2015年01月10日

独居老人の生活155(日本人のマナー)


チェンマイに来てから数年、思い出してみれば驚いた事、敬服した事など結構あるもの。
独居老人が見聞しびっくりした事お伝えしています。
え!っと思われる事もそれは本当の話です(念のため)。

本日はある世界遺産の観光地でびっくり。   ではどうぞ!




チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐155(日本人のマナー)


  Like all great travelers,
  I have seen more than I remember,
  and remember more than I have seen.

 
  すべての偉大な旅人達のように、
  私は覚えていること以上のことを目にし、
  目にしてきたこと以上のことを覚えている。



第5話: TPO (Time、Place、Occasion)

独居老人が北野さん(仮名・当時63歳)と知り合ったのは
今から7年前。
場所はイーサーンのウボンラチャターニーである。

ジジイがこの北野さんと行動を共にした2日間は驚きの連続であった。


ジジイは、朝ウボンラチャターニーのバスターミナルに到着。
ここから国境越えの路線バスでラオスのパークセーに行く。

そのバスの中、隣の座席にいたのが北野さんで、ジジイに話しかけてきた。
「日本人の方ですか?」

日焼けして真っ黒、こ汚い格好、とても日本人には見えなかったのでびっくりした。

北野さんは昭和19年生まれ、公立工業高校の教諭を引退。
日教組専従を長くやった由。
避寒目的で来タイ、2ヶ月間の滞在中。


バスはパークセーに到着、二人は同じホテルに宿泊する。

お互い一人旅、それじゃあと、パークセーから北野さんと一緒に世界遺産の「ワットプー」(注)に行くことになった。

パクセーの南約50キロ、メコン川を挟んだ対岸にあるクメール時代の大遺跡(ワット=寺、プー=山)。

(注)ワットプー:
ラオスに二つある世界遺産のひとつ。
ラオスの南部、タイとカンボジアの国境付近に位置するチャンパサックは、5〜15世紀にかけて繁栄した都市。

ワットプーはクメール人によって築かれたヒンドゥー教寺院遺跡で、現在は仏教寺院としてラオスの人々の信仰を集めている。

               *

翌朝パークセー市内のホテルから徒歩5分、川のボート乗り場に到着。
ここからワットプーのある街まで舟で行く。

そこにボートの出発を待つ一人の40歳位の白人女性がいた。
北野さんは直ぐに話しかける。

「Are you a tourist ?」、 「Yes」
「You look young for your age.」

「貴女は年より若く見えますね」

これを初対面で、相手の歳も知らないのに言うではないか。
独居老人、ここで早くもびっくり仰天!

当然話しかけられた女性は戸惑いの表情。



ボートは我々2人を除き白人旅行者ばかり(が乗船)。
二人がけの木の板に座る。 10人程度で満杯だった。

ヘビースモーカーの北野さんはボート走行中、休む間もなく吸い続ける。
後ろに座った二人は煙たかったかも?

何せ約2時間の船旅である。
横に座ったジジイは”煙にむせぶ舟” でぐったり。

              *

ボートが到着した所(船着場)は小さなホテルの裏側。

日本人2人だけは、ここから直ぐにワットプーへ出発する。
他はこのホテルの宿泊客で、皆さん夫々部屋に入る。



ワットプーまではツクツク(のようなバイク)で行く(約20分)。
入園料を払い、暑い中、広大なる庭園を歩く。

そして急勾配の石段を上り目的の遺跡(寺の仏像)に
到着(遺跡入口から約15分)。

 山の上から眺めるワットプー公園。
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(ここで北野さんは、売り子からビールを買って飲む)


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2008年2月初旬、62歳の独居老人。
下品・低劣ブログ故恥ずかしく、顔は伏せます。 お許しを。



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その帰途、北野さんは尿意を催し遺跡内で立ちション。
再びびっくり仰天。

その場所が遺跡公園の見通しのよいメイン道路、周りは池と庭だけで木々も少なく、遮蔽物がなかった。


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この道の端で立ち小便。
もうあと5分歩けば遺跡の出口で、トイレがあったのだが・・・。


運悪く、前方からファラン(白人)のカップルがこちらに向かって歩いて来た。

恥ずかしさを覚えたジジイは、ゆっくり北野さんを尻目に一人先に行く。

暫く歩いて後ろを振り返ると、立ちションを終えた北野さん、堂々の歩きタバコでジジイを追いかけて来る。


彼は、仮に平泉寺や明治神宮に行っても、場内で立ちション、歩きタバコをやるのかも・・・・?

               * *


この後北野さんと一緒にランチ、場所はボートが到着したホテルのレストラン。
偶々同じボートで来た欧米人8人ほどが食事中。

席がなかったこともあり、顔だけは知っていた彼らの大テーブルに合流することに・・・・・・・。


ここで北野さんはヌードルスープ(そば)を注文する。
そしてズルっズルっと大きな音を立てて食べる(びっくり)。

隣席のフランス人女性は、ボート出発前に北野さんから話しかけられた人。
彼女はまたもや戸惑いの表情(ジジイは彼女の相対の席だった)。

外国では、食事中のズルっズルの大きな音はマナー違反。
(音を立てると嫌がられますよー)


そばをすすり終えた北野さん、おもむろにタバコをプカプカ。
これにはオヨヨのびっくり仰天!

持参の携帯用灰皿に灰を落としながら、隣のフランス人女性に話しかける。 カタコトのブロークン英語で。


レストランは屋根付きのオープンとは言え、周りにはL字の箇所に建物がある。
仏人女性や他のファランはまだ食事中。

一人のファランが、これ見よがしにか? 外に出て喫煙を始める。
独居老人、知り合って間がない北野さんだけに、忠告することに
躊躇。

「外でお吸いになったら如何ですか」 と言えない。

              * * 


この北野さんとはパークセーで2度、2箇所のカフェーでコーヒーをご一緒する。

彼は2度とも、暑い!と言いながら着用のポロシャツを脱ぎ、胸がはだけた白の肌着一枚になるではないか。 (下は短パン)

これにはギョギョギョのびっくり仰天!
客はファランばかりのカフェー、街ではお洒落な高級店である。

一緒にいた独居老人、恥ずかしくなり、2度目の時は、

「肌着の代わりにTシャツを着た方がカッコいいですよ」 と言う。

彼は隣の土産店に行き T‐シャツを購入、着替えてから戻って来た。



立ち小便、喫煙、音を立てて食べる麺類(蕎麦)、肌着一枚姿、我々だって日常同じことをやっている。

しかし好々爺の北野さんの場合、TPO に問題がある。


独居老人と北野さんはパークセーでお別れ。
彼は南下してカンボジア入国、そしてタイに戻る行程。

ジジイはラオスをバスで北上、ヴィエンチャン(バス)→ルアンプラバン(ボート)→フェサイ → タイ入国チェンコーン(バス)→ チェンライへと旅を続けた。

そこでのお別れが、北野さんとは最後のお付き合いになった。

                 * *

あんな北野さんの行動にびっくり仰天する独居老人が大げさ、
おかしいのかも知れない。


When you travel,
remember that a foreign country is not designed
to make you comfortable.
It is designed to make its own people comfortable.

旅行をするのなら覚えておいてほしい。
外国とはあなたが快適に過ごせるように作られているのではなく、
現地の人々が快適に過ごせるように作られているのだということを。



海外に一歩でたら日本とは異質の世界。
周りには文化・習慣の異なる外国人がいる。


公共の場、例えばレストランで、
大声のお喋り。

卑猥な事を話す。

10人ほどのグループが風俗店の女性を誘い一般レストランに行き、総勢20人ではしゃぐ。 それも大声で・・・。

札片(びら)を切る、途方もない要求。

札束で現地の人の顔を叩くような振る舞いをする。


これらは、日本人、特に爺さんが発展途上国に行った時によくやる品行。 決して褒められた事ではない。

チェンマイでも見かける日本人の光景だ。


自宅ではだらしなくても外ではカッコよく、
マナーを守り、海外で楽しく過ごしたいもの。




旅の恥は掻き捨て?



こりゃダメだ。

チェンマイって ホントいいですね! 




posted by チェンマイ華麗なる独居老人 at 07:39| Comment(4) | 旅の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする