チェンマイ独居老人の華麗なる生活‐87(お先真っ暗)
Turn up the lights,
I don't want to go home in the dark.
ランプの灯りを大きくしてくれ。
暗闇の中を通って家に帰りたくはない。
O・ヘンリー(米国の作家、短編の名手)
昨日(10月15日)午前、リンピンスーパーへ買い物に行った。
調達品を持ち、レジの近くまで来て気が付いた。
財布は家の中、持って来ていない。
籠に入れた食料品などを元の棚に戻して歩く。
もううんざり。
自宅のあるアパートに引き返し、部屋に戻るべくエレベーターに乗った。
突然途中でストップした、と同時にエレベーター内は真っ暗になる。
真っ暗闇に閉じ込められた独居老人、たった一人で恐怖に襲われた。 こんな感じ。

”右も左も真っ暗闇じゃござんせんか”
お暇なら懐メロヒット、鶴田浩二、Youtube(3分)
「傷だらけの人生」です。
http://www.youtube.com/watch?v=NyCG6epl1m8&noredirect=1
しかし直ぐに照明だけは点灯、だがエレベーターは動かない。
ボタンの1階を押してもどの階を押しても動かない。
いやあー怖い、困った。
こういう時、もし口説きたい女性が一緒なら絶好のチャンス。
「きゃっ、こわーい」とジジイにしがみつく女。
「心配要らないよ、オレがいるじゃないか」なんて事言いながら、おもむろに抱きしめる独居老人。 そして甘い接吻。
二人の世界、エレベーターの停止時間が長ければ長い程いい。
(こんな事を想像するようじゃ、余程ロマンスに飢えてるんだなあ)
しかし待てよ、ジジイの股間周辺には弱さがある。
尿意を催したら我慢出来ない。垂れ流してしまう。
最悪は腹痛、下痢でウンコを漏らす状態になった場合。
狭いエレベーター内、彼女の前で脱糞したら二人のロマンスは一巻の終わり。
そう考えると閉じ込められたのはジジイ一人で良っかたか。
エレベーターの長い暗闇を抜けると1階であった。 (川端康成の感じ)
1、2分後にエレベーターのドアが突然開いた。
そこは1階、アパートのスタッフが笑いながら、何やら言う。
笑ってる場合じゃないよー。
チョッとした停電、ホント一時はどうなるかと思った。
* *
明るい道路を走って行った作日のランチはタイめし屋。
場所は北タイ情報紙「Chao」の地図(F‐5)
Meridien Hotelからロイクロ通りを西へ歩き、小川を渡って右折して10m左側にある。

道路脇でポークやチキンを焼いている。


店の入口

店内

店員さん

この店員さんはジジイに気がある。
忙しい中でもジジイの席に来て、ご飯は要る?なんて訊く。
持ち帰りの場合などは、ヘルメットでジジイの顔が見えないにも拘らず、「ムーね」と言って直ぐ用意し始める。

残念ながらジジイのタイプじゃない。
この日食べたのはムーヤーン(ポークBBQ)50バーツ。
Beer Chang大瓶:65バーツ。

サラダバーもあり、取り放題。

メニュー表

* *
毎日何の予定もなくスケジュール帳はお先真っ白、
カノ女見つける当てはなく、一人暮らしはお先真っ黒。
寂しい1日がこんなんで暮れた。
仕様がない、満足しよう。
楽だらけの人生
チェンマイって ホントいいですね!