チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐119(嘘のタイ日友好)
健康な人には病気になる心配があるが、
病人には回復するという楽しみがある。
寺田寅彦(物理学者・随筆家)
つい先日、友人Fさん(71歳)と夕食をご一緒する。
Fさんは病院からの帰り道で、当然病気の話となった。
Fさん曰く:
「白内障の手術をやるんです。今日手術日も決めてきました。
左眼は日本で手術したんですけどね、右眼を残してチェンマイに来てしもて・・・・・。
やっぱり見えんようになりましたわ。
霞んでしもうて何を見るのもキツいんです。
日本人通訳が居る2つの病院に行きましてな。
事前調査ってやつ、料金とか色々訊いてR病院に決めました。
個室に1泊して45,000バーツほどかかるそうです。
今日行って手術する医者と会いましてな、検査などしてもろたんですわ。 今日の検査料は、通訳代含めて600バーツ。
思ってたより安かったです。
この際やからついでにAIDSの検査もしてもろたんです。
ほれ見てくんなはれ、NEGATIVE、陰性でっせ。
AIDSの検査代は440バーツ、これにプラス通訳代250バーツ、計700近くかかりましたけど・・・・・・、安心料ですわ」。
堅物のFさんにはしっかり者のタイ人の奥さんがいる。
それでいてAIDS検査。
何のことやら、何か思い当たる事があったのかな?
* *
こんな話で盛り上がってこの夜食べていたのは韓国料理。
店名「マポガーデン」、場所はポンピンタワーホテルの前。
北タイ情報紙「Chao」の地図(G‐5)
店の看板

店の入口

店内

カルビ焼肉2人前380バーツ、Beer Chang大瓶100B。

こんなにたくさん付いて来る、さすが韓国料理。
(これらの料金は、上記カルビ380バーツに含まれる)

ニンニク、海苔、サラダ、左は卵とじ(かな)等も。

御代わりはFree。 豆腐が美味しかったので・・・・。

(追記: 2016年9月15日)
上記レストランは既に閉店、 営業しておりません。
* *
手術後は、Fさんの水晶体は左眼日本、右眼はタイとなり、両眼でタイ日合作、友好の絆が実現する。
しかし両目で余りにはっきり見え過ぎちゃうと、40半ばの奥さんの皺くちゃ顔が・・・・・・・。 大丈夫かな。
病人には回復するという楽しみがある。
Fさん、回復したら両目で奥さんの顔をじっと見つめ、真剣な眼差しでこう仰ってください。
「お前って、こんなに美しい女だったのか!」
これこそ嘘も大嘘、 ”嘘も大便” と言う。
そう、両目でタイ日の絆を強固にし、嘘も大便で「家庭内タイ日友好」の促進です。
Fさん、手術の成功、祈ってます。
チェンマイって ホントいいですね!