響が少ないのでは?

あるとすれば爺さんに一括返済をねだる場合。
「ねえ〜いいでしょ?  金利を払うの、もったいないわ」

彼女の心の中は、
「爺さんはすぐ死ぬかも.... 生きてるうちに貰っちゃえ!」


タイでは全世帯の80%が債務を抱えているそうな。
タイ人は ”借金することに全く抵抗がない”......コレ美徳?

                * *

学生ローンの強制的回収は今年7月頃から本格的にスタート。
既に回収案が通知され、 厳しい督促が滞納者に向かう。


チェンマイでカレッジ等卒業の若い恋人・パートナーをお持ちの
皆さまは、 これから相談される可能性あり。

 「ずっと滞納してるの、 保証人の父は離婚して逃たわ、
   あたし...どうしよう、 パパ、 助けてぇー」

 「何だと?  なぜ毎月のお手当から返してこなかったんだ」

 「いつも家計はカツカツよ、
   母には仕送り、 兄は事故っちゃったし....」


pict-老人と若い女.jpg
  ☝ 若い女性をカノ女に持つ爺さんは幸せ?




  爺さんや 浜の真砂は 尽きるとも

  世におねだりの  種は尽きまじ



爺さんに若い女.........おねだりは当然です。


チェンマイって ホントいいですね!





posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 12:06| Comment(4) | 社会思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする