チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐95(音楽漬け)
音楽とは、
男の心から
炎を打ち出すものでなければならない。
そして女の目から
涙を引き出すものでなければならない。 ベートーヴェン
一昨日(10/25)の Saturday Night、いつもの通り一人で
「ロータスホテル」へ行く。
目的は、チェンマイ在住のピアニスト、Atsuko SetaのPiano Recital。
入場券(上)300バーツとプログラム。

独居老人、瀬田厚子Recitalは今回で3度目。
この日の演奏曲目はベートーヴェンのソナタ。
プロフィールを読むと、瀬田さんは1977年大阪教育大学音楽学部ピアノコース卒、その後海外、日本で活躍、2008年からチェンマイへ。
現在、演奏活動の傍(かたわ)らパヤップ大学の客員教授として指導にあたる。
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早く会場に着きすぎたため、同じ敷地内にあるセンタン(Central Kad Suan Keaw)の地下レストランに行き、ビール1本(大瓶で60バーツ)を飲む。
ここにはライブがあり、のんびり演奏を聴く。
ベンチャーズのパイプラインまで飛び出し、ジジイは早くもご機嫌。


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開演時間7:30の10分前にホテル内会場に到着。
既に大勢の観客が席を埋めている。

大半がファラン(欧米人)の客。
何せプログラムの説明文は全て英文、日本語は曲目だけがポツリと見えるだけ。
瀬田さんのステージでのお喋りも英語、日本語なし。
タイの若者もかなり来ている。

瀬田さん登場、御年60近いとは思えない程若々しく美しい。
オット、女性の年は言っちゃダメかー。
ご亭主も音楽家(声楽)、女房の尻に敷かれぱっなしらしいが、この美貌ならどれほどに敷かれても嬉しいはず。

ベートーヴェン、「悲愴ソナタ」「月光ソナタ」「熱情ソナタ」、ポピュラーな曲が多く誰にも楽しめるリサイタル。
アンコールに応えてこれまたポピュラーな曲「エリーゼのために」、これはザ・ピーナツのヒット曲「情熱の花」の原曲、選曲が上手い。
そのダイナミックな演奏に”ジジイの心から炎が打ち出る” ばかり。
尚、来年のAtsuko Seta Recitalは、同じくベートーヴェンを弾くとの事。 楽しみだ。
ではこの夜瀬田さんも弾いた「悲愴第二楽章・別れの曲」、
お暇ならYoutubeでどうぞ(下をクリック)
http://www.youtube.com/watch?v=lmITNnSDYgM
(注)「悲愴」はチャイコフスキーの作品にもあり、「別れの曲」はショパンにもある。
ここでショパンの「別れの曲」とベートベンの「別れの曲」を比較してみよう。
お暇ならどうぞお楽しみください。ショパン、下をクリック。
http://www.youtube.com/watch?v=0gM4dWVc0fM
コンサートを終えて直ぐに行った先は、センタン地下のレストラン。
購入したクーポンの残りを払い戻さず出て来てしまったから。
着いたら閉店10分前、クーポン売り場は既に閉まっていたが、ビール売り場の店員さんが払い戻しに応じてくれた。
クーポンの有効期限は購入日まで。 店員さん、ありがとう。
今宵はジョン・トラボルタのヒット作(映画)の如く Saturday Night Fever、次に向かった先はターペ門広場。
ここでもライブをやっている。




「Ending Aids」とあるから、エイズ撲滅キャンペーンか。
コンドームの無料配布があるかと期待したが、何も出なかった。
こっちが寄付しなきゃあね。
こんな日もある音楽漬けのSaturday Night、音楽好きには堪(たま)らないチェンマイの夜だ。
音楽で締めよう、この日はベートベンと言う事でこれ。
「Roll Over Beethoven」 Chuk Berry 1972年ライブ。
http://www.youtube.com/watch?v=2ykCYwhfdMs
クラシック良し、ロックンロール良し、楽しい、言う事なし、最高!
もう耳にタコが出来たましでしょう。
ここに愛しいカノ女が一緒におってくれたら・・・・・・・。
独居老人、やはり一人寂しい夜だった。
チェンマイって ホントいいですね!