2015年01月18日

独居老人の生活161(東京大学とは?)


チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐161(東京大学とは?)


     天は自ら助くる者を助く    

               自助論(self-help by Samuel Smiles)



上記は当ブログ‐17(昨年8月2日投稿)で使った言葉である。
このブログの中でジジイはこう書いた。


日本では軍事研究でさえ不自由である。

東京大学では、昭和44年3月の同職員組合との労使合意により、軍事研究は禁止され、現在に至っている。

学問の自由は何処行った!
日本国憲法第23条を読んでみろ。



因みにこの労使合意の中身とは次のようなモノである。

  合意文書骨子

 ・大学当局は「軍事研究は行わない。軍からの研究援助は受けない」との大学の慣行を堅持し、基本的姿勢として軍との協力関係を持たないことを確認する。

 ・大学当局は、大学の研究が自主性を失って資本の利益に奉仕することがあれば、そのような意味では産学協同を否定すべきであることを確認する。



独居老人から言わせると、よくも真面目くさってこんな阿呆な事を文書にしたものと、ただ呆れ返るばかり。
軍隊や軍事の何がいけないの?


昭和44年と言えば、東大安田講堂攻防戦の事件があった年。

全学共闘会議(全共闘)および新左翼の学生が、東京大学(本郷)安田講堂を占拠。

警視庁が昭和44年(1969年)1月中旬、2日掛りで封鎖解除を行った。

pict-300px-Yasuda_Auditorium.jpg
東京大学本郷キャンパス・安田講堂



1960年代後半はベトナム戦争が激化の一途。

また、1970年で期限の切れる日米安全保障条約の自動延長を阻止・廃棄を目指す動きが左派陣営で起きていた。

このような左派の活動激化、安田講堂騒乱などを背景に、左派に対する融和策だったのか?(は知らぬが)、軍事研究禁止の文書合意に至ったのだ。



同様な動きはそのずっと後、埼玉大学でも起こった。

大学で軍事学を開講しようとしたら、教職員組合などから大反対の声があがり、結局日の目を見る事なく終わった。

               * *

なぜ大学が軍事を研究したらダメなのか?

大学は、治安や犯罪の研究をしているではないか。
研究しても、治安悪化、犯罪率上昇をもたらす事はない。


大学は、火事や自然災害の研究をしているではないか。
研究すると、火事や災害が多発すると言うのか。


大学は、医療・医学の研究をしているではないか。
研究しても、病気や健康害をもたらす事はない。


大学が軍事を研究しても戦争が勃発する訳ではない。
防衛大学は長く軍事学をやってるが、一度たりとも戦争なし。



軍事学と言っても、ただ好戦的で戦争に駆り立てる学問ではない。

戦争哲学、戦争心理学、軍事史、地理・地政学、気象学、軍事工学、軍事医学、安全保障、軍事行政、戦争法、戦略・戦術論、統率論などたくさんある。

一般学生がこれらの全てを学ぶことはないだろう。
しかし”戦争と平和の常識” を理解する一つの教養として、これらの幾つかを勉強する価値がある。



海外の大学では戦略学、軍事学が当たり前。
学生がそれを学び教養として身につける。

ハーバード大学(米国)、オックスフォード、ケンブリッジ(英国)等の有名な大学では、殆どが戦争学部、戦争研究学科、ないしは戦争学の講座を持っている。


リデルハート(イギリスの戦略家)は言う。

「”君が平和を望むなら、戦争を理解せよ”ということだ」


独居老人は言う。

「”軍事学を軍人だけに任せておくと危うい” ということだ」

軍人でない我々の首相が ”Civilian Control” する訳で、ジジイも軍事学に関心を持つ一人である。

               * *


前書きが長くなったが、一昨日嬉しいニュースを聞いた。

「東大が軍事研究解禁 軍民両用技術研究容認 政府方針に理解」

東京大学(浜田純一総長)が禁じてきた軍事研究を解禁したことが15日、分かった。 東大関係者が明らかにした。

安倍晋三政権が大学の軍事研究の有効活用を目指す国家安全保障戦略を閣議決定していることを踏まえ、政府から毎年800億円規模の交付金を得ている東大が方針転換した。

軍事研究を禁じている他大学への運営方針にも影響を与えそうだ。


 
ところがこれは糠喜びだった?
昨日(18日)のニュースで驚いた。


「東大「軍事研究認めない」 「解禁」の一部報道を否定」

軍事に関わる研究を禁止している東京大学で、大学院の情報理工学系研究科が昨年12月、「科学研究ガイドライン」を改訂した。

これについて一部の報道機関が16日に「軍事研究を解禁」などと報道。
東大は同日、「報道内容が間違っている」と否定した。

広報課は「誤解を招いたようだが、軍事研究禁止の方針はこれまでと変わらず、一部でも認めない」と説明した。

                * *

インテリの世間知らず、左翼の独り善(よ)がり。

東大は永遠に軍事研究を忌み嫌うのか。
こんな大学に毎年800億円もの税金を投じている。



世界中を見渡しても、極東の果ての日本ほど、危険極まりない国々に接している国はないのでは?

超独裁国家の北朝鮮、一党独裁共産国家且つ軍事大国の中国、反日嫌日に明け暮れる韓国、日本はこれら3国に睨まれている。



大学が軍事研究を等閑(なおざり)にしたままでいいの?

防衛大学校だけに軍事学を任せておいていいの?
因みに防大生はこれを学ぶ。

無題.png
防衛大学校・防衛学研究会 編




最後にもう一度言う。

学問の自由は何処行った!
日本国憲法第23条を読んでみろ。


学問の自由

第23条 学問の自由は、これを保障する。

研究・講義などの学問的活動において外部からの介入や干渉を受けない自由のことをいう。自由権のひとつ。

一般的には、研究の自由、研究発表の自由、教授の自由(教育の自由)を指す(具体的権利)。

そして、学問の自由を保障するため大学の自治が制度的保障として認められている。
日本においては、日本国憲法第23条において規定されている。



東大内部にも軍事研究を望む教授たちが存在する。
何故やらせてあげないの?


東大は憲法改正を訴えるべきだな。

ああー腹が立つ。




独居老人、冷静に考えてみて分かった。

「東京大学並びに同教職員組合」とは?  

コレ(をクリック)なんだろうなあ。




こりゃダメだ。

チェンマイって ホントいいですね!

(追記)
昨年、今回と同様のテーマで下記をアップしております。

当ブログ‐33(鬱憤晴らし) 2014年8月10日。
当ブログ‐34(続・鬱憤晴らし) 2014年8月11日。

併せてお読み戴ければ幸いです。        以上





posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 06:22| Comment(2) | 社会思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする